最終節で白星を挙げ、2部優勝および1部昇格を決めたソッカー部女子。3年時にフィールドからキーパーに転向する大きな決断を下し、ゴールを守り続けてきた守護神・中村美桜(理4・慶應湘南藤沢)に試合後インタビューを行った。
◇中村美桜(理4・慶應湘南藤沢)

ーー今の率直な気持ちを教えてください。
ほんとうに嬉しいということに尽きます!私にとってはキーパーを始めたのが2年前だったので、2年間の努力が報われるような結果になって嬉しいです!
ーーその「キーパー転向」という決断が2部優勝・1部昇格という結果につながりました。あの決断を今の中村選手が振り返って、どのように思いますか。
みんなが結果をもたらしてくれたので、この決断が正解だったと思いますし、この決断をして良かったと思っています。
ーーピッチ内ではチーム唯一のゴールキーパーとして、ピッチ外では主務として献身する姿が見られました。ソッカー部での日々を振り返ってください。
「ソッカー人生だったな」という一言です。この組織を愛していますし、一方でこの組織に生かされた4年間だったと思います。周りを見ると、自分を犠牲にしてでもこの組織のために頑張っている選手やマネージャー、スタッフがいたので、そういった人たちに少しでも貢献したいという想いで尽力してきました。

ーー今シーズンの『賢く泥臭く、虜にさせる』というビジョンは達成できたと思いますか。
はい、達成できたと思います !いつも見届けてくださる保護者の方々や観客の方々にプレーを通じて見せることができたと思いますし、結果という形でも表現できたと思います。
ーー今日もお父様のご声援が響いていました。ご家族への感謝の気持ちを教えてください。
16年間サッカーを続けてこられたのはほんとうに家族のおかげだと思っていますし、特にキーパーに転向してからは私の努力を一番に認めてくれて、支えてくれたのが家族だったので、感謝しかないです。言葉で表すのは簡単ですが、この想いを少しずつ恩返ししていきたいです。
ーー来シーズン以降、1部で戦う後輩たちへのメッセージをお願いします。
この1年間はほんとうに後輩に助けられた1年間だったので、全然心配はしていないです。強豪相手に自分たちのサッカーをしている姿を見るのが楽しみですし、絶対にみんなならインカレに出場できると思うので、応援しています!

ーー最後に、同期へのメッセージをお願いします。
4年間、ここまでやってこられたのはほんとうに同期のおかげだと思っています。キーパーに転向してからは、私の決断を正解にするための身体を張ったプレーや日々の言動がすべて私の原動力になっていたので、形容しようのない感謝に尽きると思います。


(インタビュー:柄澤晃希)


