【水球】終盤の猛攻で勝ち越し!2部優勝で入れ替え戦出場へ 明大戦

幾度となく慶大のピンチを救った松村主将

関東学生水球リーグ戦上位リーグ 

2011/06/19 対明大 @日体大

昨日の試合に完勝し、迎えた明大との一戦。前半戦でリードを奪うも第3ピリオドでは立て続けに失点し同点に追いつかれる。それでも第4ピリオド開始直後から5連続得点を奪い勝ち越しに成功。最後は11-8と接戦を制した慶大が、来週の26日に行われる一部との入れ替え戦への出場権を得た。また、この試合後に行われた東大と国際武道大との試合結果により2部優勝も果たした。   

1P 2P 3P 4P 合計
慶大 11
東大
得点者:阿部4、竹内1、藤田2、加藤1、永田1、福島2(慶大のみ)

昨日に引き続きチーム最多得点の阿部

第1ピリオド最初の攻撃権を得た慶大であったが、シュートまで持ち込むことができない。すると反対に攻撃に転じた明大に立て続けにシュートを打たれる。さらにパスミスからカウンターをされるなど流れをつかむことができない。中盤以降になり、ようやくシュート機会を作るものの加藤(環2)が放ったシュートは相手キーパーがブロック、竹内(経3)のシュートも枠外へ。得点を奪うところまではいかない。両チーム一進一退の攻防が続く中、均衡を破ったのは明大。慶大のラリーの乱れからボールを奪うと、そのままゴールを決める。慶大にとっては、残りわずか20秒での失点と嫌な流れで第1ピリオドを終える。だが、第2ピリオドで一気に巻き返す。開始とともに明大にシュートを打たれるも、松村主将(法4)が弾きディフェンスでチームを盛り立てる。すると、開始1分30秒、阿部(経3)が中央から同点ゴールを決め、早々と追いつく。「気持ちを切り替えていつもの形で入れた」(松村主将)というようにこれで勢いに乗った慶大は、3連続得点を決めるなどして逆転。前半戦をいい形で折り返す。

相手選手にプレスをかける福島

だが、明大もそう簡単には引き下がらない。第3ピリオドに入り追加点を狙う慶大であったが、逆に明大のカウンターにあい得点を奪われる。それでも加藤がゴールを決めると、キーパーの松村主将は明大のシュートを立て続けにプロック。全員守備で相手にプレッシャーをかけ、明大の攻撃をなんとか抑える。だが終盤、「むだな退水が多くなった」(松村主将)隙をつかれペナルティスローを決められるなど同点に追いつかれてしまう。試合は6対6と振り出しに戻り、最終第4ピリオドへ。「気持ちを切り替えて当たり前のことをやろう」(松村主将)と臨んだ慶大がゴールラッシュを見せる。まずは2分、藤田(環3)のゴールで勝ち越しに成功すると、これに続き阿部、再び藤田がゴール。このピリオド終盤までに怒涛の5連続得点を決め一気に明大を突き放す。最後は、永久退水者を出すなどし2点を奪われるも、何とか逃げ切った。

決して楽な試合ではなかったが要所要所で効果的に得点を奪い、試合をものにした慶大。さらに東大と国際武道大の試合結果により二部での優勝も決めた。26日に行われる入れ替え戦に向けて「やることは変わらないのでミスを少なくすれば絶対勝てると思う」(松村主将)と語る松村主将。自分たちの水球を貫くことができれば、一部昇格も自ずと近づいてくる。

By Sho Yanagida

 コメント

松村主将

(今日の試合を振り返って)最初はなかなか相手のペースにのまれて、攻撃にいくことができなかったが、要所要所の2ピリと4ピリで、決めるところで決めて突き放せた。これで流れを持っていくことができて、止めるところでも止められたところが勝因だと思う。(最初のピリオドでなかなか流れがつかめなったのは)シュートミスが多くて流れがつかめない中で我慢の時間がすごく長かった。ラリーを取られてしまってそのまま1ピリオドが終わってしまった感じで流れが悪くなってしまったが、2ピリで挽回することができたので良かった。(2ピリオドで挽回できた要因は)やることがはっきりしてようやくいつもの形が出せた。1ピリでやばいぞという感じになってそこからちゃんと気持ちを切り替えて、いつもの形で入れたことが結果に繋がった。(いい流れに中で第3ピリオドでは同点に追いつかれてしまったが)ペナルティゴールや退水があって失点パターンとしてはある程度予想していたがむだな退水が多くなってしまった。それでなかなか得点に行けなくなったので、チームの流れ以上にスコアが悪くなってしまった。内容はそこまで悪くなかったので、ちょうど同点で4ピリへの仕切り直しとして気持ちを入れるきっかけになった。(最終ピリオド入る前にキャプテンとして指示は)完全に気持ちを切り替えて当たり前のことをやろうとした結果、みんなが応えてくれて点を決めてくれた。最後はまた少し崩れたがそれは永久退水もあったのでしょうがない部分もある。それ以上に5点取れたことが大きかった。(今季ここまでを振り返って)初戦の東大に負けたて、3月にあった前の大会からずっと負けていたこともあって嫌な入り方だった。でもそこはみんなの気持ちの面でも、自分たちの力があることはやってきたことには自信を持っていたので気持ちを切り替えて愚直に自分たちの水球をやってきた。特別に何かこれをしたというよりは、毎回ちゃんと自分たちのプレーができたことがトータルとしてつながった。(自分たちの水球とは)守って速攻、堅守速攻を基本としていて、全員で守るということ。後は気持ちでいくといった単純なこと。(今後入れ替え戦に向けて課題は)個人個人それぞれあると思うが、まだまだプレスも完璧ではないし気の緩みから退水している。言ったらきりがないかもしれないが、やることは変わらないのでミスを少なくすれば絶対勝てると思う。特別なということではなく後は最終的な確認と気持ちの強さかなと思う。(入れ替え戦にむけて意気込みを)絶対勝ちます。勝てば数年ぶりの一部なので、みんな気持ちも出てくると思うのでそれをぶつけて勝ちたい。

  

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