【野球】　２点のリードを守れず逆転負け　明大②

１０月２日（日）　慶大－明大　二回戦

見事な完封劇から一夜明け、行われた明大２回戦。前日の勢いそのままに２回、影山(総３)が２点本塁打を放ち先制に成功する。だが、４回に先発の福谷（理３）がつかまり同点に追い付かれると、６回に相手投手・岡大に適時二塁打を浴び、逆転されてしまう。打線は好投を続ける岡大を捉えきることができず、惜敗した。

	１	２	３	４	５	６	７	８	９
慶大	０	２	０	０	０	０	０	０	０	２
明大	０	０	０	２	０	１	０	０	×	３

慶大：●福谷－阿加多

早大：難波、○岡大－川辺

慶大出場選手

	ポジション	選手名（学部学年・出身高校）
１	[８]	辰巳（文３・郡山）
２	[４]	金田（政４・土佐）
３	[５]	山﨑錬（商３・慶應）
４	[９]	伊藤（環４・中京大中京）
５	[３]	伊場（政４・慶應）
	[３]	神田（経４・慶應志木）
６	[２]	阿加多（法３・慶應）
７	[７]	影山（総３・鎌倉学園）
８	[１]	福谷（理３・横須賀）
	[R]	川島（政３・岐阜）
９	[６]	福富（商３・慶應）
	[H]	渡邊暁（商２・慶應）

慶大の先発は福谷（理３）、明大の先発は難波で始まった。両先発は初回、安打を１本ずつ打たれるも、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。

すると２回、早々に試合が動く。先頭の伊場（政４）が左翼へ二塁打を放ち、無死二塁のチャンスをつくる。続く阿加多（法３）の二塁ゴロの間にランナーが進塁し、バッターはこの日７番で先発出場の影山（総３）。このチャンスの場面で影山は起用に応える。右翼ポール際へ放った大きな当たりは右翼席に飛び込む本塁打に。自身初めての本塁打はチームを勢いづける先制２点本塁打となった。

ここで明大は早くも難波を諦め、ピッチャーを岡大に交代。代わった岡大に後続が打ち取られ、この回の攻撃は２点で終了。

４回裏、福谷が先頭の阿部寿、続く竹田に連打を浴びると、川辺に犠打を許し、１死２、３塁のピンチを迎える。ここで小林要に右翼への犠牲フライを浴び、１点を返される。尚もピンチは続く。踏ん張りたい福谷だったが、相手投手・岡大に左中間へ適時２塁打を打たれ、同点に追い付かれてしまう。

迎えた６回表、１死から山崎錬（商３）が四球を選ぶと、伊藤（環４）が右翼に２塁打を放ち、１死２、３塁のチャンスを迎える。だが続く伊場は浅い左翼フライ、阿加多は投ゴロに倒れ、得点を加えることができない。

すると６回裏、福谷は安打と犠打で２死２塁のピンチを背負う。バッターは４回に同点打を放っている岡大。ここで岡大は左翼線へ強烈な適時２塁打を放ち、ついにリードを許してしまう。

慶大は７、８回も得点圏にまでランナーを進めるが、あと１本が出ず、１点ビハインドのまま９回の攻撃を迎える。９回、２死から福谷が安打で出塁すると、代打に渡邊暁（商２）を送ったが、三振に倒れゲームセット。１点が重くのしかかった。

２回からマウンドに上がった２番手の岡大を打ち崩すことができずに惜しくも敗れた慶大。９安打を放ち、何度もチャンスをつくるが、あと１本が出ず、惜しくも得点を加えることができなかった。勝ち点の行方は翌日の３回戦にゆだねられることとなった。すでに法大に勝ち点を落としている慶大にとっては負けられない一戦となる。３回戦を制し、春秋連覇へ望みをつないでほしい。

By Ryutaro Moto

選手のコメント

影山

（今日の試合を振り返って）勝ち切れたらよかったんですけど、勝てなかったので、また明日勝てるように頑張りたいです。（２回に初本塁打を放ったが）たまたまなんですが、チャンスで打ててよかったです。（どのようなことを意識して打席に入ったか）特に意識することはなかったが、ストライクを全部振って行こうと思っていた。（相手は難波投手だったが意識したか）いいピッチャーなので簡単には打てないと思っていて、とにかくファーストストライクからどんどん振っていこうと思っていた。（７回に２塁打を放ったがどのようなことを意識していたか）先頭だったので、とにかくなんでもいいから出ようと思っていた。（自身の調子は）結構いいです。（明日に向けて意気込みを）自分が出て、勝ち点を取りたいです。

福谷

(今日のピッチングを振り返って)残念ですね。(どのような点が課題だったか)結果で負けてしまったので、もうそれだけですね。(登板前心がけたことは)前回の反省もあったので、入りは気をつけたんですけどダメでした。(明日への意気込みは)勝ちます。絶対勝ちます。