慶應スポーツ新聞会

【ボクシング】早慶戦前企画/早慶1・2年対談 武智×松村×金×篠宮

左から篠宮、金、武智、松村

第63回早慶ボクシング定期戦がいよいよ今週末12月8日(日)に開催される。歴史あるこの試合を迎える前に、今年も早慶戦前企画を実施することとなった。第一弾は、新しい試みとなる早慶1・2年生対談をお届けする。慶大から武智琉馬(環2・新田)と松村和弥(総1・浅野)、早大から金泳侯(政経2・韓国ソウル)と篠宮拓武(教1・成蹊)が集い、それぞれが抱く先輩に対する印象や、早慶戦に向けての熱い意気込みなどを語り合ってもらった。

※この取材は2019年11月3日に行われたものです。

 

 

──早慶戦前企画として、1、2年生対談が行われることをどう思われましたか

武智:今まで上級生の方々が企画をしてくださっていたので、その企画に1、2年生ながら参加できるというのはそうそうない経験ですし、誇らしくうれしい気持ちはありました。

篠宮:僕も同じで歴史がある早慶戦の前企画に(早大を)代表して自分が参加できたのはうれしいです。

 

──みなさんがボクシングを始めたきっかけは

松村:自分は中学1年生の時に、学校の担任の先生がボクシング部の顧問で、誘われたのがきっかけです。

武智:慶應の中で一番ボクシング歴長いんじゃない?

松村:歴で言ったらそうですね。

:私は大学から始めました。プロボクシングがとても好きで、興味があったので一回やってみようと思って。

篠宮:自分も大学始めです。高3の時、テレビでボクシングを観て、自分もリングに立って殴り合いをしてみたいな、強い人間になりたいなと思って、大学に入ったらボクシング部に入ろうと決めました。

武智:僕は高1からボクシングを始めました。中学の先輩から誘われて、体験に行ったら楽しくて、殴るという行為が楽しくて、めったにない経験だなと思って始めました。最初は避けるのがかっこいいと思っていたので、自分でやってみたいと考えたのもきっかけです。

 

──大学でのボクシングはいかがですか

武智:大学でボクシングをやってみてどうですか?

篠宮:殴るのもそうですけど、殴られるのも楽しいなと思います。

一同:(笑い)

篠宮:昨日のスパーリングで先輩のパンチで(目の上に)青アザを作ってしまったんですけど、目が腫れてちょっとうれしかったです。ボクシング部に入って、自分のM気質に気づきました。

武智:殴られたら痛くないですか?

篠宮:三輪(裕之=文3・鎌倉学園)さんに結構やられたんですけど、楽しかったです。痛いより楽しいが上回ります。

松村:絶対に殴られたくないですけどね…。

武智:普通そうだよな。殴られたらちょっとイラっとする(笑)。

 

殴られたらうれしいと語る篠宮(左)

──殴られたらうれしい方って、他にもいらっしゃいますか

武智:あんまり聞いたことないですね。打たれ強いという方はいますけど、打たれるのが好きという方は初めてお会いしましたね。

一同:(笑い)

:私は最初、(ボクシングをするのが)すごく怖かったです。でも初めてのスパーリングで3回ダウンをもらえたので、私は練習をすればボクシングが(もっと)できそうだなと考えました。

 

──お互いの部のイメージは

篠宮:リーグ戦の時、僕は1年生なので当番をして(慶大の試合を)見ていたんですが、やはり2部で上位にいるので差があるなと思いますし、早稲田は大学始めがほとんどなので今は雲の上の存在です。でもいつかは追いつきたい目標でもあります。

松村:先ほど話した高校の先輩である淡海(昇太=H29卒)先輩のイメージが強いです。

武智:僕はまだ2年ですけど、大学始めの方が多い中、僕らみたいな高校から始めたような選手にも食らいついてくるイメージがあるので、それだけ練習量を積んでいて、気合がある学校なんだなと思います。

 

──ではご自身の部の先輩に対して抱くイメージは

武智:慶應はフレンドリーな方が多いなと思います。縦のコミュニケーションに積極的で、話しかけてもらったり、ご飯に連れて行ってもらったりしています。

松村:確かに、そうですね。

武智:1年と4年仲良くない?

松村:はい、仲良いです。

武智:学年は離れてますが、盛んにコミュニケーションを取ってますね。そちら(早大)はどうですか、先輩方は?

篠宮:僕たちも似ているんですけど、先輩たちはよく笑わせてくれます。減量中とかしんどいときも笑わせてリラックスさせてくれるので、めちゃくちゃ偉大です。

:早稲田は4年生がいないので、3年生の先輩たちがみなさんキャプテンみたいです。

 

──みなさんがなりたい先輩像は

松村:やはり強い男ですかね。

武智:さすが、顔が物語ってる。自分の戦績や背中で引っ張っていける先輩はかっこいいと思ってます。

松村:しのごの言わずについてこい、みたいな。

武智:あまり語らず、寡黙にね。

篠宮:僕もそう思いますね、男なので。

武智:あと僕的には結構後輩と話したいですね。背中で語っていても、全く喋らないということはないと思うので(笑)。間違ったことは指摘して、それと同時に自分も成長していきたいです。僕ばかり話してますが大丈夫ですか?(笑)

篠宮:全てを語ってくれました。完璧です。

 

理想の先輩像は「強い男」だと語る松村(右)

──現在の部の仕上がりはいかがですか

武智:部内の実戦経験が増えてきたのは慶應としては大きな部分だと思っています。よくプロジムや他の学校に出向かわせていただいているので、今までよりかは対人練習や経験が増えていて、個人のレベルが上がると部内のスパーリングのレベルも上がるので。

松村:まとまりがでてきたかなと思います。高校まで個人戦ばかりやっていましたが、(リーグでの)団体戦はより力が出るような気がします。

篠宮:早稲田は夏に監督が変わってから、スパーリングの頻度がすごく上がりました。スパーリングの方が緊張感が生まれて良いです。また、早明戦など部全体で戦う試合が今年は特に多いので、チーム全体のまとまりや、練習での声出しも増えて、今は活気があっていい感じですね。

 

──練習メニューのお話がありましたが、好きなメニューはありますか

武智:対人練習が好きですね。結構ガンガンスパーリングをやっていきたいタイプなので、実際の試合に近い練習が好きです。(松村は)階級が近いのでやろうと言うんですけど、全然やってくれないので物足りないです(笑)。

松村:武智さんは強いので(笑)。

武智:やっぱり基礎練習よりも対人練習の方が楽しくないですか?

篠宮:間違いないです。殴られるのも好きなので(笑)。でも一番好きなのでサンドバックラッシュです。

武智:本当ですか?

松村:絶対嘘だ。

一同:(笑い)

篠宮:思い切り声出しながら打って、終わった後はめちゃくちゃ清々しいですし、みんなで声を出しながらやるのはまとまりも出るので楽しいです。

武智:本当ですか…。メニューにあっただけでその日一日萎える(笑)。

松村:高校の時すごいやってました。

武智:まじかーってなってた。

松村:試合の2週間前くらいになるとメニューに加わるんですよね。

武智:(金選手は)どうですか?

:今やっているディフェンス練習が一番大事なので、練習するのは楽しいです。

武智:相手のパンチを防げるとうれしいですよね。

:かっこいいです。

武智:ですよね、気が合う!

 

──反対に嫌いなメニューは

武智:ロードワークですかね。

篠宮:僕もロードワークです。あ、でも階段ダッシュですかね。雨の日はやるんです。

武智:とにかく走りたくない。

篠宮:減量中とか階段ダッシュ絶対やりたくないです。

武智:僕は走るのが嫌いなので、ロードワークや階段ダッシュが嫌いですね。もしかして満場一致ですか?

:私も嫌いです…。

 

──オフの日の過ごし方や、リフレッシュ方法は何ですか

篠宮:俺はとりあえず食べることですね。減量中じゃなかったら、毎昼1キロ以上食べないと気が収まらないです。高田馬場にある伝説のすた丼屋で丼2杯とか食べます。

武智:え…。

松村:自分ラーメン屋でアルバイトをしていまして、メニューですた飯があります。

一同:(笑い)

篠宮:それ偽物です。

松村:一応うちの店としては先らしいです。すた飯どんどんって知ってますか?

篠宮:いや、知らないです。

武智:「すた飯」と「どんどん」が混ざってきたよ!

松村:結構キッチンに入るので作ってます。

武智:それでリフレッシュ?

松村:いや、リフレッシュにはならないですね、超混むので。

武智:そうなんだ(笑)。僕は寝ることが一番リフレッシュできますね。月曜日がオフなので、日曜日の練習が終わった後は12時間以上寝てることもあります。

:私は行ったことのない場所に行くのが好きです。例えば先週はここ(早稲田)から近くにある公園に行きました。

篠宮:楽しいんですか?

:散歩をしています。

一同:(笑い)

:音楽を聴きながら…。

松村:渋いですね。自分も結構公園で座りながらぼーっとしているんですけど、結構リフレッシュになりますね。

武智:それは大学1年生に見えないよ(笑)。

 

独特のリフレッシュ法を語り合い、和気あいあいとした雰囲気だった

──今後について、目標はありますか

武智:卒業後の目標は全く見えてないですね。まだやりたいことやなりたいものを探している途中です。最近はそれについて考えることが多くて、自分は何がしたいのかなと。

篠宮:僕はボクシングはこの4年で燃え尽きて、部活を引退したら筋トレをしてガチマッチョになるのが楽しみです。今は無駄な筋肉をつけられないので。

:私はまだ考えてないですね…。

松村:僕はボクシングと一緒で、打たせずに打つ、みたいな。

武智:何言ってるかわかんないよ(笑)。

 

──ここからは早慶戦のお話に戻ります。早慶戦はどんな試合だと考えていますか

松村:リーグ戦は後楽園ホールで戦うので、すごく華がある試合なんですけど、早慶戦も歴史があるし、違った華があります。

武智:早慶の体育会に入ったら早慶戦に出るっていうのはひとつの目標にはなると思います。特にボクシング部は(早慶戦の)時期が遅いので、いかに良い結果を残して一年を締めくくるか、という試合ですね。

篠宮:この前の早明戦でも感じたんですけど、リーグ戦やトーナメント戦とは違って、応援部やチアも来てくれて、準備が大変だし、いろんな方に支えられている試合だなとひしひしと思います。

:早慶戦は長いヒストリーがあるので、とても大事な試合だなと思いますね。

 

──早慶戦に向けて意気込みをお願いいたします

松村:今シーズンを締めくくる試合なので、良い結果を残して終わりたいですし、しっかり頑張りたいです。

篠宮:自分はまだ一年で出られないんですけど、その分先輩方を死に物狂いでサポートするという思いが一番強いです。

:実は去年、自分は早慶戦で完全に負けました。やはり2部と3部は差があるなと思いましたが、今回自分とチームをしっかり信じて戦いたいです。

武智:全力で臨むのはもちろん、お互いにしのぎを削って、スポーツマンシップを持って正々堂々と戦えたら良いなと思います。

 

──ありがとうございました!

(記事:津田侑奈

 

 

武智 流馬

慶應義塾大学環境情報学部2年。愛媛・新田高校出身。

 

松村 和弥

慶應義塾大学総合政策学部1年。神奈川・浅野高校出身。

 

金 泳侯

早稲田大学政治経済学部2年。韓国・ソウル出身。

 

篠宮 拓武

早稲田大学教育学部1年。東京・成蹊高校出身。

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