3月5日(木)薩摩おいどんリーグ 杏林大戦 @平和リース球場
前日の日本製鉄瀬戸内戦で3連勝を挙げた慶大は、2回表に竹田一遥(新環2・聖光学院)の適時三塁打で2点を先制すると、3回表には吉田雄亮(新商4・慶應)に右本塁打が生まれ、3-0と点差を広げる。さらに、4回表には上田太陽(新商4・國學院久我山)の適時打と藤田一波(新環1・智辯和歌山)の犠飛、5回表には山口龍之介(新環4・大分上野丘)のスクイズ、竹田一と上田の適時打で、9-0と一方的な展開に持ち込むことに成功する。一方、投手陣は6回裏に登板した中村紳之介(新経4・慶應)が3点を失うも、守備陣の好守に助けられながら、リードを守り抜く。8回表、慶大は打者5人に安打が生まれ、4点を追加すると、9回は打者一巡の猛攻で6点を追加し、19-3と大差をつける。最後は勝倉拓海(新文3・東京都市大付)が締め、試合終了となった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 慶大 | 0 | 2 | 1 | 2 | 4 | 0 | 0 | 4 | 6 | 19 |
| 杏林大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
前日の日本製鉄瀬戸内に3-1で勝利し、3連勝中と勢いに乗る慶大はこの日、杏林大とNTT西日本と対戦する。杏林大は前年の東京新大学野球連盟の覇者で明治神宮大会に出場した実力者だ。前年9月のオープン戦では2-7で敗北を喫している。鹿児島の舞台で半年前のリベンジを果たし、NTT西日本との一戦にいい流れを呼び込むことができるか。
初回は藤田、吉田がそれぞれ安打を放つも得点には繋がらず。一方、先発・別所孝亮(新環4・大阪桐蔭)は相手打線を三者凡退に抑える。

先発・別所
2回表、2死から加藤右悟(新環2・慶應)、山口龍の連打で2死一、二塁のチャンスを作ると、竹田一が右中間への適時打三塁打を放ち、2点を先制する。
3回表には、吉田が右へ大飛球を放つと、そのままスタンドに入り、3-0と点差を広げる。先発の別所は2回、3回と走者を背負うも、守備陣の好守に助けられながら、無失点投球を見せる。
4回表、山口龍が2打席連続安打で出塁すると、竹田一も右前に弾き返し、1死一、三塁のチャンスを作る。上田もこれに続き、3連打で4点目を奪取。さらに、藤田も犠飛を放ち、5点目を追加し、5-0と慶大有利の展開に。
4回裏からは鷹尾充千雄(新総2・慶應)がマウンドに上がる。2死から安打を許すも、後続の打球を左翼手・貞包健勝(新環3・城北)の好捕で二塁を踏ませない。
5回表、先頭・延末藍太(新商3・慶應)は死球、貞包は右安打、加藤は四球でそれぞれ出塁し、無死満塁のチャンスを作る。ここで、この日ここまで2安打の山口龍に打席が回る。山口龍はカウント1-0から相手の意表を突くスクイズを決め、1点を追加。さらに竹田一がこの日2本目となる適時三塁打を放つ。上田も右翼線に適時打を放ち、9-0と一方的な展開に。

4打数2安打2打点の上田
5回裏、鷹尾は連打を浴びるが、飛び出した走者を挟殺プレーに持ち込み1死二塁とする。その後、2死三塁とされるが、二ゴロに抑え、ピンチを防ぐ。
6回裏、鷹尾に代わって中村がマウンドにあがると、いきなり先頭打者に二塁打を浴びる。その後、2死一、三塁とピンチを広げられると、長田裕海(新保3・相洋)と山見拓希(新保4・高川学園)に適時打を許し、3点を失う。
7回裏からは谷口和大(新経4・岡崎)が登板。先頭打者に遊撃強襲の内野安打を浴びるなど、2死一、三塁のピンチを招くも、ここは無失点で切り抜ける。
8回表から慶大打線が再び爆発する。先頭・寳田裕椰(新経4・三重)が中安打で出塁すると、代打・木戸脇光(新商3・時習館)が右中間に適時二塁打を放つ。これで勢いづいた慶大は貞包の適時二塁打で2点、新入生・原遼希(新経1・慶應)の一ゴロ間に1点を追加し、10点差とすると、9回表は木戸脇、原、 貞包、玉津優志(新商4・慶應湘南藤沢)、廣瀨央裕(新商2・慶應)の適時打で一挙6点を挙げる。

5番手・勝倉
9回裏は勝倉が走者を背負いながらも無失点投球を見せ、試合終了となった。
この試合は27安打19得点と、2日前の名古屋商科大戦、臺中台壽霸龍戦を彷彿とさせるような途切れない攻撃を見ることができた。しかも、この試合では田や竹田一などの主力選手だけでなく、木戸脇や原など、これからの活躍が期待される選手にも安打が生まれた。一方の投手陣も、守備陣の好守に助けられながら無失点で切り抜ける場面が多く、チーム内の連携もうまくいっているようだ。
これでチームは4連勝。2試合目のNTT西日本戦に勝利すると、いよいよ5連勝となる。この試合の勢いをそのままにNTT西日本戦に臨んでほしい。
(記事:奈須龍成、写真:片山春佳、奈須龍成)
◆慶大野手成績
| 位置 | 選手 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| [4] | 上田太陽(新商4・國學院久我山) | 二ゴロ | 見三振 | 右安 | 右2 | ||||||
| 2 | 深谷翼(新理4・刈谷) | 遊直 | 投安 | 二併 | |||||||
| [8] | 藤田一波(新環1・智辯和歌山) | 左安 | 左飛 | 中犠 | 捕邪 | ||||||
| 7 | 寳田裕椰(新経4・三重) | 中安 | |||||||||
| 6 | 石崎世龍(新商4・慶應) | 中安 | |||||||||
| [9] | 𠮷田雄亮(新商4・慶應) | 右3 | 右本 | 右安 | 二ゴロ | ||||||
| H7 | 木戸脇光(新商3・時習館) | 右2 | 中2 | ||||||||
| [D] | 福井直睦(新商3・慶應) | 見三振 | 二ゴロ | 右飛 | 遊ゴロ | ||||||
| HD | 田川遼(新政3・慶應志木) | 空三振 | |||||||||
| HD | 島凜太朗(新商2・城南) | 空三振 | |||||||||
| [3] | 延末藍太(新商3・慶應) | 二ゴロ | 四球 | 死球 | 遊ゴロ | ||||||
| 3 | 原遼希(新経1・慶應) | 右安 | 中安 | ||||||||
| [7]8 | 貞包健勝(新環3・城北) | 左飛 | 投ゴロ | 右安 | 右2 | 中2 | 右安 | ||||
| [2] | 加藤右悟(新環2・慶應) | 左安 | 二飛 | 四球 | 空三振 | ||||||
| 5 | 稲富瑠己(新法2・桐蔭学園) | 二ゴロ | |||||||||
| H2 | 玉津優志(新商4・慶應湘南藤沢) | 右2 | |||||||||
| [5]4 | 山口龍之介(新環4・大分上野丘) | 中安 | 中安 | 投犠打 | 中飛 | 左2 | 右安 | ||||
| [6] | 竹田一遥(新環2・聖光学院) | 右3 | 右安 | 中3 | 二ゴロ | ||||||
| H9 | 廣瀨央裕(新商2・慶應) | 三飛 | 右安 |
◆慶大投手成績
| 選手 | 投球回 | 打者 | 投球数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 三振 | 失点 | 自責点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 先発 | 別所孝亮(新環4・大阪桐蔭) | 3 | 10 | 35 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
| 2 | 鷹尾充千雄(新総2・慶應) | 2 | 8 | 34 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| 3 | 中村紳之介(新経4・慶應) | 1 | 8 | 32 | 4 | 0 | 1 | 2 | 3 | 3 |
| 4 | 谷口和大(新経4・岡崎) | 2 | 9 | 36 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 |
| 5 | 勝倉拓海(新文3・東京都市大付) | 1 | 5 | 13 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |


