慶應スポーツ新聞会

【ソフトテニス部】早慶戦直前特集!

中央通りを真っ直ぐ抜け道なりを歩くこと10分強、オレンジ色の慶應下田学生寮が見えてくる。ここの周りには野球部、ラグビー部、ソッカ―部、グラウンドホッケー部など多くの体育会専用のグラウンドが点在し、常ににぎわいを見せている。

今回はソフトテニス部の取材。今月の13日に迫った早慶戦に向け、おそらくケイスポ初(?)の取材を敢行することになっている。ちなみに軟式テニスとソフトテニスは同義で、大学スポーツでは今はソフトテニスが公式の名称となっているそうだ。

取材の約束の時間に着くと、ジャージ姿の小林恵女子主将(商4)が出迎えてくれた。可愛らしい容姿とチャーミングな笑顔に私たち記者(男3人)も心を癒される。「ああ、来てよかった」。そのまま部室まで案内され、青木希道(ひろむ)男子主将(商4)も合流し、取材が始まる。

今年で‘部昇格’61年目。部員は総勢31名(男23、女8)。春と秋に行われるリーグ戦(現在、男女ともに3部)と8月に行われる全国大会に向け、日々下田寮の裏にある専用コート(4面)で日々鍛錬を積んでいる。

ソフトテニス部と聞くと、やはり硬式テニス部と比べてしまうだろう。差異点としてまず、ゲームのポイントの数え方やそれに伴うゲーム時間の短さ、また‘殲滅戦’とも言えるような団体戦ルール、そして何よりボールの違いが挙げられるだろう。特徴的なボールの存在は、天気などの環境に強く作用されるため、風上や風下によって戦い方を変える必要性など、ソフトテニスならではの楽しさも生み出している。またソフトテニスではダブルスがメインで、例えば男子の場合、5試合ある内4試合はダブルスになっている。

ここで、おそらくよく聞かれる質問として聞いたのが、「なぜ硬式テニスではなくソフトテニスを選んだのか?」である。中学では硬式テニスよりも盛んなソフトテニスだが、高校やそれ以降では前者が逆転し、グローバルなメジャースポーツとなっている。やはりそれと比べてしまうとマイナー感が否めないソフトテニス。中学から高校に上がる際、硬式テニスに変更する人も少なくないという。だが青木主将いわく、それは「はまっちゃったから」。両者ともに中学からのソフトテニス経験者で、大学で続けるのも自然だったという。ソフトテニスならではの面白さ、が二人を楽しませているのだろう。

だが硬式テニス部、それに加えて星の数ほどあるテニスサークル、またソフトテニスサークルの存在はソフトテニス部を日陰に追いやっているのが現状だ。華やかな他の団体に比べて地味な印象をぬぐえないのは、マイナースポーツであることと‘体育会’に所属していることで旧時代的な偏見を抱かれることも理由として挙げられるだろう。

しかし部員同士の仲はとても良く(ディズニーランドに行くこともあるそうだ)、OB・OGとの関係も極めて深い。体育会的な上下関係も、当然「メリハリが大事」(青木主将)と言うように、最低限の礼儀以上を強制することはない。未成年者には飲酒もさせないという。

とかく一般塾生は敬遠しがちな体育会ではあるが、もはや一般的に感じる体育会のイメージはイメージのままでしかないだろう。体育会でしか味わえない勝利の喜びや仲間との一体感は学生時代の良い思い出になることは間違いない。

ソフトテニス部も新入部員を募集中だ。もちろん未経験者は大歓迎だという。ちなみに男子は女子マネージャーを、女子も‘イケメン’男子マネージャーを大募集中だそうだ。ホームページからコンタクトがとれるようになっているので、興味ある人は要チェックだ!(http://www.keio-stc.com/)

この日はサークルやOB・OGとの交流試合である「慶應オープン」。インタビューもひと段落し、せっかくなので写真を撮るついでに小林・青木両氏のそれぞれの試合も観戦してみたが、ダイナミックな動きにボールを追いかけるのに苦労した。両者ともに難なく勝利。

13日は早慶戦。早稲田は全国大会で3連覇中の強豪チーム。厳しい戦いが予想されるが、「可能性はある。全国レベルにも勝てるところを見せたい」(青木男子主将)、「女子は3ポイント先取なのでチャンスはある。頑張りたい」(小林女子主将)。試合は午前10時から下田グラウンドで行われる。ぜひ友達を誘って応援しに行こう!

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