【アメフト】全国大会直前! 〜UNICORNS Prideの可能性〜 第5弾/期待のニューホープ・田中玄樹&海老谷諒

アメフト

アメリカンフットボール部UNICORNSは、11/23(土)に開幕する全日本選手権大会へ出場が決定しています。そこでこれに合わせ、アメフト部員の皆さんにインタビューを行いました。

第5弾は1年生ながら秋シーズン3試合に出場し、急成長を遂げる期待の若手・田中玄樹(理1・本郷)と海老谷諒(経1・慶應)のコンビです!

 

田中玄樹(たなか はるき)背番号38

ポジション:ランニングバック

海老谷諒(えびたに りょう)背番号72

ポジション:オフェンスライン

 

ーー全国出場決定おめでとうございます。率直なお気持ちを

海老谷→一番感じるのは、東大戦の負けで、全国行けるかどうかが自力では決められなくなったところから、今こういう結果になってくれて、ほっとしています。

田中→僕もほっとしている部分が大きいです。僕は6月に入部したので、最近ようやく4年と少し喋れるようになったくらいで。アメフト面の話をしたり、先輩とプレーできる期間がさらに伸びたのはとても嬉しいです。

ーー秋シーズンを振り返って、何点をつける?

海老谷→今シーズンは70点です。私は体育会に入るかどうか自体を悩んだ経緯があります。自分の運動神経で大学についていけるか?という不安があったからです。結果UNICORNSに入って、1年生から秋にスタメンに入れてもらって、なんとかうまくいったといういい点はあります。ただ、足を引っ張らないことを意識している面もあって、自分のプレーでチームを勝ちに導くとか、高みを目指すことはまだできていません。そういうことを踏まえてこの点数かなと思います。

田中→僕も点数は70点くらいですかね。未経験ながら試合に出られたというのはよかったと思います。桜美林戦の勝っている局面は試合終盤の勝っている状態でのプレーでしたし、試合途中から出た日は個人的にはいいものがなく、リズムを作る、流れを変えられなかったということもありました。そんな感じでこの点数ですね。

ーー今シーズンの出場試合数と、高校アメフトとの違い・大学から新しく始めてみての感想

海老谷→出場は3試合ですね。僕は塾高UNICORNSにいて、大学は塾高より格段に部員が増えているなというのがまず感じたことです。4年生がメインだとか、上級生・下級生マインドの違いなども感じました。秋は先輩の引退を背負うですとか、3つ離れた先輩ですとか、新しいことだらけでしたね。

田中→僕も3試合です。アメフトは大学で新しく始めたスポーツでした。ラグビーから転身という形です。ラグビーとアメフトは似たようで、用語の多さだったり、試合と練習のヒットの入り具合、強度など、違うところが多くて驚きました。自分はまだわからないところだらけなので、その中で試合に出ることにはプレッシャーはあります。

1年生にして関東最上位リーグに恥じないプレーを見せる二人

ーー夏合宿で監督の目に留まった、という話があった

海老谷→それは心当たりがあって、僕も田中も、フレッシュマンMVPを夏合宿でもらいました。その時あたりから1年生ながらかなり積極的に上級生と関わり、一緒に最前線でプレーするようになっていけたのが大きかったかなと。

田中→夏休みは一番最初に合宿で先輩とできたんですが、ヘルメットとショルダーを初めて着用して練習できるというワクワクがありました。わからないなりにも思いっきりやってみようと、自分ができることを精一杯した結果がよかったのかなと思っています。

 

ーー秋リーグの自分のプレー

海老谷→強豪と当たった早明法立の4戦はキッキングで一部だけ出場でした。この時は自分がオフェンスを背負うとは考えてなかったというのがあります。桜美林戦から出るとなって、PSに行けないと先輩方が引退というのもあり、緊張はしました。ただまだ1年生ですし、1年生に任せてもらった部分は伸び伸びやろうと意識しました。

田中→早稲田〜法政までは試合に出ませんでした。ただ、いつ出るチャンスがあってもおかしくないとは思っていて。ワンチャンスを掴む意識は常にしていました。あとは、練習で相手のオフェンスを再現するときに、できるだけ正確に。先輩のために頑張ろうとは思っていました。

田中がラグビーで培ったステップはアメフトでも光った

ーー出場機会があった後半戦で学んだこと

海老谷→後半になるにつれて、前評判では格上の明・立に勝てたのもあり、桜美林は勝てるとしても、東大戦に勝てばPSが決まる段階で、東大を少し下に見ていたのはないとは言えないと思うし、ギリギリで勝てなかったとはいえ、後がなくなってしまいました。逆にこの状況に追い込まれた中で、中央はもう引けないよねってことで、チームとして団結できたんじゃないかと思います。

田中→試合を重ねるごとに星取表がまとまり、周りの試合を気にしたり、過去に引っ張られることも多かったと思います。なので、自分のチームにフォーカスしてできることをやりたいと思っています。

 

ーー自分が将来こうなりたいと思う先輩

海老谷→同じポジションの岩戸先輩です。岩戸さんは高校からOLで、一緒にペアを組んで教えてもらっていました。付き合いが長いのもありますし、体も大きくて、日本代表にも選ばれました。それでいてフィジカルに甘えず、ストイックという。その姿勢も学びたいと思っています。

田中→WRの黒澤さんです。高校でサッカーをやっていて、大学でアメフト部に来て一気に体を大きくして、しかもストイックで。秋も結果を残しつつチームを引っ張る役目を果たしています。それでいて、生活は優しくフレンドリーという人柄も好きで、尊敬しています。

エースWR黒澤世吾。ラストシーズン、かっこいい背中を後輩に見せたい

ーー関学戦でどのように戦いたいか

海老谷→関東での試合は、自分がやらかしたら先輩が引退になってしまうというプレッシャーがありました。しかしここからは先はポストシーズン、どう足掻いても負けたら終わりです。ましてや相手は6連覇中の関学ときています。もうこうなったら逆に割り切ってやるしかないので、全身全霊で挑みたいと思います。

田中→ミスしたらどうしようとか、次の人に回そうというのではなく、出る機会があったら関学に一矢報いて、1ヤードでも多く取って、流れを掴んで、サイドラインに戻りたいと思います。

 

ーー意気込みとメッセージ

海老谷→僕は1年生である程度任せてもらってる部分があるので、4年生の思いを背負うのはありますが、1年生らしくがむしゃらに全力でプレーしたいと思います!

田中→試合に出られている1年生は多くないと思います。経験の差は出ると思いますが、未経験なりにも自分が1年生を引っ張れたらなと思います。今年1番の大舞台にはなると思うので、ぜひ現地でも配信でも観戦して応援してほしいです!

来年以降に生かすためにも、伸び伸びプレーを誓う

※画像にUNICORNSのロゴが入っているものは慶應義塾大学アメリカンフットボール部より提供いただきました。

(記事:東 九龍)

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