【庭球(女子)】「王座優勝を目指せる舞台を残してあげたい」 4年生試合後インタビュー 勝利掴めず1部6位で入替戦へ/関東大学テニスリーグ1部vs東国大

庭球女子

庭球部女子のリーグ戦は、9月19日の東国大戦を以て幕を閉じた。結果は1部6位。1部2部入替戦を前に、4年生たちは何を思うのか。リーグ戦を戦い終え、入替戦を控える彼女たちの想いに迫る。今回は女子部4年生である、主将・大橋麗美華選手(総4・光明学園相模原)、副将・中島玲亜選手(総4・岡山学芸館)、主務・寺田陽奈乃選手(政4・慶應女子)、垣内理恵子選手(文4・啓明学院)の試合後インタビューをお届けする。

9月19日(金)@有明テニスの森

♢試合結果♢

慶大 ●2{D0-2、S2-3}5〇東国大

【ダブルス】3セットマッチ

  D1

中島玲亜(総4・岡山学芸館)・西飛奈(環4・白鵬女子)

●0{2ー6、2ー6}2〇     

大坪花、星野桃花

  D2  

大橋麗美華(総4・光明学園相模原)・松本瑠夏(文3・成蹊)

●0{3ー6、4ー6}2〇 

石川和奏・原田悠衣

【シングルス】3セットマッチ 

  S1  

中島玲亜(総4・岡山学芸館)

〇2{6ー2、6ー2}0●

大坪花

S2

西飛奈(環4・白鵬女子)

〇2{6-4、6-0}0●

石川和奏

S3

荒木もな(総3・慶應女子)

●0{0ー6、0ー6}2〇

星野桃花

S4

松本瑠夏(文3・成蹊)

●0 {6(2)-7、2ー6}2〇

原田悠衣

S5

菅原悠(文3・慶應女子)

●0{6(5)-7、6-4、4-6}2〇

田中舞璃花

 

♢選手コメント♢

主将・大橋麗美華選手(総4・光明学園相模原)

D2に出場した大橋(写真左)

ーーリーグ最終戦を終えましたが、今どんなお気持ちですか

自分たちは王座を目指して1年間やってきたので、もちろんすごい悔しい気持ちではあるんですけど、ただチームとしてはリーグ戦を重ねるごとに良くなってきている部分も多いので、今はとにかく入れ替え戦に向けて、絶対に1部に残れるように上を向いて頑張りたいなという気持ちでいます。

ーーダブルスの試合を振り返って

松本とは4戦目から組みはじめたんですけど、今日はかなり良くなっている部分も多くて。ただノンアド(アドバンテージがなく、40ー40の場合は1本勝負)だったりとか、ゲーム内で競ったところで1本を取りきれないことが多くて、そこを取りきれていたらスコアが逆転して勝っていた可能性もあったかなと思うので、すごく悔しいです。ダブルスで勝っていれば、シングルスにも勢いが生まれたり、チームの結果もまた変わっていたところもあるのかなと思うとやはり1勝をとって来れなかったことが申し訳ないです。この悔しさを全部入替戦にぶつけて2ー0を取れるように、この1週間練習していきたいです。

ーー最後のリーグ戦全体を振り返って

1戦目で10ポイントをとって勝ったところから良い流れはできていて。自分は出ていないですけど、早稲田戦ではD1のところで相手がインカレ・インドアチャンピオンにも関わらず1本とってきてくれたりとか、これまでの慶應のダブルスに比べたら良くなってきて1−1でシングルスに繋げられるようになってきたので、そこを2ー0で回したいなと。自分がしっかりその役割を果たしたいと思います。

ーー入替戦への意気込みをお願いします!

とにかくやってきたことと、リーグ戦での課題とか悔しさをこの一戦に全てぶつけて、主将としても、選手としても、しっかりと役割を果たして絶対に勝って1部に残らせます。

副将・中島玲亜選手(総4・岡山学芸館)

シングルス全勝の中島

ーーリーグ最終戦を終えましたが、今どんなお気持ちですか

人数が少ない中で結構苦しくて、負けて悔しいですし、4年間の中では一番悪い成績なので本当に悔しいですけど、ちゃんと誰も怪我することなく最後まで一生懸命、全員で戦えたことは良かったなと思います。

ーー今季のダブルスを振り返って

ダブルスに関しては1、2戦が大橋と組んで、3、4、5戦が西と組んだんですけど、その中ですごい良くなっていった部分も、課題も見つかり、入替戦に向けて本当に良い方向に向かっているのかなと思っています。これまでダブルスにあまり自信がなかったんですけど、D1として、5戦中3勝できたのは自信にも繋がりましたし、入替戦も自信持ってやっていきたいなと思います。

ーーシングルス全勝でしたが、振り返っていかがですか

ダブルスは早い段階で負けがついてしまった中でシングルスは全勝を目指して臨んでいたので、有言実行できたのはホッとしたというか嬉しかったですし、苦しい中でも勝ちきれたのは本当に良かったなと思います。

ーー試合の中で意識されていることは

本当に基本的なことで「相手より1本でも多く返す」「相手より強い気持ちでいる」その3つだけで、あとは本当にみんなの応援とかに頼りながら勝てたのかなと思います。

ーー仲間の活躍はどう見られていましたか

本当にシングルス下位の人たちは全国に出るレベルではないんですけど、全国レベルの相手に対しても粘り強く戦ってくれたことは本当にすごいなという思いしかないですし、感謝の気持ちでいっぱいです。その中でたくさん成長する姿を見られたので、入替戦でも期待して私も上でしっかり頑張りたいなと思います。

ーー入替戦への意気込みをお願いします!

もう入替戦はこのチームでできるラストの1戦なので「1部を守る」というよりかは、言葉は悪いですけど「相手をぶっ潰す」くらいの勢いで、全力で最後まで走り抜きたいと思います。

主務・寺田陽奈乃選手(政4・慶應女子)

ベンチで選手に声をかけ続けた寺田

ーーリーグ最終戦を終えましたが、今どんなお気持ちですか

私はものすごく悔しいという気持ちに尽きるかなと思っていて、他の1部の大学に比べたらすごく人数も少ない中で、良く戦っているのに乗り越えられない壁があって。やり場のない気持ちがあります。ただ、こうなるかもしれないという可能性はどこか頭の片隅にはあったので。私たち4年生に最後できることは、後輩たちに「王座優勝」を目指して戦える場所を残してあげることなので、本当に全部出し切る気持ちで同期みんなで引っ張っていきたいなという気持ちです。

ーーベンチで印象に残っている試合はありますか

多分一生忘れないのが、大橋の明治戦S1。絶対忘れられない。多分他にもS2、3で中島、西という私の頼れる同期(4年生)が試合をやっている中、これからの競技人生もあるだろうに自分の全てをチームのために捧げてくれている。相手もなかなか調子が良かったんですけど、自分自身もチームも信じ切ってあそこまで強気でプレーしてくれたのが本当に頼もしいなと思って。そこはみんなのキャプテンだなと、あのベンチに入れたことは本当に一生忘れない。そこで本当にこの人がキャプテンで良かったなと思います。

ーー入替戦への意気込みをお願いします!

分厚いなと思ってた壁がちょっとずつ打ち破られていって、からを破ってくれているなというのは感じているので。ここ頑張りたいなという時に、いかに自分を信じて戦い抜けるかだと思うので、変わらず4年生としての最後の仕事は後輩たちに来年の舞台を用意してあげることが全てなので、それができないとすごい後悔して終わると思うので、とことん仲間を信じて、男子の応援の力も借りながら、チーム全員で勝ちをとりにいきたいと思います。

西飛奈選手(環4・白鵬女子)

リーグ戦1勝目を掴んだ西

ーー今日の試合を振り返って

ダブルスはあまり相手の前に入ってくるプレーに押されて簡単に負けてしまったんですけど、シングルスは高校同期との試合でもあったし、今まで一勝もできてなかったので絶対に勝ちたいなという気持ちでコートに入りました。今まではすごい相手のミスに期待してしまっているようなプレー、ただ粘っているだけのプレーをする時間が長かったんですけど、今日は自分から責める気持ちを持ってプレーできたのでシングルスに関しては良かったと思います。

ーー仲間の応援はいかがでしたか

ポイントをとったら私よりも大きい声を出して鼓舞してくれたり、きつい時はすごい励ましてくれたり、審判もボーラーも一生懸命やってくれたり、そういう存在は私の中ですごく大きくて、自分も頑張ろうと思えました。本当に大きな存在です。

ーー入替戦への意気込みをお願いします!

このチームで戦えるのは最後なので、悔いが残らないように全力で出し切りたいと思います。

垣内理恵子選手(文4・啓明学院)

常に全力で応援し続けた垣内(写真手前)

ーーベンチで印象に残っている試合はありますか

西のシングルスでベンチに入ったのは今日が初だったので、そこで勝ちを掴み取ってくれたのが非常に嬉しかったです!

ーー入替戦への意気込みをお願いします!

もう本当に泣いても笑ってもこのチームで戦える最後なので、残りの期間は最大限に準備して臨みたいと思います。

(取材:長掛真依)

タイトルとURLをコピーしました