【ホッケー(男子)】宿敵・早稲田にPCから2得点許し悔しい敗戦・・・/関東学生ホッケー秋季リーグvs早大

男子ホッケー

秋季リーグ戦Aプールを3位で終え、5―8位決定戦に駒を進めることとなった慶大。対戦相手はBプールを4位で終えた宿敵・早大、春季リーグから含めると3度目の早慶戦となった。試合が動いたのは第2Q、早大がPCを獲得すると平岩佑利(スポ科4・天理)がゴール右隅に流し込み先制。さらに第3Qにも早大がPCから追加点。一方、慶大は試合を通して相手陣内へ攻め込むことが多かったものの、中々シュートでプレーを終えることが出来ないまま無得点に終わり早大相手に完封負け。一橋大との7位決定戦へと駒を進めることになった。

 

令和4年関東学生ホッケー秋季リーグ

 

10/21(日) 10:50試合開始 @早稲田大学東伏見グラウンド

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

0

早大

 

スタメン

GK 澁谷友輝(経3・慶應)

DF 福田洸輔(政4・慶應)、割石翔太(法4・慶應)、小川隼弥(経3・慶應)、福島諒太(政2・慶應)

MF 池田拓未(経4・慶應)、坂巻直都(経4・慶應)、藤代茜利(経4・慶應)、

FW 大島樹(経4・慶應)、齋木壮之介(経3・慶應)、前田海(経2・慶應)

 

秋季リーグ戦Aプールを3位で終え、5―8位決定戦に駒を進めることとなった慶大。対戦相手はBプールを4位で終えた宿敵・早大、春季リーグから含めると3度目の早慶戦となった。春季リーグ戦では2戦2勝と好相性を見せており、この試合も慶大が優位に進めるのではと予想された。また主将・大島樹(経4・慶應)は「自分を信じてプレーすれば必ず勝てるから、自信を持っていこう」と試合前の円陣でチームメイトを鼓舞し、チームの士気が最高潮となったところで絶対に負けられない早慶戦が始まった。

試合前の円陣

早大ボールで第1Qが始まると、この試合最初のチャンスは早大に訪れる。4分、慶大が自陣でパスをつないでいると一瞬の隙をついて早大がボールを奪い取る。これを好機とみた早大FW陣が一気に攻め上がり慶大ゴール付近へ侵入。慶大も必死のディフェンスで早大に食らいつくも、DF・小川隼弥(経3・慶應)がファールをしてしまい一時退場。さらには早大にPCが与えられる。しかし、このPCは守護神・澁谷友輝(経3・慶應)が好セーブを見せ先制を許さない。ピンチの後にチャンスあり、その後は慶大が立て続けに攻める姿勢を見せPCを獲得。福田洸輔(政4・慶應)が力強いシュートを放つも、早大ゴールネットを揺らすことはできず。さらに7分には、藤代茜利(経4・慶應)からサークル内の北村玲(経2・慶應)にパスが渡りチャンスを迎えるも得点を奪うことが出来ない。その後10分以降は膠着状態が続き第1Qは0―0で終える。

福田がPCから得点を狙う

第2Q序盤、慶大がボールを保持し左右のサイドを広く使った攻撃でゴールを狙うも得点は生まれない。第2Qは中盤まで攻守が入れ替わる展開となり両者ともに決定機が作れないまま試合が進む。すると11分、慶大が猛攻を仕掛けこのQ初のPCを獲得するも、ここは早大DF陣に阻まれてしまう。慶大が再三の攻撃のチャンスを生かせずにいると12分、早大がPCを獲得。このPCを早大・平岩佑利(スポ科4・天理)がゴール右隅に流し込み早大が先制点を取った。リードを許す展開となり、一刻も早い時間で追いつきたい慶大は13分、前田海(経2・慶應)がサークル内にボールを運び振り向きざまにシュートを放つもこれは枠外に外れ同点とはならず。0―1と早大がリードして前半を終える。

早大に先制を許す

エンドが変わった第3Qは総じて早大がペースを握った。慶大は連係ミスなどもあり、早大に高い位置でボールを奪われシュートにつなげられてしまう。しかしここは早大FW陣が丁寧さを欠きシュートは枠外に外れ、慶大は難を逃れる。第3Qはそのまま終盤まで両者譲らぬ展開を見せていたが13分、早大がPCを獲得するとシュートのこぼれ球に反応した早大・東郷将史(スポ科4・淳心学院)が追加点。リードが2点に広がる。

早大が2点目

点差が2点となり後がなくなった慶大は第4Qも攻めの姿勢を見せるものの、得点を奪うことはできず、ラスト5分はキーパーを下げ11人で攻撃を仕掛けるパワープレーに転じたが反撃及ばず。宿敵・早大に完敗で7位決定戦へと駒を進めることとなった。

最後まで攻め続けた

悔しがる慶大

慶大は第2Qに先制を許し、少し焦りが生じたか連係ミスが目立ちチャンスを生かしきれず無得点に終わった。大島も「ゴール前で数多くチャンスがありながら決め切ることができなかった」とコメント。早大に敗れ7位決定戦へと駒を進めることとなったが下を向いている時間はない。一橋大との7位決定戦に敗れれば入替戦へ進むこととなり、1部降格の危機となる。秋季リーグ最終戦、悔いなく全力で戦う慶大男子ホッケーに期待だ。また、11/20(日)には第96回早慶ホッケー定期戦が控え、前年度の優勝もあり連覇がかかる。大島も「必ず勝利を掴みます」とコメントし、熱い思いがあることを明かした。さらにこの試合のリベンジマッチともなるため、今年の早慶ホッケー定期戦は例年以上に慶大男子ホッケーの意地が見られることとなるだろう。

 

次戦 第96回早慶ホッケー定期戦 11/20(日)14:30~ vs早大 @駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

(秋季リーグ)7位決定戦 11/23(水)13:30~ vs一橋大 @大井ホッケー場ノースピッチ

(記事、撮影:金子拓登)

 

以下、コメント

FW大島樹(経4・慶應)選手

——宿敵・早大との試合、試合前の円陣ではチームメイトにどんな言葉をかけましたか?

自分を信じてプレーすれば必ず勝てるから、自信を持っていこうと鼓舞しました。

——敗戦という悔しい結果になりましたが、試合を振り返っていかがですか?

非常に悔しいです。ゴール前で数多くチャンスがありながら決め切ることができなかったので、責任を感じています。

——次戦、秋季リーグ最終戦に向けての意気込みをお願いします。

やるべきことをしっかりとやり、必ず勝利します。

——また、早慶定期戦に向けてはどのような気持ちですか?

今回の結果を真摯に受け止め、1ヶ月間全力で励み勝利を掴みます。

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