【ラクロス(女子)】大久保HC通算100勝目を快勝で飾る!/関東学生ラクロス2020特別大会 青学大戦

女子ラクロス

ゴールを決め喜ぶ選手たち

無観客のフィールドに勝利の叫びが響いた。慶大は特別大会の初戦で青学大と対戦。試合は先制点を相手に許す展開も、川久保博子(理2・慶應女子)の同点となるゴールを皮切りに落ち着きを取り戻し、その後は順調に得点を積み重ねた。最後まで攻守で隙の無いラクロスを披露した慶大が10-1で快勝し、最高のスタートを切った。

 

 

関東学生ラクロス2020特別大会 第1戦 vs青学大

 

9月28日(日)15:20ドロー

 

◇得点◇

関東学生ラクロス2020特別大会 青学大戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

 3

 1

 5

 1

 10

青学大

 1

 0

 0

 0

 1

得点=川久保2、山本2、秋山2、髙木2、清水、井上

 

 

無観客のなか行われる本大会。それでもチームが目指すものは変わらず、全戦全勝で本大会の頂点に上り詰め、全員で叫ぶこと。〈RISE`n`ROAR〉。慶大の挑戦が始まった。

 

初戦の相手は青学大。第1Q、最初のドローを相手に獲得されると、ボールをキープされて開始早々に先制点を奪われる苦しい展開となる。この嫌な流れを吹き飛ばしたのが、川久保だった。ゴール裏から相手をかわして、そのままゴールを決めると、少しずつ攻撃のエンジンがかかり始める。相手のファールからフリーシュートを獲得すると、それを山本真菜美(総2・同志社)が決めて早々に逆転し、試合の主導権を握った。

要所でゴールを決めた川久保

第2Q以降も試合は慶大ペースで進んだ。注目のルーキー・秋山雅望(環1・桐蔭学園)のゴールを皮切りに、髙木麻由(経4・慶應女子)、清水珠理(商4・慶應女子)、井上ゆり子(経4・慶應湘南藤沢)らがゴールを決めて点差を広げた。守りでも攻めのディフェンスが随所で見られ、相手に思い通りの攻撃をさせなかった。ゴーリーの関有宥子(文3・慶應女子)が好セーブを見せるなど、相手に得点を許したのは第1Qの1失点のみ。攻守において最後まで隙を見せなかった慶大が2桁得点10点を挙げて相手を圧倒し、初戦を白星で飾った。

堅い守りも光った

試合後、清水主将は「理想的な流れになった」と納得の表情で試合を振り返った。また、この試合で大久保宜浩HCは通算100勝目を記録し、部員たちによるセレモニーが行われ、歴史的瞬間を快勝で飾ったチームは最高の喜びに包まれていた。次戦に向けて、清水主将は「油断せずにしっかり勝ち切る」と最後に力強く話した。全戦全勝、そして頂点に向けて、彼女たちの挑戦はまだ始まったばかりだ。

 

(記事・写真:菊池 輝)

 

◇選手コメント◇

 

清水珠理(商4・慶應女子)

ゴールを決めたシーン

 

――今日の試合を振り返って

序盤は先制点を奪われてしまい、その後の点をどちらが取るかが大事な展開になりました。そこで点を取り返して同点にし、次の点をどちらが取るかは、4Qを通して流れが決まると思っていたので、同点にした後、点を積み重ねることができたのは大きかったです。自分たちは流れに乗ると強みを出せるチームなんですが、一旦焦り出してしまうとロースコアになる試合がここ数週間多かったので、そこを負の連鎖にならないように、最初から最後まで自信満々で自分たちの流れにしようとして、理想的な流れになったと思います。

 

――ご自身もゴールを決められました

うちのチームはみんな点を取ってくれて頼もしく、今日も序盤から色々な選手が点を取ってくれていたので。私もMFとして点に絡んでいきたいですし、爪痕を残したいなと思っていました。ボールを持ったらゴールまでいくという気持ちでやって、点を取れたので良かったです。

 

――課題はありましたか

今日は良い面がたくさん出た試合でしたが、クリアの安定性、繋ぐとこは繋ぐ、大事な場面で運びきる所がこの後大事になってくると思うので、この試合だけでなく今後も意識していきたいです。

 

――1番良かったところは

強みにしているゲーゲンプレス・ライド。奪われても奪い返す、そもそも相手に奪われないでプレスをかけ続けるというところで、相手に良い思いでプレーをさせないというところがこの試合でも生きてきたのかなと思っています。1カ月ほど前に練習試合で青学さんとやらせてもらった時に、もっとこれ(=ゲーゲーンプレス・ライド)を強みにして試合を迎えたいなと思っていたので、練習を積み重ねて理想の形になっていたと思います。

 

――大久保HCの通算100勝目

はい、歴史的瞬間です(笑)必ず勝たなくてはいけないとみんなで話していました。

 

――最後に次戦に向けて意気込みを

この特別大会はブロック戦ではありますが、一度負けたら次に進めないのも同然なので、油断せずにしっかり勝ち切るということをやっていきたいです。初戦はみんな集中できていたと思うので、同じ集中力で次戦を迎えたいと思います。

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