4月10日ジュニアクイーンズカップが行われ、女子62kg級に尾﨑野乃香(環2・帝京)が出場。準々決勝、準決勝、決勝といずれも無失点のフォールで勝利し、圧倒的な強さを見せ2年連続の優勝を果たした。
第1シードの尾﨑は準々決勝から登場。開始直後から積極的に攻め2点を勝ち取ると、続け様に2点を奪う。その後も攻撃の手を緩めることなく開始30秒で6点を獲得。最後はフォールで危なげなく準決勝進出を決めた。
続く準決勝でも勢いが衰えることなく、相手の隙をつき一気に攻め2点を先取。そのまま相手の両肩を押さえることに成功し、準決勝同様フォールで勝利した。また、この試合でも相手に得点を許すことなく開始から30秒で試合に決着をつけた。
迎える決勝戦では高校生の池畑菜々(芦屋学園校)と対戦。準々決勝、準決勝と試合開始から一気に攻め勝利した尾﨑は、決勝戦でも手を緩めることなく攻撃し先制点を挙げる。相手も必死のディフェンスを見せるも尾﨑が立て続けに得点を奪い10−0で勝利し、今大会2連覇を達成した。
全ての試合において1分半以内で決着をつけ、相手に1点も与えたないと圧倒的な強さを見せた尾﨑。昨年12月に行われた天皇杯全日本選手権優勝に続き、今大会でも2連覇を成し遂げその実力を証明する大会となった。4月19日からモンゴルで行われるアジア選手権への出場が決まっている尾﨑は、今大会で見せた強さと勢いを殺すことなく、アジア選手権でもその実力を十分に発揮してくれることだろう。
※アジア選手権は4月19日〜24日にモンゴル・ウランバートルで行われます。
(記事:船田萌恵)