慶應スポーツ新聞会

【ラクロス(女子)】〈卒業記念企画〉4年生ラストインタビュー


19シーズンは関東FINAL4で立大に敗れ幕を閉じた

19シーズンは関東FINAL4で立大に敗れ幕を閉じた

「一戦一勝で日本一」を目標に駆け抜けた慶大女子ラクロス部の19シーズン。ルール改正の影響を受けて始動直後は結果の出せない時期が続く中、4年生を中心に少しずつチームは一枚岩となり、一時は絶望的とまで言われたFINAL4進出を勝ち取った。目標とする日本一には到底及ばなかったものの、苦しみもがきながら築いたものは次なるシーズンの礎となるはずだ。今回はそんな苦境続きの19チームを懸命に支えた4年選手たちの最後のインタビューをお届する。卒業を迎えた彼女たちに、改めて4年間のラクロス部での活動を振り返っていただいた。

 


 

G#5西村佳子副将(政4・東京女学館)

西村副将は正ゴーリーとして後方からチームを支えた

西村副将はゴーリーとして後方からチームを支えた

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

友人と旅行に行ったり、時間のある時は母校のラクロス部の練習に行ったりしています。最近では、ミャンマーにラクロスを普及する活動に参加しました。

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

全ての合宿や試合に“最後”とついてしまう寂しさを感じながらラクロスのことだけを考えて突っ走った1年でした。色々な気持ちを味わって、一言では言い表せないくらい、濃くて忘れられないラストイヤーになりました。結果として日本一は取れなかったことはずっと悔しい記憶だけど、チームとして大きく成長出来たことを誇りに思っています。

 

――副将として、正ゴーリーとしてご活躍された19シーズンで最も苦労されたことは何でしたか

シーズン当初、勝てない試合が続いた時期は、先輩方が引き継いできた慶應ラクロスの強さを私達も見せなければという思いと、勝てていないチームの現状のギャップに焦って、副将としてトップチームのメンバーとして責任を感じていました。今は、あの状況を打破しようと試行錯誤した時間は無駄じゃなかったと思っています。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

あっという間のようでちゃんと長かった4年間でした。何かにここまで夢中になったのは初めてという位、練習すればする程出来るプレーが増えるのが楽しくて、気づいたら常に生活の中心にラクロスがありました。

また日本に留まらずアジアやアメリカといった世界のラクロスに触れる事が出来たのは慶應ラクロスならではだと思っています。部での活動を支えて下さった沢山の方々には、本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

1年生の頃と比べると、精神的に成長できたと思います。伝統ある慶應ラクロスの看板を自分が背負っていることを自覚して生きる様になり、そして春幹部や副将という役職を通して部内でも1つ1つの言葉や自分の行動が周りにどんな影響を与えるのかを考えて、自分自身を客観視しながら行動するようになりました。今後の人生に活かしていきたいです。

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

一番印象に残っている試合は、去年の成蹊戦です。あの試合は19チームの大きなターニングポイントで、チームで掴んだ大きな勝利だと感じています。仲間を信頼してフィールドに立ち、FINAL4へと繋げる事が出来、本当に嬉しかったです。

そして同じ位に思い入れがあるのがASPACです。それまで代表に選出された先輩方を見てきて、遠い存在でありながらも同時に諦めきれない、自分の中の憧れでした。最後の年に代表としてASPACに出て優勝出来てよかったです。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

今の私は同期があってこそだから、本当に感謝の気持ちしかないです。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

何が何でも、20チームで日本一をとってくれると信じています。

チームが終わってから後悔する事がないように、やりきってほしいです。

 

――最後に一言お願いします

ケイスポの皆様、ありがとうございました。

 

 

G#8青山芽生(政4・慶應湘南藤沢)

西村とともに慶大のゴールを守った青山

ここ一番でのセーブが光った青山

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

進路に向けた勉強、アルバイト、旅行に時間を使っています。様々な職種のアルバイトをやってみて世の中にはこんな仕事もあるんだという発見があったり、旅行で各地を訪れることで知らない世界を見れたりして、自分の知見が広がっていくことに楽しさを感じています。

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

ラストイヤーほど、何かに必死になって取り組むことは、後にも先にもないと感じています。引退してから燃え尽きたような感覚があったので、それだけ熱量があったんだなと実感しました。毎年様々な思いでシーズンに挑んでいましたが、やはり自分たちの代にかける思いやこのチームで勝ちたいという意気込みは強かったです。それはどの選手もそうだと思うので、例にもれなかったという話なのですが、自分にとっては人生において必要な様々な感情を覚えることができた年だったと思います。喜怒哀楽、後悔、悔しさ、感謝、、、得たものが大きすぎて、数えたら切りがありません。

 

――19シーズンは西村選手と共に慶大のゴーリーを務めましたが、ご自身の活躍を振り返って

彼女と私はよく「ニコイチ」という風に言われていました。その名の通りですが、2人で慶應のゴールを守るという役割があるということです。スポーツには勝敗があって、チーム内にもその試合にでるための競争があり、誰だって自分が試合に出て活躍するんだという想いをもってこの部活にいると思います。私自身も、スタメンとしてフィールドに立つことを目標にし、その為に日々練習を重ねていました。しかし、それと同じくらい大切な「日本一をとる」というチームの目標がありました。そのチームの目標を達成するために自分にできることは何か、2枚目としての役割は何か、自分の目標と葛藤しながらシーズンを過ごしました。質問にある自身の活躍というものを言葉にすることは難しいですが、彼女がいたから私も最大限の力を発揮できたと思いますし、それだけ信頼しているパートナーです。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

4年間を経て、ここで出会った人や経験したことはこの先もずっと大切にしていきたいと素直に思っています。しかし、4年間という長い間には辛かったことが半分くらいあるのは確かで、続けられるか不安になったこともありました。1、2年生の頃、原因不明の体調不良が続いて、試合を欠場したり大切な試合の応援に行けなかったりということが多々ありました。たくさんの人に迷惑をかけ続け、自分自身のモチベーションも下がり続けていた時に、励ましてくれたのはラクロス部でした。先輩、同期、後輩が待っているよと声をかけてくれ、コーチは練習あるのみと見捨てずに指導してくれました。4年間部活をやってこれたのは他でもないラクロス部の皆さんのおかげです。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

1番の成長は「悔しい」という気持ちを覚えたことです。何かに一生懸命取り組むことはあっても、もともとの性格もあって、誰かに負けたから悔しいという感情は覚えたことはありませんでした。とにかくがつがつとした競争精神がなく、人と争うことが嫌いでした。

この部活に入ったのは、そんな自分を変えたかったからというのもあります。日本一を目指す慶應ラクロス部で、もまれながら挑戦してみたいという想いがありました。実際に4年間を通して、人と争うことが嫌いだった自分でも、「絶対に負けたくない」「自分が試合に出たい」と思えるようになり、「悔しさ」は原動力に変わるということを知りました。

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

ラストイヤーはもちろん印象に残っているのですが、私が4年間で1番印象に残っている試合は2年生最後のVリーグ決勝戦です。決勝の2枚目としてベンチに入り、いつでも出場するつもりでいたのですが、私は結局1秒もフィールドに立つことができませんでした。その時、なぜ自分が出れなかったのかということばかり考えて、悔しかった私はコーチにその理由を聞きました。すると、「経験させるという選択肢ではなく、チームが勝てる選択肢ととった」と言われ、この言葉がとても胸に刺さりました。私は、自分が出るか出ないかということばかり考えて、チームのために自分が何をすべきかということを何も考えられてなかったことに気付きました。この試合は、自分がゴーリーとしてチームにどう貢献できるか考えるきっかけとなった、悔しくも大切な試合です。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

みんなと過ごした時間は、圧倒的に濃くて、楽しくて、一言で言ったら最高でした。辛くてたくさん泣いたこともあったし、結果としては負けて終わったけど、必死になって泥臭くやってきたことも全部素敵な思い出になって良かった。たくさん感謝してることはあるけど、1つ言うなら、自分の気持ちを素直に人に伝えられるようになったのはみんなのおかげです。「辛い」「いやだ」とかそういうことは内に秘めてしまうタイプだったけど、心置きなく話せて、信頼してるみんながいてくれたから、好きなものは好き、嫌なものは嫌と言えるようになりました。個人的なことでごめんなさい。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

19チームでは私たちについてきてくれてありがとう。時に一緒に戦ってくれ、時にぶつかってきてくれたみんながいたから、私たちは最高学年としてあれたなと思ってます。とても充実した1年でした。次はみんなの番です。負けた悔しさを糧に、分かってると思うけど、日本一獲ってきてください。みんなのことは、本当に自分のことのように思って応援してる。

 

――最後に一言お願いします

慶スポのみなさん、日頃から私たちラクロス部を取りあげてくださり、また応援してくださり、ありがとうございます。遠い会場にもわざわざ足を運んでくださり、引退した4年一同本当に感謝しております。19チームは終わってしまいましたが、これから続く20チーム、21チーム、その先もどうぞ慶應女子ラクロス部を宜しくお願い致します。ありがとうございました。

 

 

DF#38石井有花子(政4・雙葉)

石井は頼れるDFとして大きな成長を遂げた

石井は頼れるDFとして大きな成長を遂げた

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

現在は、現役時代とは全く違う生活を送っています。単位は取り終えたので、旅行をしたり、そのためのお金をためるバイトをしたり…社会人になるまでの最後の学生生活を楽しんでいます。

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

みんなと沢山悩んで沢山喜んだシーズンでした。チームとして思うような結果が得られない時期もありましたが、リーグ中盤からは、全員でミーティングと練習を重ねて根拠のある自信をつけて試合に臨むことができて、楽しい嬉しいでは言い表せないかけがえのない日々を過ごせました。だからこそ、関東準決勝の立教戦を思い出すと今でも言葉にならない気持ちになります。

個人としては、「これでチームに貢献する」というものを見つけて、覚悟を持って戦えた1年だったと思います。個人的に1番成長できたと思うシーズンでしたし、だからこそ本当に毎日が楽しかったです。

 

――19シーズンはDFのスタメンとしてご活躍されましたが、ご自身の中で何か意識の変化はありましたか

シーズンが始まるまではAT、MDとしてプレーしていました。正直自分が上手く機能している感じがしなくて悩んでいましたが、DFになってからは、自分がやるべきこと、したいことが明確になりました。ラストシーズンで苦しい状況も続く中、DF歴が浅いとか知識が少ないとか感じている場合ではなかったので、むしろATで培った感覚を活かしたDFや、MDの経験を活かしたクリアをしようという意識でプレーするようにしました。ですが、苦手なプレーも痛いほど認識していたので、そこの意識は無理やり変えずに、4年生ながらに技術に沢山悩んで練習した毎日でした。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

本当に濃くて大切で、今でも思い出すと心がうってなります(笑)

苦しいこともなかなか多かったですが、その中で目標を落とさずに最後までやってこれたことはこれからの自信につなげようと思います。そいういった経験含めて最高の4年間でした。また、この人達と勝ちたい、と思えるような環境でラクロスが出来たことはすごく幸せなことだったと感じています。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

考えたり悩んだり喜んだりして成長した面は沢山ありますが言葉にするのがとても難しいです。

分かりやすいのは、寒い中始発の電車に乗ったり、200m走やトレーニングを死ぬ気でやるという根性が身についたことですね。限界まで頑張る経験を沢山させてもらいました。

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

2つあります。

1つ目は、3年生の時にベンチで見た関東優勝の瞬間です。苦しい展開の中、最後はサドンビクトリーで優勝した試合でした。自分はベンチで試合に出られずに終わったので、このチームに何とかして貢献したいと1番強く思った瞬間でしたし、個人としてチームに対する覚悟が決まった試合でした。

2つ目は、4年生の時のリーグ戦・成蹊大戦です。シーズンインからチームとして自信を持てないまま戦ってきて、これで負けたら終わりという状況の中、みんなで細くスカウティングして話し合って練習して、自信を持って臨んだ試合でした。勝利を全員で「掴み取った」という感覚が忘れられない瞬間です。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

今までありがとうという感謝の気持ちはもちろんですが、同じ想いを共有して過ごしてきたみんなは本当に大切な仲間なので、これからもよろしくと言いたいです。1年生の最初の頃はこんな風になれると思っていませんでしたが、今は学生生活で得ることができた1番大切な人達です!

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

チームの目標はもちろん、その中での自分の目標も忘れずに、達成するまで頑張り続けてほしいです。絶対に日本一獲ってください!

 

――最後に一言お願いします

慶應ラクロス部を応援してくださった全ての方々、本当にありがとうございました。20チームの慶應ラクロスも楽しみに、応援宜しくお願い致します!私も本当に楽しみにしています!

 

 

DF#75平井淑恵(商4・慶應女子)

慶大DFの要・平井

慶大DF陣の要・平井

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

毎日ラクロスの事を考える生活を終え、頭に余裕が出来たので将来について漠然と考える日々を送っています。社会人に向けてやはり不安は大きいです。新たな舞台にラクロス生活で得たものを活かせる場面があると良いなと期待する反面、自分の知らない事がまだまだ沢山ある事を実感しています。

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

やはりかけがえのないものでした。

自分にはないものを持った人達に出会えて、刺激を受けてきた毎日が、一つ一つ終わっていくのは達成感を感じるものであり、また寂しくもありました。

 

――平井選手は3年次から試合に出場されていますが、19シーズンではご自身の中で何か意識の変化などはありましたか

3年生の頃は、コーチや先輩方のサポートを受けながら、プレー面で自分が求められている役割を理解して、その中で最大限のパフォーマンスが出来るよう意識していました。やるべき事がはっきりしているとプレッシャーも半減し、伸び伸びとプレーが出来た印象です。

4年生は、試合に出るメンバーがガラリと変わった事に加えてルール変更という大きな変化があり、特にDFを1から作り上げる事が私の役割でした。皆で戦術を組み立てていく上で、やる事とその根拠を明確化して説明する事、そしてそれを体現する事を目標に置いていました。その為、自分のプレーに集中していた3年次とは違い、より全体に目を向ける必要性を感じていました。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

毎年学びが多かったと思います。特にラストイヤーでは、勝てる根拠を持つまで準備して試合に臨む事、の大切さを知りました。これはそれまでも先輩方が教えてきて下さった事ではありますが、チームを牽引する立場となった時に、改めて本当に実感出来たと感じています。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

課題にぶつかった時にその原因をより自分の中で分解出来るようになったと思います。また仲間とのコミュニケーションにおいてもまっすぐ意見を伝えられるようになりました。ただその他の面において課題意識は引退の頃まで多く感じていました。それらは今後のステージで解消していきたいです。

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

今期のリーグの予選ブロック4戦目の成蹊戦です。

負ければ引退のギリギリの状態で勝利し、おそらく人生ではじめて嬉し涙が出ました。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

日々の練習や合宿、試合を通じて同じ時に同じ気持ちを共有できたことに感謝しています。

部活の行き帰りなどでくだらない話でたくさん笑ったことも大切な思い出です。

今後は各々の道に進むことになるけれど、会った時にそれぞれ経験した事を今まで通り話し合えると良いなと思います。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

長く一緒にプレーしてきた人が多く、19チームでも学年関係なく協力してくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

私たちの代の良かった取り組みも、未熟な部分も全て分かっていると思うので、是非それらを活かして今後の勝負に臨んでほしいと思います。

 

――最後に一言お願いします

現役を振り返る良いきっかけになりました。このような機会を頂き、有難う御座いました。

 

 

MF#85針山怜子(文4・慶應NY)

FINAL4では針山のゴールがチームを盛り上げた

FINAL4では針山のゴールがチームを盛り上げた

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

バイトしたり、旅行行ったり意外と予定に追われる日々を送っています。ラクロス部入ってなかったらこういう生活してたのかなー、と思いながら毎日過ごしてます(笑)

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

ラストイヤーは永遠と話せるくらい一番濃かったです(笑)苦しい時期の方が圧倒的に長かったので正直すごくしんどかったけど、やっぱり一番楽しかったし、幹部としても個人としても全てやりきったな、というのが大きいです。4年でほぼ初めてトップに上がったので、一選手としての生き残り方を模索しつつ、連敗し続けるチームを引っ張るのは複雑でした。負ける度に自信を失って、春先にコーチから言われた「2部降格も覚悟しろ」という言葉がどんどん身近になってるようで、内心怖かったです。だからこそ、成蹊戦以降の勝利は言葉に表せないくらい嬉しかったし、何よりもこのチームでプレーするのが楽しかったです。まだまだ19チームでプレーしたかったです。

 

――FINAL4立大戦ではゴールを決めチームを盛り上げましたが、今あのシーンを振り返って

あのシュートは4年間の想いを全てぶつけました。後半に入る前、もしここで負けたら自分は何を後悔するんだろうって一瞬考えました。そしたら二つ思い浮かびました。一つ目は、リーグに4年かけてやっと出場できたのに一度も得点せずに引退する事。二つ目は、リーグ中は後輩が得点源となって何度もチームを救ってくれて、また今日も後輩頼りになって引退する事でした。最後くらい4年の意地を魅せないといけないなっていう使命感があって、ゴーリーとの勝負は「勝った」と確信して打つくらい強気でした。みんなが駆け寄って喜んでくれた事、スタンドからの声援、ベンチに戻った時にコーチがハイタッチで迎えてくれた事が一番嬉しかったです。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

ラクロス部に入ってよかったと心から思います。決して楽しい事ばかりじゃなかったけど、毎日が濃くて充実してた事を引退した今、実感してます。新しい事にどんどんチャレンジ出来るからこそ毎年異なる雰囲気のチームが出来て、どれもすごく楽しかったし、あっという間の4年間でした。

 

――4年間を通してご自身の中での成長を感じる部分はありますか

上手く言葉でまとめられないんですけど、ポジティブになりました。入部した頃は、試合に出られなかったり悔しい事がある度に萎えてたんですけど、関東ユースのコーチとご飯行った時に「私を試合に出さなくてもいいんですか?!っていうくらいの気持ちで堂々といなさい。そう胸張って言える為に毎日死ぬ気で練習するんだよ」って言われました。そう教えてもらってから萎えてる自分がばかばかしくなって、色々ポジティブに捉えられるようになりました(笑)

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

山程あるんですけど、、(笑)4年の技術合宿(2月)です。チーム幹部は練習からミーティングまで合宿の運営をほぼ全て行うんですけど、10人制ラクロスを模索してたので例年に比べてうまくリードできず、ちょうど試合も勝て始めなくてチームの雰囲気も悪かったんです。なんとか終えて合宿の振り返りを学年ミーティングでしたら、運営面から練習面の事まで、ありとあらゆる厳しい事を同期から沢山言われて、勝てない上に厳しい現実を叩きつけられて悔しくて幹部3人で号泣しました(笑)これを機に合宿が来るたびに、嫌だねーって3人で話すようになったけど、見返してやろうっていう気持ちにもなったので、ある意味よかったです(笑)

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

新人戦の頃から他学年に比べて、自分たちを過小評価して勝手にプレッシャーを感じてきたけど、4年になってやっと自分たちを認められるようになったと思う。目立たないから「弱い学年」と思い込んできたけど、この人といったらこれっていう感じに、一人一人が自分の「武器」にプライドを持っていた事こそが、私たちの強さだったと思う。みんなが同期で心強かったし、感謝の気持ちで一杯です。最高な4年間をありがとう!

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

4年間を振り返って、伸び悩んだ時期や頑張れなかった時期を、もっと楽しめば良かったなと思います。落ち込むんじゃなくて、「上手くいかない時だから仕方ない!」くらいのメンタルでいて下さい!楽しむ事が1番の伸び代!ずっと応援してます!

 

――最後に一言お願いします

いつもラクロス部を応援して頂きありがとうございます。これからのラクロス部も楽しみにしていて下さい!

 

 

MF#17脇坂遥香(経4・慶應女子)

チームの得点力として大きく貢献した脇坂

チームの得点力として大きく貢献した脇坂

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

一般的な大学生のような生活です(笑)遅い時間に起きて、バイトして、友達の飲みに行って、などなど、この4年間遊べなかった遊びを卒業前限られた時間で詰め込んでます(笑)

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

悔いがないというのは嘘になりますが、最高のチーム感で終えられた1年だったと思います。ラストイヤーになってルール変更され、大幅な戦術変更が必要になり、まず新たな慶應の武器を見つける「試行の年」という感じでした。シーズン前半は全く勝てなかったし、このまま入替戦になってしまうのではとまで思いましたが、なんとか関東準決勝というところまで行けた事は誇りです。この1年間幹部として苦しい悔しい想いは沢山しましたが、プレーヤーとして人として1番成長できた年でもあった気がします。

 

――19シーズンはチームの大きな戦力としてご活躍されましたが、ご自身の中で何か意識の変化はありましたか

17、18シーズンに比べて、4年生になってやはり試合への責任感というかそういうのが強くなった気がします。去年までは結局頼りになる強い先輩達がいて、自分がミスしたり弱気なプレーしてもフォローしてくれる存在がいましたが、4年になって逆に今まで自分が頼ってきた存在に自分がならなきゃと思いました。また、幹部として勝ちへの責任感も強くなったことがプレー面にかなり変化を与えた気がします。

 

――4年間のラクロス部での活動を振り返って

慶應ラクロス部という最高の環境で大学4年間を過ごせて幸せだったと思います。

正直あの頃もっとこうしてればとか、後悔は沢山あります。でもこんな想いはやっぱりラクロス部でないと経験できなかった事だと思います。濃密な4年間を過ごせたし、最高の同期や先輩後輩にも出会えて、幸せでした。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

自分の意思をはっきり持って、主張するようになった気がします。特に3→4年になる時、トップチームの幹部をやろうと決めた時点から、1~3年前半の弱気なはっきりしない感じが減った気がします。特にラストイヤーは沢山苦労した分、鍛え上げられた気がします(笑)

 

――4年間で最も印象に残っている試合や出来事はありますか

4年間で言うと、勿論自分達の代の試合は全て印象的なんですけど、敢えて違うのをあげるなら2個上の代で日本一になった瞬間です。私はそんな舞台で戦えるような戦力じゃなくてただ見守ることしか出来なかったけど、それでも今まで一緒に練習してきた主力の先輩方が日本一を獲ってくれた時は嬉し涙が止まらなかったです。こんな幸せを感じられる瞬間てあるんだ、ってくらい。技術合宿で同期に不安をぶつけられたり、勝てなくて苦しんだシーズン前半、それでも準決勝まで行けたこと、ラストイヤー本当に濃厚すぎる1年で、全てが思い出です(笑)

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

こんな私を受け入れて、沢山成長させてくれてありがとうと伝えたいです。弱気で自信がなかった私を沢山叱って奮起させてくれたり、信頼して幹部を任せてくれたり、時にはキツイ事も言われましたが、家族よりも一緒の時間を過ごして信頼関係があるからこそ言える事です。今では本当に家族同然の安心感安定感で、会うとほっとする存在です。

 

――改めて、部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

ラクロス部での4年間は、過ごしている間は当たり前に感じてなげやりになってしまう日もあると思う、私もそうだったから。けど、終わってみると、一生そんな日常は当たり前じゃなくて、部にいた時間がかけがえのない時間に感じます。だから、本当に1日1日を無駄にせず、毎日大切に過ごしてください、と言いたいです(笑)

 

――最後に一言お願いします

4年間応援していただき有難うございました。是非今後ともラクロス部を宜しくお願いします。ラクロスって面白いスポーツなので、是非早慶戦などに一度でいいので興味を持って見に来ていただけたら幸いです!

 

 

AT#18荒井理沙主将(経4・慶應女子)

コート内外ともに部員から厚い信頼を受けた荒井主将

コート内外ともに部員から厚い信頼を受けた荒井主将

――部を引退された現在はどのような大学生活を送っていますか

11月に引退してから、卒業旅行に行ったりアルバイトを長い時間したり、The大学生な生活をしています。ラクロス部と言えば早く起きる事が強みだったのに今ではもうアラームが鳴っても起きれず4月からが不安です。

 

――大学卒業を目前にした今、改めてご自身にとってのラストイヤーを振り返って

長かったようですごく短かったです。夏のリーグ戦が始まってからは特にあっという間に感じました。1年を通し、チームとして個の戦力が1つにまとまらない期間も長かったのですが、開幕戦を引き分けで終えた頃から10月の関東準決勝までの期間で個としてのレベルアップだけでなくチームとしてまとまる事が出来、それが結果に結びついた事が良かったです。日本一という目標には届きませんでしたが、この1年、主将としてチームの106人が置かれた場所でたくさん努力している姿を見れた事がいちばんの収穫です。

 

――シーズンを通して、チームに変化は感じましたか。また、大きく変わった時期はいつでしたか

3月の六大戦と5月の早慶戦までにチームとしての強みが見つからず、なかなか勝つ事が出来ませんでした。また、去年、一昨年のチームが残してきた大きな功績を自分達の代でも残さなければならないと、焦っていた期間もありました。しかしそこで、個々がチームの為に技術レベルを上げなければならないと思えた事、そして、もっとシンプルに出来る事で戦おう、とリーグ戦前の7、8月にチームの現状を知り見直せた事が、その後のチームの成長に繋がったと思います。

 

――怪我に苦しまれた時期もあったそうですが、4年間のラクロス部での活動を振り返って

とにかく振り返ってみたらあっという間の4年間でした。それほど充実した4年間を過ごす事が出来て良かったです。よく言う言葉ですが、本当に大体がうまくいかない事ばかりでそれでもラクロスが大好きだと思えたし、このチームで日本一になりたいと思い続けられたのは、同期や先輩後輩等、周りを取り巻く環境に恵まれたおかげだと思います。怪我をしていた事もあってきっとその時は苦しかったと思います。けれど今になって考えるとその1年は自分にとって必要な事だったと感じ、それも含め多くの貴重な経験を過ごす事が出来ました。

 

――4年間を通してご自身の中で成長を感じる部分はありますか

成長を感じたのは大きく2点あります。1つ目が怪我をした時です。この時私はただ自分が試合に出たい、とばかり思っていてチームが勝つ為にというよりも自分の為に頑張ってしまっていました。しかし、怪我をしてチーム全体を見た時に、リーグ層がただ試合で勝つ事だけがこのチームの目的ではない事を知り、それからはチームの為になにをするか、という思考に変わりました。

2つ目が最後の1年間です。これまで試合に出ても、誰かが点を決めてくれるだろう、と思っていたのですが、最後の年はATとして点を決めなければならないという使命感からか、より自分が得点してやる、という強い気持ちを持ってプレーする事が出来ました。それがきちんと試合の得点数で数字として結果が出た事が成長した点です。

 

――4年間で印象に残っている試合や出来事はありますか

やはりチームとしては、日本一という大きな目標を達成した2017年のチームです。日本一になりたくて入部したはものの、そんな簡単になれるものでもない、と半ば信じられない部分もありました。しかし、その時の4年生の方々の覚悟は生半可なものではなく、そんな先輩方の後輩として一緒に練習出来たことは貴重な経験でした。

個人としては、今シーズンの開幕戦です。チーム全体として負けてはならない、という焦りからか緊張感も高まっていましたが、相手に先制点を取られた時に、きちんと得点を返す事が出来、先輩がいなくなった初めてのリーグ戦で得点できたことは自分の自信に繋がりました。

 

――苦楽を共にした同期の仲間へ何か伝えたいことはありますか

本当に同期には感謝しています。特に最後の1年間、一緒にチームを作り上げられて良かったです。後輩から、〇〇さんにフォーム直してもらいました、とか△△さんとシュート練するんですよ、とか後輩伝いに聞くたびにやっぱり自慢の同期だな、と思い勝手に誇らしい気持ちになっていました。それほど人に愛を持って接せられる同期を持てた事がこの部活に入って1番良かった事です。

 

――部に残る後輩たちへメッセージをお願いします

言いたいことはありきたりですが、とにかく日本一になってほしいです。この1年チームとしてこの力を集結させるには時間が足りなかったと感じていて、だからこそ、後輩達の持つ高い技術力や、フィジカル面が上手く噛み合って強いチームになってほしいと思います。そしてこの4年間を振り返ると学生生活をこの部の活動で過ごせてよかったな、と本気で思えるので、いま、日本一を目指せる環境いることに感謝をして、悔いのない様に日々を過ごして欲しいです。

 

――最後に一言お願いします

本当に楽しい充実した4年間でした。最後の学生生活で、日本一という大きな目標を目指せる事、100人という団体で一つの目標を目指すこと、こんな貴重な経験は今後の人生で出来ないことだな、と今になって感じています。幸いにも、こんなに充実した学生生活はない!と思う事も出来て本当に幸せ者だと思います。今後とも、人への感謝を忘れずにこの経験を活かしていきたいと思います。

慶應スポーツさん、たくさん試合を観に来てくださり、写真やインタビュー有難うございました。今後とも宜しくお願い致します。

 

 

――女子ラクロス部4年生の皆さま、このたびは取材にご協力いただき誠に感謝申し上げます。

皆さまの4月からのご活躍を慶應スポーツ新聞会一同、祈念いたします。

改めましてご卒業おめでとうございます!

 

(取材:堀口綾乃、菊池輝)

 

 

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