【庭球(男子)】9-0と明大を完封 開幕2連勝を飾る/関東リーグ戦 vs明大

庭球男子

第2戦の相手は明大。慶大はダブルス、シングルスの全9試合で勝利を収めるなど圧倒的な強さと層の厚さを見せつけた。開幕から7-2、9-0と快勝が続くだけに第3戦以降にも期待がかかる。

 

関東大学テニスリーグ戦 第2戦 vs 明大

8月29日(火)@有明テニスの森

 

♢試合結果♢

慶大 〇9{D3-0、S6-0}0● 明大

D1

藤原智也(環4・東山)・下村亮太朗(法3・慶應)

〇2{6-2、6-4}0

山中朝陽・村田英夢

D2

有本響(総2・慶應)・菅谷優作(法2・慶應)

〇2{6-2、6(6)-7、10-7}1

飯田翔・太田翔

D3

林航平(理4・名古屋)・高木翼(総3・関西)

〇2{7-6(5)、7―6(3)}

横田大夢・松本洵

 

D3は序盤から両者譲らぬ激戦が展開される。林・高木組は第1セットいきなりブレークを許すが、直後にブレークし返すと、そこからはお互いキープし合いゲームカウント6-6でタイブレークに突入する。タイブレークでも接戦が繰り広げられたが第1セットを先取することに成功する。続く第2セットも第1セット同様接戦となりタイブレークへ。このセットもタイブレークを制して勝利した。

強いショットを放つ高木

有本・菅谷組は第1セットでは安定感のあるプレーを見せ、難なく制した。試合の流れを握ったかのように見えたが、第2セットでは相手の勢いに圧倒され一時は2-4にもなり、粘ったがその末のタイブレークで第2セットを落とした。第3セットでは流石のコンビネーションで先行し、勝利を収めた。

藤原・下村組。序盤はキープし合い3-2で迎えた第6ゲーム、デュ―スが続く長いゲームとなったが、藤原のリターンエースもありブレークしてリードを奪うと、6-2でこのセットを取る。第2セットも実力を発揮すると最後は下村のサービスエースで試合を決めた。

ガッツポーズを見せた下村

 

S1

藤原智也

〇2{6-2、6(5)-7、6-2}0

鈴木久統

S2

菅谷優作

〇2{6-1、6-3}0

飯田翔

S3

林航平

〇2{6-2、6-3}0

太田翔

S4

脇坂留衣(環3・興國)

〇2{7-5、6-1}0

山中朝陽

S5

眞田将吾(環1・四日市工業)

〇2{6-4、1-6、6-2}1

今里翔吾

S6

今鷹洸太(商4・慶應)

〇2{6-1、6-1}0

河野隼也

 

今鷹は第1セット、1-1から5連続ゲームを奪い簡単に先取する。続く第2セットでも相手を圧倒。同じく6-1で取ったセットカウント2-0で快勝した。眞田はゲームカウント2-3とリードを許していたがそこから2連続ゲームを奪い逆転すると6-4で第1セットを取る。しかし、第2セットは相手ペースで進み、1-0から6連続ゲームを奪われる展開に。その後しっかり切り替えて臨んだ最終セットでは再び自分の持ち味を発揮して6-1で奪い、2-1で勝利を収めた。脇坂も第1戦に続き強さを発揮。コースをついたバックハンドやラリー戦を粘り強く制してストレート勝利を決めた。

S3とS2ではダブルスでも勝利を収めた林や菅谷が登場。どちらもその疲れを見せない動きで相手を終始圧倒。ストレートで勝利した。S1には主将・藤原。ラリーやサーブなど全てにおいてレベルが高く、弱点のなさを見せつける。第1セットを6-2で簡単にとったが第2セットは苦戦。タイブレークまでもつれたがこのセットを落とす。しかし最終セットは再び圧倒。ミスの少ないプレーで6-2で取り、セットカウント2-1で勝利した。

単複共に藤原の安定感が光る

慶大はダブルス、シングルス共に全勝し9-0と明大にストレート勝利を収めた。ダブルスでの3組の強さや藤原ら実績のある選手はもちろん、シングルスでも1年生の眞田や4年生の今鷹など層の厚さがうかがえる。開幕2連勝の勢いで次戦でも圧倒的な強さを見せてくれるだろう。

 

 

(取材:大泉洋渡、酒井里彩、長沢美伸)

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