【バスケ(男子)】最高の笑顔でフィナーレを/リーグ戦第22節vs江戸川大

最終戦に迎え撃つはオーマ・エリック・ジャガニー擁する江戸川大。ジャガニーを中心としたインサイドでの攻撃は慶大がこのシーズンを通して苦戦してきたタイプであり、1巡目では第4Qまで競り合う展開をしたものの最後の最後で突き放されて敗戦したという、苦い思い出のあるチームだ。既に3部への降格が決まってしまっているものの、最後に勝つか負けるかでは1年間の締めくくり方が大きく変わってくるだろう。ここまで積み重ねてきた長い長い道のりの最後の40分。4年生にとっては学生生活、あるいはバスケットボール人生最後の戦いとなる。雪辱を果たし、笑顔で最後のブザーを迎えることはできたのだろうか。

2019/11/09(土) @国士舘大学多摩キャンパス

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第22節vs江戸川大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

1815

20

2780
江戸川大17

13

251671

慶大スターティングメンバ

 

#4 山﨑純 (総4・土浦日大)

 

#5 髙田淳貴(環4・城東)

 

#6 工藤翔平(政4・慶應)

 

#7 泉友樹雄(経4・慶應志木)

 

#10 岩片悠馬(環3・広尾学園)

試合の主導権を掴むため、良い入りをしたい第1Q。慶大最初の得点は、副将として慶大の大きな得点源として奮闘してきた髙田の3ポイント。その後もシュートタッチの良い髙田がジャンプショット、3ポイント、ジャンプショットと4連続得点の活躍を見せ攻め気を見せる慶大。ジャガニーにインサイドでの得点を許してしまうものの、泉や蛇谷幸紀(環1・近大付属)が得点を重ねる。このQの終了間際、江戸川大に優位な空気が流れるものの、髙田・山﨑のWエースが落ち着いて得点を決め1点リードでこのQを終えた。

髙田は驚異の35得点

点差を広げ気持ちに余裕を持ちたい第2Q。山﨑が開始早々にインサイドでジャンプショットを決め、江戸川大を引き離すかと思われた。しかし両者攻撃の足が止まり江戸川大が立て直して連続得点を決めるものの、慶大は攻撃を得点につなげることができないまま逆転を許してしまう。山﨑が獲得したフリースローでようやく気持ちを切り替えると、その後は工藤がディフェンスで奮闘。工藤のスティールから髙田が速攻でレイアップをカウント。泉の巧みなアシストを受け髙田・工藤が連続して得点を決めると、ここぞとばかりに山﨑が3ポイントを決め再び主導権を握った慶大。江戸川大に3ポイントを返されるも、山﨑がもう一度3ポイントをカウント。その後は両者得点が決めきれずお互い我慢の時間が続いて前半を終えた。

工藤はスティールに3ポイントに大活躍

第3Qを3点リードで迎えた慶大だったが、開始1分半で江戸川大に逆転を許す。それでも髙田がタフなレイアップ、3ポイントを連続で沈め、その後もステップバックを決めるなど、相手にリードを許さない。中盤では、積極的なオフェンスで岩片がレイアップを決め、工藤が代名詞の3ポイントをヒットするなど相手に食い下がる慶大。江戸川大にインサイドのディフェンスで翻ろうされながらも、結果的には2点ビハインドでこのQを終えた。

泉は要所での得点と得意のアシストで躍動

泣いても笑っても最後の第4Q。相手ガードの巧みなステップで中盤までにまさかの10点リードを許してしまう。3部降格が決定してしまった今季の慶大は、終盤で粘り切れず、わずかな点差で敗戦を喫することを繰り返してきた。最終戦も――。そんな不穏な空気が会場に漂う。だが、そんな慶大のピンチを救ったのはこの試合で引退となる4年生だった。髙田がジャンプショットを決めれば、工藤が3ポイントを沈める。山﨑がスティールからカウンターを決めれば、泉がジャンプショットを確実に沈める。4年生の活躍で慶大は2分25秒で18点のランを見せ、瞬く間に逆転に成功した。その後は、この代始まって鍛え続けてきたディフェンスで相手を制圧。見事に最終戦を勝利で飾った。

相手も唸る山﨑のシュート

春の早慶戦で勝利し、1部昇格を目標に掲げ臨んだ今季。リーグ戦としては、3部降格という悔しい結果に終わった。だが、最終戦で見せた慶大の「意地」。特に最終Qで4年生が見せたプレーは圧巻だった。その証拠に、慶大が4Qで挙げた得点は驚くべきことに全て4年生によるもの。これが、来年から慶大バスケ部を担っていくことになる下級生に大きな影響を与えたのは間違いない。甲谷が「ゼロからのスタート」と語った新チームにも、今日の4年生が体現した慶大の矜持は脈々と受け継がれていくはずだ。今年の悔しさを胸に、長い冬を超えたとき、慶大バスケ部は大きく成長した姿を見せてくれるだろう。今から楽しみで仕方ない。

※下級生のシーズン終了インタビューは後日掲載します。

(記事・写真:船田千紗、染谷優真)

 

山﨑純(総4・土浦日大)
――試合を振り返って
前半3点差で折り返して、3Qで逆転されて、今年の今までだったらそこでズルズルいっていたのですが、今日は最後の試合ということで最後の4Qで逆転して、全員で走りきって勝てたのは、この1年間やってきたことが最後に出せたからなのでよかったと思います。

――どんな40分間でしたか
慶應の4年間でお世話になった人たちへの恩返しでもあるし、小学校から色々な人にお世話になってきて、福岡でプレーしたり茨城に行ったり本当に両親をはじめとして色々な人にお世話になったので、最後の締めの学生最後の試合として絶対に勝ちたかったので、本当に勝ててよかったです。

――得点が動かない我慢の時間の多い試合でした
本当にもうディフェンスで守り切ろうということで、最後の勝負所の4Qでディフェンス頑張ることができて、点差を離すことができたので、そこがディフェンスを頑張ることができたのが勝因だったと思います。

――今日も40分間コートに立ち続けました
リーグ戦の22試合目ということで、体も疲れていたのですが、今日やりきってしっかりと終わろうと思っていたので、きつかったのですが短い40分間でした。

――最後サークルではどのような話をしましたか
結果を見ると3部に落としてしまって、4年生としてもキャプテンとしても本当に申し訳なく思っていたので、そこを伝えたことと、それでも最後まで付いてきてくれて、早慶戦の勝利だったり、今日の最後の試合だったり、後輩たちが付いてきてくれたおかげでいい思いをさせてもらったので、本当にありがとうということを伝えました。

――最後に
本当に慶應に入ってからの4年間というのは、バスケだけで見ると結構苦しい時期の方が多くて、なかなか勝てない時期が続いたのですが、同期だったり先輩後輩が支えてくれて4年間頑張ることができたので、本当にありがとうと伝えたいのと、4年間の最後を今日の勝利で収められたので、嬉しいです。

 

髙田淳貴(環4・城東)
――試合を振り返って
引退する試合になると分かっていたので、なにがなんでも勝ちたいと思って、苦しい時間もあったのですが本当に4年生の意地というか、今までにないプレーも沢山出ていましたし、落ちてはしまったのですが最高の終わり方ができたんじゃないかと思います。

――髙田選手にとってどのような40分間でしたか
12年間続けてきたバスケの本当に最後の40分だったので、勝ち負けもそうですし、プレーの面でも自分ができることというか、絶対に出し切って引退しようと思っていたので、プレーの方でも勝敗の方でも最後上手くいったのではないかと思います。

――ご自身のプレーに点数をつけるとしたら
最後なので、100点でお願いします!(笑)

――ミーティングでは話されていなかったようですが、副将として伝えたいことはありますか
今日の最後の試合展開が4年生が軸がなって追い詰めたというのもそうなのですが、やっぱり来年以降自分と山﨑が抜ける中で、サイズ的にも経験的にも厳しい1年間にはなると思うのですが、今年1年間ですごく良い経験を部員一同してくれたと思いますし、力は絶対についてきていると見ていて思っているので、思い切ってやって欲しいと思います。

――最後に
今日が4年間の集大成で、思い残すことなく追われたので、本当に最高のバスケットボール人生だったと思います!

 

工藤翔平(政4・慶應)

――今日の試合を振り返って

本当に最後の試合で勝ちという形で、リーグ戦としての結果は3部降格だったのですが、最後の集大成として勝てたことは本当に良かったと思います。

 

――どのようなお気持ちで今日の試合臨まれましたか

最初のサークルで山﨑が、良い意味で失うもの何もない、思い切りプレーしようって言っていて、本当に最後なので後悔の無いように終われるように今日は思いっきりプレーしました。

 

――ご自身のプレー振り返って

良くも悪くも自分らしさが出たんじゃないかなと思っていて、スティールや、オフェンスリバウンドの部分、そこは今日の試合でも出せたことであったし、シュートも外す悪いところも出てしまったんですけど、それも含めて自分らしかったのかなと思います。

 

――4Qで大逆転できた要因は

やっぱりディフェンスでリズム作れたので、早慶戦とかでもディフェンスでリズム作って勝てたチームだったので、最後その慶應の良さというか、それが出て逆転につながったのかなと思います。

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