慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】好敵手に完敗、46年ぶりの一戦を落とす 早大戦

1部リーグで46年ぶりに実現した伝統の早慶戦。それゆえに思いも強かっただけに、敗戦のショックは人一倍大きいものとなってしまったかもしれない。秋季リーグ第10戦。ここまで5勝4敗で6位につける慶大はここまで10位の早大と対戦。セットカウント1-3で敗戦し、痛い星を落としてしまった。

10月15日(土) 秋季関東大学1部リーグ 慶大―早大 @日本体育大学健志台米本記念体育館

得点
慶大 セット 早大
22 25
25 14
14 25
23 25
 

第2セットはいい流れに

 ここまでの今期の早慶戦は3戦全勝。しかし結果ほど両者に大きな力の差はなく、常に好ゲームが展開されてきた。この日も第1セットからサイドアウトの押収で、両チームとも良い流れでスタート。慶大も序盤から柳田(環1)の速いパイプ攻撃など、野口(環1)の積極的なトス回しがさえ、伸び伸びとしたプレーをみせる。終盤先に20点に乗せたのは慶大で20-18。しかしその後レセプションが乱されサイドアウトがなかなか奪えなくなるとここから2度の3連続失点を許しまさかの逆転。22-25でこのセットを落としてしまう。

 第2セット慶大は中出(環3)に替わり前田(環3)をスタートからリベロとして起用。この起用が功を奏したか、レセプションも立て直りセンター線がいきいきと機能するようになる。さらに4-4から間宮(政3)のサーブで、目の覚めるかのようなストレートコースへのノータッチエースなどで4連続得点。リードを奪いゲームを進めていく。その後もサーブで攻め早大にドリブルなどのミスを誘うなど確実に得点を重ねていく。苦しい場面でも岡田(商2)が高い打点から2段トスを打ち切り加点。中盤に大きく点差を離し25-14でこのセットを奪う。

ブロックの上から打ち下ろす岡田のスパイク

 このまま勢いにのりたい第3セット。しかし序盤に早大に流れを奪われる。3-3の場面から目先をかえた相手ロングサーブに苦しめられ、レセプションを返すことが出来ない。苦しいトスになったところで間宮がブロックにつかまるなどここで6連続失点し、大きく点差をあけられる。「あそこで大崩れしてしまったことが頭に残ってしまった」(宗雲監督)と慶大はここから点差を詰めていくことが出来ない。逆にサーブで早大を崩すことが出来ず丁寧にサイドアウトを奪ってくる相手になすすべなく沈黙。特に終盤は勢いに乗れそうな得点後のミスが目立ち、連続得点を奪えない。結局このセット14-25の大差で落とし後が無くなってしまう。

 第4セットは序盤こそ一進一退となるが7-8から稲田(環1)がコミットでブロックにつかまるとここから流れは早大へ。3連続失点でリードを許す。その後この日はしっている間宮のサーブで一旦は同点に追いつくも早大が再び抜け出し18-21。しかし最後までもつれるのが宿命の早慶戦。慶大は渋谷(環4)がワンポイントでコートに入り、ブロックに2段トスにとつなぎで貢献。柳田の2連続スパイク、相手のミスで3連続得点を奪い同点に追いつく。その後も食らい付いていくが23-23の大事な場面で野口が痛恨のサーブミス。続く岡田が2枚ブロックにシャットアウトされ23-25。このセットを落としセットカウント1-3で敗戦となった。

 この日の敗戦で通算成績は5勝5敗。極めて微小ながら明日の結果如何によっては入替戦圏内に転落する可能性も残っている。慶大にとって最も重要なことは早慶戦敗戦というこのショックを引きずらないこと。泣いても笑ってもリーグ戦は残り1試合。相手には東日本インカレで慶大の決勝進出を阻んだ筑波大が待ち受ける。良い形でリーグを終え、そして全日本インカレへとつなげるために。「この状況で勝つしかない」(間宮)。

By Hideki Tsubonuma

コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)早稲田が良かったです。春と違ってレシーブの良い専田君を4番の倉坂君に替えて入れて、それとリベロの本間君でレシーブを固めてたので全然崩れなかったです。それからサイド3枚が七里君と吉村君と、専田君3枚とも全然つかまえられなかったので、もう完敗ですね。(2セット目慶大が良い流れになりましたが)2セット目はローテを1個ずらしたので、岡田を七里君に当てて負担を少しかけたかった。それで向こうのトス回しがすこし変わったりだとか、まあそういうことだとは思いますけどね。(3セット目以降崩されてしまったのは)ロングサーブで崩されてしまったので、あそこで大量失点してしまったのであれが頭に残ってしまってたんじゃないかな。大崩れしてしまったと。4セット目もちょっと後手後手になってしまったので、みんなが窮屈な固いバレー、どうしても確率の高いところにトスを持っていかなければならなくなってしまったので、そういうところがね。序盤にセッターの野口が稲田を使ったときに、まあ使うのはいいんだけどちょっとトスが合わなくてつかまってしまった。1本は完全にコミットでつかれてたのでまあしょうがないんだけど、センター線も今日はサーブレシーブが悪くて全然使えなかった。岡田は頑張って打ってたけど、いかんせんあれだけBキャッチ、Cキャッチからの攻撃なので、サイド選手がミスをする確立も高くなっちゃって、そういうのが全部得点に出たんだと思います。(明日に向けて修正点は)まあ気持ちを切り替えるしかないですね、明日しかないので。今日学生はたぶん早慶戦に負けたってことに対してのショックはあるだろうけども、だけどもう終わっちゃったことだし。明日の試合に100パーセント気持ちを切り替えて、終わったことを言ってもしょうがないし、明日最後結果を出して笑って終わりたいと思います。

間宮

(今日の試合を振り返って)自分たちの出来としては悪くはなかったんですけど、相手のサーブに崩されてしまって、負けてしまったという感じですね。(1部で実現した早慶戦でしたが)早慶戦ということへの意識は特に無かったのですが、この試合に勝てば上位に行け、負ければ入れ替え戦もあるかもしれないという状況だったので、負けられない試合だなと思っていたんですけど・・・残念でした。(3セット目は失点が続きましたが)相手のサーブが強く、こっちがそれに対応出来なかったです。あれだけサーブとサーブカットで差がついてしまうと、どうしようもなかったですね。(最終戦に向け)この状況で勝つしかないので、頑張りたいと思います。

出場選手

セッター 野口剛志郎(環1)
レフト 柳田将洋(環1)
センター 稲田聡典(環1)
ライト 岡田拓巳(商2)
レフト 間宮秀太(政3)
センター 山本悠登(環1)
リベロ 中出祥平(環3)
途中出場 渋谷隆太(環4)
前田優介(環3)
前田滉介(環2)
益田万太郎(政2)
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