慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】開幕白星スタートも格下相手に厳しい一戦に 東海大戦

今季も攻撃陣の中核を担う似鳥主将

ついに開幕した関東大学アイスホッケーリーグ戦。今年はグループBからの再挑戦となる慶大だが、大会レギュレーションの変更により、今季は2チームが自動昇格となるため、グループA昇格へ大きなチャンスだ。そんな中、今リーグ戦で「完全優勝」という目標を掲げた慶大は、東海大と対戦し6-3で勝利したものの、格下相手に苦しい試合展開を強いられてしまった。

関東大学アイスホッケーリーグ戦 Division1 グループB

2011/9/23(金・祝)12:30 FO@ダイドードリンコアイスアリーナ

東海大学3-6慶應義塾大学

{得点者 慶大のみ} 小坂、松山、金村、安藤、梅津、似鳥

先制点を挙げた小坂

第1ピリオド開始2分、さっそく試合が動いた。相手のクリアパックを拾ったFW小坂(商3)が冷静にGKの動きを捕らえてシュート。これが決まり、幸先良く先制する。ところがその後はパスがつながらず、自陣での戦いを強いられる慶大は4分、シュートのリバウンドを詰められあっさり同点とされてしまう。さらに押し込まれる慶大。7分にも失点を許し、逆転されてしまう。しかし13分、ここまでパスミスに苦しむ中、FW荒谷(経4)からFW松山(商4)にパスがつながり、松山が中央突破からDFをうまく交わしてゴール。何とか振り出しに戻し、第1ピリオドを終える。

第2ピリオド、同点に戻し、勢いづいた慶大は1分、DF梅津(政4)、FW山本(環1)とつなぎ、逆サイドのFW金村(経3)にパス。これを金村がダイレクトでシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。さらに怒濤の攻めを見せる慶大は8分、東海大のメンバーオーバーなどの反則があり、2人が2分間の退場。最大のチャンスを迎えると、FW安藤(経3)のゴールでこのチャンスをものにする。さらにFW似鳥(環4)、DF梅津も得点を奪い、第2ピリオドはシュート18本、4得点で東海大を圧倒。6-2と4点リードで最終ピリオドを迎えた。

前線からのチェックでパックを奪いに行く荒谷副将

体力面では優位に立つ慶大にとってはさらに圧倒したい第3ピリオドだったが、「勝ちの意識がちょっとみんなにあった」と似鳥が振り返るように隙を見せてしまう。開始直後から東海大にパックを支配されると、2分にはゴールを許す。さらに苦戦する慶大は、第1ピリオドで見られたパスミスをこのピリオドでも繰り返しリズムがつかめない。そんな中、13分にはGKと1対1にされる大ピンチを迎えるが、ここはGK田中誠(経4)が抜群の反応を見せ、得点を許さない。さらに15分にも慶大ゴール前でピンチとなるが、シュートはポストに救われ、第3ピリオドは何とか1失点で守りきった慶大。6-3で試合終了を迎えた。

二転三転する試合展開の中で、決定力の差を見せつけ勝利をもぎ取った慶大。地力の差を見せつけた格好にはなったが、今季グループB昇格したばかりの東海大相手に苦しい時間帯もあった。たとえグループBであっても「一選手がちょっと徹底できないだけで失点まで影響してしまう」(浅沼監督)というリーグ戦の厳しさを痛感したはずだ。この中で勝ち抜いていくためにも、「3ピリ終わるまで徹底的にやりつくす」(浅沼監督)という意識が不可欠だろう。〝完全優勝〟そしてその先にあるグループAへの再挑戦の切符を掴むべく、残り9試合走り続ける。

By Daiki Yamamoto

コメント

浅沼監督

(リーグ戦のレギュレーション変更について)当初、新チームになって今年の一番の目標としてはグループA昇格としていたが、グループA昇格のためにはまずはリーグ戦を1位で折り返して入れ替え戦に勝ってグループA昇格というのが一大目標だったが、今回のルール改正によって2位までに入ればグループAということではあるが、まったくチームとしては目標を下げる、ハードルを下げる気はなく、きっちりグループBで優勝して、グループAとの直接対決はインカレまで持ち越しだが、その時点でグループAに勝てるチーム作りをしていこうという気持ちでやってきた。(今リーグ戦のライバルは日大になりそうか)そうですね。去年グループAでも一緒に戦っていたが、日大をきちっと破って、ただグループBも今日の東海戦で苦戦した部分もあるし、今後戦う専修さん、立教さん、いい戦いを夏からされていると聞いていますので、一試合一試合丁寧に気持ちを引き締めて慶應らしいプレーをしていかなければいけないと思う。(そして今日の試合、苦戦したと振り返っているが)まず初戦ということで、一昨日の練習でもそうだったが、今日の朝のミーティングからあらためて慶應の戦い方というのをみんなで再認識して、とにかく得点より失点をケアすると。ただ得点は取らないとだめなので、取れるチャンスを確率高く生かしていくかという中でみんなで意思統一した。1ピリは点を取ったが、失点が出てしまったと。本当にささやかな約束事、一選手がちょっと徹底できないだけで失点まで影響してしまうというのはその通りであって、そこで1ピリは厳しい戦いになった。(1ピリはリーグ戦の怖さも感じたピリオドになったかと思うが)ほんとに当たり前の話だが、相手も勝ちに来ていて、相手もチャレンジャーとしてきていて、このリーグで2位までになれば昇格になるという、一つのわかりやすいルールになっているので、一試合一試合取りにきているので、慶應はそれ以上の運動量としつこさでどう戦い抜くかだと思う。(また慶應の持ち味である第3ピリオドで圧倒するというのが今日は見られなかったが)パスがつながらなかったり、相手にパックを支配されることが多かったり、本当に良くない中、2ピリで4点取れたというのがささやかな安心になっちゃったかもしれない。これが今季の一番ケアしなければいけないところで、3ピリ終わるまで徹底的にやりつくすと。去年のチームスローガンである〝ALL OUT〟というのを踏襲していて、その中で3ピリをどうするかですね。(夏のトレーニング、サマーカップでの収穫は)かなり戻るが、2月20日に部員会を行い、活動を行っていく中で、3月11日の震災になってしまい活動を自粛していたが、本当にOBの皆様方、ご家族の皆様方、学校のご理解があって、幸いにも3月の末には我々は再開できたが、特に1年生は3月の時点で合流している1年生もいて、中には八戸出身の選手もいたりして、そういう中だったが、特に1年生たちが元気よく、改めてアイスホッケーをできる喜びを1年生をはじめとして、我々や上級生も噛みしめつつ、ほんとに一回一回の練習をありがたく、そして大事にやってきたことで、夏は体力も上がったし、リンクに乗ってプレーして練習する大切さというのが一人一人わかったので、人数が多いので、人数が混んじゃうので、スタッフの中でメニューを組んだが、シュートを打つ大切さだったりとか、一回一回のパスレシーブの大切さを夏は学んだと思う。それが夏良かった点かなと思う。(リーグ戦開幕ということで今のチームの雰囲気は)まだまだ固いというか、僕から言うともっともっと競争して、上のセットの人間は安住するのではなくて、1セット目の人間は責任感を持って、どうやって貢献するかを考えてほしいし、3セット目4セット目は逆にセット外になるかもしれないという危機感を持った中で、どう自分が貢献できるかを個々に考えて競争していってもらいたいですね。GKもまさにそうですね。今日は細井(政2)が顔の骨折をして1か月ほど出られないが、3人いるので、まさに最後の砦ですから、競争していってもらいたいですね。(中1日で専修大戦が控えているが)今日の3ピリがよくない形で終わってしまったが、それを引きずってはだめなので、改めて慶應として何が良くなかったのか、中には良かった点もあると思うので、良くなかった点、パスがつながりにくかったりとか、ゴール前の処理が甘かったりとか、シュートもしつこい攻めになってなく、単発な攻めになっていたところとかを改善しつつ、一方今日とても良かったなと思うところは、4つ目に控えていた選手が今日は全員出たが、故意的に出したのではなくて、ここぞという時に次の順番に出る選手たちが出し切って疲れているなという時に、パートタイムで安藤行けとか、田中大二郎(政2)行けと言った時にすぐに準備ができていて、どこのセットに入ってもそこの役割を務めてくれたので、それが今日の良かった点だなと思っている。それがチームで戦うということなので。

似鳥主将

(今日に試合を振り返って)出だしから2点連続で入れられたのが反省点なので、次は最初から無失点で3ピリで仕掛けられる展開にしていきたいと思います。(1ピリオドと3ピリオドで押し込まれる場面も多かったが、そのあたりの原因については)1ピリはポジションの崩れでしたり、あと連係プレーがうまくいかなかったというのがあるんですけど、3ピリは2ピリに大量得点をしてそこから勝ちの意識がちょっとみんなにあったのかなあと、そのあたりが原因だと思います。(自身の得点シーンについて)あれはまあ松山へのパスがたまたま敵に当たって入ってしまったという、まあ運が良かったです。なんともいえないですね。(サマーカップ前まで試合のない期間があったが、その期間はチームとしてどのような課題をもってトレーニングに取り組んだか) とりあえずサマーカップ前は体力づくりや体格を変えるといった身体づくりを徹底してやったという、特に試合をこなすということはあまりしなかったんですが、ちょっとサマーカップではあまり良い結果が出なかったのでこれからのリーグ戦に向けてその反省点を生かしていきたいと思います。(リーグ戦での個人的目標とチームとしての目標は)個人的目標はやっぱり主将として得点をとってチームを盛り上げること、チームとしてはやっぱり完全優勝を目標に1勝も許さずにかつ1試合2失点以内というのを目標に全部の試合を勝っていきたいと思います。

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