昨年、秋季リーグは5位、早慶戦でも敗れるという悔しいシーズンとなった慶大。今年はさらなる高みを目指し、いよいよ開幕戦を迎える。今回は新主将に就任した加藤選手にインタビュー。チーム、そしてご自身についてたっぷりと伺った。
「ついていきたいと思われる主将に」
――主将就任の経緯を教えてください
指名されました。例年通りですね。
――佐藤前主将から掛けられた言葉はありますか?
いろいろなことを言ってもらいました。頑張ってねとか、辛いことあったら話してねとかですね。
――目指したい主将像はありますか?
ついていきたいと思われる主将、ということと、この人のためにと思われるような主将になりたいと思います。
――主将になって感じる難しさなど、何か感じることはありますか?
チームをまとめ上げて勝利に向かうというところは主将ならではの難しい所ですね。正直に言うと、ホッケーだけに集中できなくなったというのがあるんですけど、できるだけ視野を広く周りのことを見ようと努力するようになりました。
――加藤主将は昨季も主力でした。昨季の反省点はどこですか?
昨季を振り返ると、やはり得点力というところ、あと一歩というところですね。例えば秋リーグでは得失点差で下位リーグに行ってしまったりとか、そういうあと一歩が足りなかったという点ですね。
――昨季の収穫はどこですか?
昨季試合に出させてもらっていたメンバーが今年も多く残っているので、その人たちが中心となってチームを引っ張っていってくれるんじゃないかと思っています。
――昨季の印象的な試合はどの試合ですか?
どのリーグでも早大戦ですね。あとは全国大会で2度戦った中京大戦です。春の全国大会は必死に守り抜いて最終的に私は足がつってしまって最後出れなかったんですけども頑張ったなと。秋の中京戦はそれを踏まえて戦ったんですが力及ばず、悔しさが残った試合だったなというのが印象的です。早大戦も似たような感じなのですが、春勝てて、前年の秋にも勝てて2連勝できたということと、秋は引き分けて得失点差で下位リーグ行きとなったので及ばなかった悔しさと。早大に対してというのもそうですが、秋はその前にやってきた試合の得点の少なさが結果として響いたので、リーグを全体的に悔やんだ一戦だったという所です。早慶戦は、リーグ戦で引き分けたので勝ちたいという思いで臨んだのですが、フタ開けたら残念な結果でした。そこが印象的です。
「早慶戦勝利と関東リーグ2位を目指したい」
――今年、目指すチームはどのようなチームですか?
DFとFWは昨季出ていた選手も多く、安定しているのでそこは強みだと思います。得点をもっと狙いたいし、守備は昨年に引き続き堅くいきたいです。昨季も守備は強みだったので今年も安定させたいし、今年はよりパワーアップさせていきたいと思っています。
――今年のスローガンは何ですか?
「Pain and gain, commit to win」です。苦しみや痛みの先に得るものがあって、それを勝ちにつなげるという意味ですね。
――チームの雰囲気はどうですか?
みんなで一丸となっていこう、という雰囲気が下級生や同期に支えられて生まれていると思います。
――今年の目標を教えてください
早慶戦勝利と関東リーグ2位を目指しています。東農大や早大、駿河台大など手強いチームが揃っているので、そこに勝てるように頑張っていきたいです。やはりポイントはリーグ戦の東農大戦ですね。ただ、昨年得失点差で悔しい思いをしたので、そこも意識したいです。
「PCの決定率を上げていきたい」
――続いて加藤選手ご自身について伺います。加藤主将はいつホッケーを始められましたか?
スポーツとしては中学生の頃からやっていて、部活としては高校から始めたという感じですね。
――ホッケーを始めたきっかけは何ですか?
私はイギリスに中学時代住んでいて、イギリスでは授業でホッケーをするんです。それで知りました。
――昨季はPC(ペナルティコーナー)から多くのシュートやゴールを挙げ、守備でも存在感を見せていました。ご自身の強みはどこにありますか?
ヒットと守備力というところですね。私は1年の頃FWでした。そして2年からDFを頼まれて始めたんですが最初は守備のことが全くわかりませんでした。そこから練習をするようになってそれが積み重なって今に至るのかなと思います。相手に負けないように意識しているポイントですね。
――加藤主将個人の目標はありますか?
PCの決定率は上げていきたいと思っています。PCは常に課題の一つです。サークル内での相手のファールを、どれだけ自分達が喜べるのかというのはPCにどれだけ自信を持てるかだと思うので、決定率は上げていきたいです。
――最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。
チーム一丸となって勝利に向けて泥臭く頑張っていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
(取材:松田 英人)
(取材はオンラインで行いました。)