【水球】力の差を見せられ完敗 早大戦

 
 

 

試合前、円陣を組む慶大の選手

第83回早慶対抗水上競技大会水球競技

7/3(日)対早大 @日吉協生館プール

 

1部昇格の歓喜から1週間。慶大水泳部水球部門は1部に所属する早大との早慶戦に挑んだ。昇格の勢いそのままに戦いたい慶大であったが、試合は7ー26で完敗。1部の実力を見せつけられる結果となってしまった。

1P 2P 3P 4P 合計
慶大 0 3 1 3 7
早大 5 6 8 7 26
得点者:相澤1、阿部1、竹内1、藤田2、永田2(慶大のみ)

チーム初得点を決めた藤田

1部でも上位に位置する強豪・早大を相手に苦戦が予想されたこの試合。「ロースコア」(松村主将・法4)に持ち込みたい慶大であったが、戦前の予想通り第1ピリオドから早大の多才な攻撃に苦しめられる。しかし、ゴール前でのディフェンスと早大のミスに助けられ得点は許さない。先制したい慶大は2分、ゴール右から相澤(理3)がシュートを放つがこれはポストに嫌われ無得点のまま試合が進む。試合の均衡を破ったのは実力に勝る早大。慶大は3分に先制ゴールを決められるとその後も巧みなパス回しから得点を重ねられてしまう。反撃したい慶大だったが早大の堅守の前に決定機を作れず得点を奪えずに0ー5で第1ピリオドを終える。第2ピリオドも早大に先に得点され苦しいスタート。早く得点の欲しい慶大に待望の得点が入ったのは2分、ゴール前までボールを運ぶとパスを回して早大ディフェンスを崩し、最後は右サイドから藤田(環3)がゴールに叩き込み1点を奪い返す。その後も早大の退水で数的優位を作ったチャンスに永田(環2)、相澤がゴールを決め早大に追いすがる。しかし早大の攻撃の勢いを止めることが出来ず、逆に点差を広げられ前半は3ー11で折り返す。

強烈なシュートを放つ相澤

なんとか差を縮めたい後半。第3ピリオドは永田のこの試合2得点目となるゴールで慶大が幸先良くスタートする。しかしここからも「相手の流れにのまれて立て直せなかった」(松村)。慶大は厳しいプレッシャーでボールを奪われると、ゴール前では早大の強烈なシュートとキーパーの頭上を抜くループシュートのコンビネーションに翻弄され8連続失点。得点も1点に止まり4ー19と大差がついて第3ピリオドを終える。一矢報いたい第4ピリオド。このピリオドに入っても早大の攻撃は止まない。だが序盤に早大の反則からペナルティスローを獲得するとこれを阿部(経3)が確実に決め久しぶりの得点が生まれる。3分には藤田がゴールで1点を返すと、終了間際にはプール中央から竹内(経3)がロングシュート。これをゴール右隅に突き刺し観客を沸かせるが反撃もここまで。結局7-26と大差の試合となってしまった。

随所に良いプレーはあったものの結果は完敗。来季から1部で戦う慶大にとって上位との差を見せつけられる試合となってしまった。しかしこれから全国大会も控えるなど立ち止まっている暇はない。「このままじゃ終われない」(松村)慶大のさらなる成長に期待したい。

By Hiroki Nakajima

 コメント

松村主将

(今日の試合を振り返って)序盤でロースコアという予定だったが、ぼくが踏ん張れなくてゲームを作ることができなかった。1ピリオドがすべてで、最初に5-0になってしまってみんなも気持ちが持ってかれてしまった。1、2ピリは今までのリーグ戦みたいに我慢する時間だったが我慢しきれなかった。後半も相手の流れにのまれて立て直せなかった。(早大に対してはどのような作戦で)今までと違って中が強いので、下がって守ろうというところだったが後半はそれどころではなくなってしまった。カウンターなどでセットを作る前に入れられ、一人少ない状態もあって流れをつぶしてしまって、その結果セットでも守れなくなってしまった。(今後に向けての課題は)今まで2部にいたのでやっぱり1部2位の実力がわかったと同時に、1ピリの最初の3、4分は競っていたわけでどうしようもない差があるわけではないと感じた。結果の点数的にはそうなってしまったがまだまだいけると思う。2か月後の全国大会ではまた1部とやると思うので、その時リベンジできるようにあと2か月頑張りたい。(逆に今後に繋がる部分は)泳ぎの面。最後にカウンターやミスはあったがみんな最初は泳げていたし、退水やファールも多く取ることができていたので、そこで確実に決めていければ変わると思う。(最後に今後に向けて)あと2か月くらいで引退するがこのままじゃ終われないので、ラスト死に物狂いでやってリベンジできるように頑張りたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました