盤石な戦いで、決勝進出を決めた!関大と対戦した王座準決勝。ダブルスでは2ペアとも苦しむ場面もあった。しかしその中で見事な修正力、対応力を見せ勝利すると、シングルスでも勢いそのままに2勝。計4―1で勝利し明日、同じく関東代表の筑波大と対戦する。大会連覇へあと1勝だ。
2022年度全日本大学対抗テニス王座決定試合 女子準決勝
10月11日(火) @愛媛県総合運動公園
◯慶大4―1関西大●
(複2―0、単2―1)
〈ダブルス〉
D1
永田杏里(総4・南山)・佐藤南帆(環4・日出) | 2{6-3、6-0}0 | 中村天音・坂本陽菜 |
試合の立ち上がり、そして第1セット終盤は相手の好プレー、自らのミスもありなかなか波に乗れなかった永田・佐藤。苦しみながらも第1セットを奪うと、第2セットはさすがの修正力を見せ6―0と圧倒して奪う。2―0で勝利した。
☆試合後インタビュー
・永田杏里
――今日のダブルスを振り返って
序盤ちょっと危ない場面になった展開もありましたが、積極性というのを最後まで意識してできたのでセカンドセットはあっさりとることができたかなと思います。
・佐藤南帆
――ダブルス振り返って
杏里と練習してきたことを最初からトライして、得点を気にせずのびのびテニスできたのでよかったです。
D2
今田穂(環4・啓明学院)・中島玲亜(総1・岡山学芸館) | 2{6-0、4-6、6-2}1 | 川本茉穂・山口花音 |
前日の2回戦では緊張からか立ち上がりにミスが目立った今田・中島ペア。しかしこの日は最高の立ち上がりを見せた。第1セットを6―0で奪う。しかし第2セットは関大ペアがペースを握る。接戦の末4―6でこのセットを奪われ、同点とされた。しかし「一回気持ちを切り替えて自分たちのやることを明確にした」と今田。冷静な判断で切り替えた今田、中島は最終セットを6―2で奪い苦しみながらも勝利をおさめた。
☆試合後インタビュー
・今田穂
――ダブルスを振り返って
二人で力合わせて、出だしから自分たちのペースに持って行けたので、そこはよかったと思います。セカンドセットで迷ったプレーをしてしまってだんだん相手のペースになってしまったのでもう一回気持ちを切り替えて自分たちのやることを明確にした結果無事勝つことができてよかったです。
・中島玲亜
――昨日と比べ試合の出だしが良かったように見えました
一回試合をやっているので緊張はほぐれていたので先手を取ることを意識して、ボレー出たり、ストロークをしっかり打っていったら相手もちょっと引き気味だった気がしたのでそこはよかったと思います。
――昨日反省点に挙げていたファーストサーブ、今日はいかがでしたか?
ファーストセット、ファイナルセットは特にファーストサーブがよく入って、意識してできたのでよかったです。
――相手はスライス気味のサーブなどがありましたが意識したことは
相手と一回インカレのシングルスで当たったことがあって、負けた相手だったんですけど知っていたので、思い切り振りぬくことを意識して惑わされずできたのでよかったです。
――声もよく出ていました。
声も誰よりも出すことを意識しているので、声出して、皆さんの応援の方を見て、気迫出してやりました。
――決勝への意気込み
決勝でも先手で、自分たちから攻めることを意識して絶対優勝します!
〈シングルス〉
S1
佐藤南帆 | 2{6-0、6-1}0 | 中村天音 |
力強いストロークはこの日も健在。相手を押し込み、主導権を最後まで譲らなかった。前日の2回戦に続き、盤石の試合運びで勝利をおさめた。
☆試合後インタビュー
――シングルス振り返って
1セット目から、大事なポイントで自分のプレーができて、勝ち切れたのでよかったです!
――決勝への意気込み
4年分の思いを込めて一球入魂で頑張ります!
S2
永田杏里 | 2{6-2、6-2}0 | 坂本陽菜 |
サウスポーの相手に対しバックハンドでのストロークが中心となった。うまく対応し、安定したラリーでペースを握る。つけ入る隙を与えず勝利をおさめた。
☆試合後インタビュー
――シングルス振り返って
シングルスでは、終始攻めの姿勢は貫けたのかなと思っています。途中相手もしぶとくて追いつかれる場面もあったんですけど攻めの姿勢を貫けたので自分の流れに持ってこれたと思います。
――決勝の意気込み
とにかく楽しんで、後悔ないように、でも結果は絶対勝つというところ目標に頑張ります!
S3
今田穂 | 0{2-6、ret2-1}2 | 山口花音 |
第1セットを奪われ、第2セットに入り数ゲームをこなしたところで棄権。肩などへの不安から勝利とはならなかったが万全の状態で明日に臨む。
☆試合後インタビュー
――シングルスは途中棄権でした。
もともと連戦で肩の調子が良くなくて、また永田の結果もあったので無理はせずに棄権という事になりました。
――明日への意気込み
学生大会はこれがラストですし、チームとしても一番目標としている大会で何が何でもやり切って優勝できるよう頑張りたいです。
(取材:松田 英人)