【全日本大学野球選手権大会】vs東洋大　延長戦に持ち込むも、ドラ１候補藤岡の前に打線が沈黙し準優勝

惜しくも優勝はならなかった

６月１２日（日）　慶大（東京六大学野球連盟代表）－東洋大（東都大学野球連盟代表）

24年ぶり６度目の決勝の舞台に立った慶大。初回に失策で先制点を奪われるも、４回に山﨑錬（商３）の適時２塁打で同点に追いつく。その後は福谷（理３）と東洋大・藤岡の投げ合いとなり延長戦に。そして延長10回、１死１塁から東洋大・小田の放った大きなあたりは右翼席に飛び込むサヨナラ本塁打となった。慶大はサヨナラ負けを喫し、春の全国制覇の夢はついえた。

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	１０
慶大	０	０	０	１	０	０	０	０	０	０	１
東洋大	１	０	０	０	０	０	０	０	０	２X	３

慶大：●福谷－阿加多

東洋大：○藤岡－岡

慶大出場選手

	ポジション	選手名（学部学年・出身高校）
１	[８]	辰巳（文３・郡山）
	[H]７	影山（総３・鎌倉学園）
２	[４]	金田（政４・土佐）
３	[７]８	宮本真（政４・慶應）
４	[９]	伊藤（環４・中京大中京）
５	[D]	伊場（政４・慶應）
	[R]	川島（政３・岐阜）
６	[５]	山﨑錬（商３・慶應）
７	[２]	阿加多（法３・慶應）
８	[３]	鈴木裕（商３・慶應）
	[３]	神田（経４・慶應志木）
	[Ｈ]	小野寺（商４・盛岡一）
	[３]	渡邊暁（商２・慶應）
９	[６]	福富（商３・慶應）

投手成績

	投球回数	安打	三振	四死球	失点	自責
福谷（理３・横須賀）	９　0/3	10	４	２	３	２

ドラフト１位候補の東洋大・藤岡

昨年は東海大・菅野の前に準決勝で敗れた慶大。24年ぶり６度目となる決勝の舞台の先発は昨年先発二枚看板としてフル稼働したが今季は抑えに徹底していた守護神・福谷というサプライズ。一方、東洋大はもちろん今秋ドラフト目玉左腕藤岡で始まった。

今季初先発となった福谷が初回につかまる。先頭打者・小田に中堅に運ばれるとすかさず盗塁を決められる。１死２塁となり迎えるバッターは東洋大主将・鈴木大地。フルカウントから１塁ゴロに打ち取ったかのように見えた当たりを鈴木裕（商３）が後逸し１点を先制される。その後も２連打を浴びピンチを招くも相手の走塁ミスもありなんとかこの回を１点に凌いだ。