【バレーボール】第3戦 王者に完敗、満身創痍の戦いが続く 東海大戦

日吉で王者東海大を迎え撃つ

ホーム日吉に王者東海大を迎えた1戦。慶大はこの日より岡田(商1)が国際大会の事前合宿のためチームを離れ、春季スタメンの半分が離脱するという緊急事態でリーグ戦第3試合を迎えた。結果0-3のストレート負けを喫したが、「前回よりも納得はしている」(宗雲監督)と、小池(環4)主将、鈴木(医4)副将らがチームを鼓舞し盛り上げるなど、チームの雰囲気は上昇機運。エース間宮(政2)が5割超の決定率をみせるなど復調の気配をみせた。

9月18日(土) 
秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-東海大 @慶應義塾大学日吉記念館 

 

サーブをカットする間宮

得点
慶大 セット 東海大
11 25
17 25
19 25
 

第1セットは間宮のサービスエースから始まる。しかし徐々にサイドの決定力の差を見せ付けられ、点差が離れていく。ラリーで粘る場面もみられるも、相手の高さのあるセンター線をまったくとめられず、また終盤に3本のサービスエースを許すなど乱され、11-25の大差でこのセットを落としてしまう。

2セット目からライトに今季はじめて鈴木を投入。その鈴木がいきなりポイントを決め、また相手のスパイクミスも絡み序盤はいい流れで試合を進める。つづく渋谷(環3)のブロックや間宮のスパイクなどで王者東海大に食らいついていく。しかし中盤になると相手の幅を使った鋭いスパイクが徐々に決まりだし苦しい試合展開となり、高田(商4)、小林(文2)を投入し流れを変えようと試みる。だが中盤許したリードを埋められず17-25でこのセットを落とす。

鈴木はライトで途中出場

第3セット得点は東海大から。序盤は第2セット同様両者譲らない状態で試合が進む。以降も間宮のスパイクなどで慶大がポイントを奪うも東海大の攻撃を止められず試合は均衡状態に。中盤にさしかかると相手のブロックが決まりだし、また慶大のサーブミスなども絡み徐々に点差が開いていってしまう。しかし間宮の強烈なサーブで相手のドリブルを誘うなど慶大も粘りをみせる。だが最後まで点差を縮めることができず結局19-25でこのセットを失いセットカウント0-3で敗れた。

この日は王者東海大の前にストレートで敗れた。選手達は力を出し切っていたがやはり東海大の壁はあつかった。けが人などで厳しいチーム状態ではあるがそこを乗り越えていかないことには一部では戦えない。次戦の専大戦は負けられない。

By Tomohiro Sugawa

コメント

宗雲監督

 

(今日の試合を振り返って)1セット目は私の起用ミスで学生に迷惑をかけてしまった。結果に関しては東海大との力の差を考えても今のメンバーの実力どおりの試合だったと思う。前回の試合と比べても納得はしている。(ライトの交代に関しては)ポジション的には藤井の調子も良くなかったし、是澤と鈴木が変わる練習もしていたんだけれども、鈴木が入ってもキャッチはしないので藤井と替わってもちょうどはまると。是澤はレシーブも出来るので、鈴木もラッキーボーイとして頑張っていたと思う。(守備に関しての意識は)東海ぐらいのレベルのジャンプサーブになると、もっとうちのレシーブ力を上げないとうちの攻撃は生きてこない。(サーブカットが返れば)東海はコミットでブロックをとんでくる相手だったので、1対1で通用する攻撃はあった。逆に明治とかリードでとんでくる相手に対してはまだまだきついでしょう。(明日の試合は)いい試合をするだけ。応援に来てくれた人が買っても負けてもよくやったといってもらえるような試合をしていくしかない。

小池主将

(今日の試合を振り返って)先週2試合はひどかったから今日はベストを尽くそうという気持ちで挑んだ。先週よりできはよかったがまだ満足ができるものではない。(格上のチームにどのような意識で挑んだか)格上のチームばかりなので練習でやってきたことを100%出していこうとした。先週はミスが多かったので今日少なくしていこうとした。(攻撃の組み立ては)相手のブロックが高かったので前にきれいに2枚、3枚そろえるのではなく、キャッチが入ったらわっていこうと。(今のチームの課題は)全てのプレーにおいてミスが目立つ。ミスで流れをきってしまって自滅してしまうのが1番の課題。

鈴木

(今日の試合を振り返って)自分たちの力不足が出たかな、相手との力の差がはっきり出たかなという感じです(東海大の対策)無理に決めにいかない。(相手の)ブロックが高いのでそれを意識してミスが増えたりとかブロックを考えなさすぎてブロックに止められたりして点数を取られるのはやめようと言うふうに話した。ブロックに当てたりとか頭を使った攻撃を仕掛けようということを意識して1週間用意したがあまり機能はしていなかったですね。(個人としてのアタックの出来は)ちょっと決めよう、決めようという気持ちが前に出過ぎていまいち機能していなかったかなという感じです。(トスが回ってくることも多かったが)(相手の)サーブが強くてサイドにボールが集まってしまうので本当はもう少し決めなければいけない。とりあえずまずミスをしないように意識して打ったんですがもうちょっと仕事をしないと試合になりませんね。(サーブの出来は)まあ前から用意はしていたんである程度自分のサーブは打てたと思います。(チーム内のコミュニケーションを取る場面が多く見られたが)やっぱり(点を)取られる時はだまってしまうことが多いので盛り上げる声もそうですけど意味のある会話というのをコート内で増やしていきたいなと。(次の試合に向けて)チーム事情苦しいんですけどまず1セットを取ってそれから明日出来れば勝利を挙げたいなと。毎日やるべきことをやっていくだけなんで明日もベストを尽くせればいいと思います。

間宮

(今日の試合を振り返って)自分達の力はまあまあ出すことができた。しかし相手の力が強く及ばなかった。やはり相手のメンバーは皆強い。(東海大の印象は)やはり強い。試合をやってても強いと感じた。日本一なだけはあると思う。(自身のプレーは)自分なりには良かった。序盤はキャッチミスが多かった。スパイクのミスをもっと減らしていかなければならない。次回以降はそれを課題にして練習していく。(今のチーム状況について)頑張るしかない。けが人がいるからといって負けたとはいえない。(次の専修大戦に向けて)今日のようなプレーができればよいと思う。頑張って戦っていく。

出場選手

レフト    間宮 秀太(政2)

 レフト   是澤 佳次郎(経3)
 ライト   藤井 宏行(環4)
      →鈴木 陽太(医4)
 センター  渋谷 隆太(環3)
 センター  村上 拓也(法2)
 セッター  小池 聡司(環4)
 リベロ   中出 祥平(環2)
 途中出場 高田 啓人(商4)
        石川 友規(理3)
        小林 隆佑(文2)
        益田 万太郎(政1)
       

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