【ソッカー(男子)】終始苦しい展開が続くも 梅野弾を守り抜き決勝&全国へ/関東リーグ新人戦準決勝 VS産業能率大学

ソッカー男子

決勝トーナメント1回戦、立教大学戦ではオノノジュ慶吏(政1・前橋育英)の終了間際の劇的ゴールで勝利を収め、準決勝へと駒を進めた慶大。決勝進出、そして全国大会出場を懸けてアウェイの地で産業能率大学と対戦した。前半は相手のロングスローからの波状攻撃を防ぎながら、三浦大其(経2・慶應)のドリブル突破、そしてクロスを中心にチャンスを作るもなかなかシュートまで結びつかない展開が続く。しかし後半開始早々の49分、左ウィングの梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)のシュートが決まり先制に成功。その後慶大は押し込まれる展開が続くもゴールキーパーの福井大次郎(経2・慶應/横浜F・マリノスユース)の安定した対応でゴールを割らせず、1-0で勝利。なおこの結果により、決勝進出、そして全国大会出場を確定させた。

 

2025/11/2(日)10:00キックオフ@産業能率大学第二グラウンド

 

【スコア】

慶應義塾大学1―0産業能率大学

 

【得点者】

49分 慶大 梅野真生

 

【慶大出場選手】

ポジション

背番号 選手名(学部学年・出身高校)

GK

1 福井大次郎(経2・慶應/横浜F・マリノスユース)

DF

2 霜田晟那(理1・都立八王子東/ FC町田ゼルビアユース)

 

4 秋元心太(法2・駒大高)

 

13 初見渚音(法1・桐蔭学園)

 

→ 87分 3 吉垣陽翔(総1・桐蔭学園)

 

29 梅原陽介(法2・國學院久我山)

MF

6  小野翔大(経2・慶應)

 

7 山本凉(法1・桐蔭学園)

 

→ 76分 20 片岡律貴(政2・慶應)

 

10 三浦大其(経2・慶應)

 

14 鈴木義仁(政2・帝京長岡)

 

→ 90+4分 17 加固陸(文1・興國)

 

22 梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)

 

→ 76分 24 居郷元(経2・慶應)

FW

11 阿部雄大(政1・慶應)

 

→ 68分 19 田中佑紀(法2・桐蔭学園)

 

 

決勝トーナメント1回戦ではオノノジュ慶吏(政1・前橋育英)の劇的決勝ゴールで勝利。準決勝に駒を進め、産業能率大学戦に臨んだ。前日の関東リーグでゴールを挙げたオノノジュに代わって阿部雄大(政1・慶應)、そして山本凉(法1・桐蔭学園)がスタメン起用となった。

スタメン起用となった阿部

序盤は相手のロングスローからの攻撃を受ける展開が続き、シュートを打たれる場面を作られるも体を張った守備でゴールを割らせない。反撃に転じたい慶大は三浦大其(経2・慶應)のドリブル突破、カットインからのクロスからチャンスを多く作る。

三浦大はドリブルからチャンスメイク

19分には山本がこの試合初めてのシュートを放つもゴールには結びつかない。その後はシュートまで持ち込めない展開が続き、0-0で前半は終了。後半開始直後からいきなり試合は動く。49分、センターバックの秋元心太(法2・駒大高)からロングパスを受けた左ウィング、梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)が中央へドリブルを仕掛けそのまま右足で巻いていくシュートを放つ。これが美しい軌道でゴールに吸い込まれ先制に成功する。

鮮やかなシュートで先制

勢いに乗った慶大は前へプレスを強め鈴木義仁(政2・帝京長岡)のカットから再び山本がシュートを放つ。直後には三浦大がカットインから左足で強烈なシュートを放つ。この2本のシュートはゴールとはならないものの、慶大ペースで試合は進む。68分に阿部に代えて田中佑紀(法2・桐蔭学園)、76分には山本に代えて片岡律貴(政2・慶應)を、ゴールを挙げた梅野に代えて居郷元(経2・慶應)を投入し追加点を奪いにかかる。しかし終盤は相手にボールを握られる苦しい展開が続く。ロングスローやクロスでチャンスを作られるも秋元を中心とするディフェンスラインがギリギリのところでシュートブロックし、ゴールは割らせない。

ディフェンスラインの柱を担う秋元

87分には初見渚音(法1・桐蔭学園)に代えて吉垣陽翔(総1・桐蔭学園)を、90+4分には鈴木に代えて加固陸(文1・興國)を投入し守備固めを図る。試合終了間際には相手フォワードが慶大ディフェンスラインの裏に抜けだし1対1の場面を迎えるも、守護神の福井大次郎(経2・慶應/横浜F・マリノスユース)が飛び出してクリアし、ピンチを未然に防ぐ。このままリードを守り切った慶大が勝利し、1-0で試合終了となった。

勝利の若き血を響かせた

(記事、取材:甲大悟)

試合後インタビュー

◇梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)

――今日の試合を振り返って

かなり苦しいゲームでしたが、みんなで体を張って1点守り切って勝てたのでとてもうれしいです。

――ゴールシーンを振り返って

シュートが足にとても当たって、打った瞬間入ったなと思いました。

――前半あまりシュートを打てていなかったがHTにどんな指示があったか

シュートを打てていないことに関してはあまり言われていなくて、自分たちのサッカーがどうやったらうまくいくかという指示がメインで、やるべきことをやったという感じです。

――決勝に向けて意気込みを

優勝するしかないので、やるべきことをやってしっかり勝って全国大会に勢いをつけたいと思います。

 

◇秋元心太(法2・駒大高)

――今日の試合を振り返って

難しいゲームでしたけど、勝ててよかったです。

――梅野選手の得点シーンにおいて素晴らしいパスを送っていたが意識していたことは

真生(梅野)が空いていたので、ワンタッチでパスを出してあとはもう一人で行ってくれという気持ちでした。

――相手からのロングスローやクロス対応で意識していたことは

日頃から練習後にクロス対応の練習についてはトップチームがやっていて、それがこの試合に活きたかなと思っています。

――決勝に向けて意気込みを

ここまで来たら勝つしかないので、中2日での試合になりますがしっかりリカバリーしていい状態で試合に臨めればなと思います。

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