【ホッケー(女子)】王者の猛攻に遭い、開幕黒星発進/関東学生ホッケー春季リーグvs山学大

女子ホッケー

関東リーグ2位を目指す戦いがいよいよ開幕した。開幕戦の相手は王者・山学大。試合は山学大に圧倒的に攻め込まれる苦しい展開となる。第1クオーターから何度もサークル内に攻め込まれ、PC(ペナルティコーナー)などから失点。後半に入っても山学大の勢いは止まらず、結果的に0―11の大敗となった。

春リーグ開幕を迎えた

令和4年 関東学生ホッケー春季リーグ Aプール

4/16(土) 14:00試合開始 @慶大日吉

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

山学大

11

 

スタメン

 

GK 久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)

 

DF 坂田絢音(経3・慶應女子)、石田紗英(経4・慶應湘南藤沢)、栗岡満里奈(経4・Plano West Senior High School)、加藤ひより(環4・学芸大附属)

 

MF 楫野彩貴(法3・国際基督教大高)、丸山菜穂子(理4・学芸大附属)、水本彩巴(経4・国際基督教大高)

 

FW 西村未八(政4・慶應NY)、山田里紗(商4・慶應女子)、陶山知佳(法4・田園調布雙葉)

 

いよいよ迎えた2022シーズン。開幕戦の相手は目下54連覇中の山学大だ。試合前から苦しい試合となることが予想されたが、昨年の秋リーグでは得失点差で悔しさを味わっているだけになるべく失点を抑えたいところだ。

激しいプレスを受ける

試合開始直後から山学大は素早くボールを回し、慶大陣内に攻め込む。じっくりとボールを保持する山学大に対し慶大はブロックを敷き、相手にプレスをかける。粘り強く守っていたが開始5分、先制点を許してしまう。その後も相手の猛攻を受ける慶大。しかし体を張ったプレーを見せる。7分にはDFの石田紗英(経4・慶應湘南藤沢)がスティックを出し相手の決定機を防ぐと、その後も相次ぐPC(ペナルティコーナー)のピンチをDF加藤ひより(環4・学芸大附属)が体を張ってブロック。しかしその後10分、14分に加点され、0―3で第1クオーターを終える。

体を張って守るDF陣

第2クオーター開始2分、この日初めてのチャンスを迎える。左サイドをFWの西村未八(政4・慶應NY)が駆け上がる。相手陣内深くまで攻め込んだが、シュートにはつながらない。その後は再び山学大の攻勢にあい、連続でPCのピンチ。DFだけでなく、FWまで慶大選手全員が自陣のサークル内に入り、堅い守備を敷く。決定的なシーンを何度も作られたが、GKの久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)がファインセーブを連発。2点を失ったが、それ以上にGK久保田のビッグセーブが目立ったクオーターであった。

ファインセーブを見せたGK久保田

前半を終えて0―5。後半巻き返し、少しでも失点を抑えたいところだったが、山学大に地力の差を見せつけられる。防戦一方で疲労が溜まった慶大に対し、山学大は素早くボールを回し続ける。第3クオーターには4点、第4クオーターには2点をそれぞれ失った。結果的に0―11。悔しい結果となった。

何度も相手PCのピンチが訪れた

結果的に大敗に終わったものの、加藤主将が試合後「学びの多い試合だった」と語るように、収穫も見られた。時折見せた強度の高いプレスや集中した守備、GK久保田のセーブなど、この試合の経験は今後のリーグ戦につながっていくだろう。(記事:松田 英人、撮影:金子拓登)

 

次戦 5/3(火)14:00 vs学習院大

次戦は都合により取材は行いません。ご了承ください。

 

 

以下、コメント

 

加藤ひより選手

 

――試合を振り返っていかがでしたか?

防戦一方で、点もたくさん入れられてしまったのはとても残念でしたが学びの多い試合だったと思います。これからの戦いに生かせるように頑張りたいです。

 

――ご自身のプレーはいかがでしたか?

あまり満足できるものではなかったです。技術力、体力ともに力不足を強く感じ、自分の至らなさを痛感しました。

 

――次戦に向けた意気込みをお願いいたします。

次は必ず勝利しなければならない試合なので粘り強く、点にこだわっていきたいと思います。

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