今季、21年以来5季ぶりに関東大学リーグ1部を戦う慶大ソッカー部女子。4月4日の開幕戦を前に、ケイスポでは4年生新幹部インタビューを行った。第2弾は主務・福島日和(理4・慶應湘南藤沢)。責任感と取り組みが評価されて昨年度は副務を務め、今年度から主務に就任する福島。主務の仕事内容と、サッカーでの活躍への想いを深掘りする。
――主務に就任した経緯
主務と(福島が25年度務めていた)副務に関しては、うちの部では(3年時に)副務になった人が(4年時に)そのまま主務になるという形を取っているので、副務になった時点で主務になるのも決まっていたんですけど、そこでの選出にあたっては「自分がやりたいです」というのを学年の中で話しました。同期のキャラクターを見て実際に誰がなるのがいいのか考えて、同期からは責任感や今までやってきたことを評価してもらって、そこが最終的に決め手になって自分が副務をやるという形に決まりました。
――副務ではどんな仕事を
主務が基本的には全部の取りまとめを行うんですけれども、書類や体育会に提出するものなど、いわゆる事務周りのことをやってきたのが去年1年間でした。
――主務の仕事は
より対外的な部分が増えてきて、他の組織の方とのやり取りなど、全部のところで副務よりも一段階上で責任を持って統括しています。あとはお金周りの部分も主務が担当していることが多いので、そのあたりの仕事が増えてきています。
――昨年度主務を務めていた中村美桜(令8理卒)さんは慶應義塾湘南藤沢高サッカー部からの先輩だが、主務として受け継ぎたいところ
美桜さんの尊敬できるところとして、細かくいろいろな人の立場を考えながら発信できるところがあります。それを体現するにあたって、自分の振る舞いによって組織としてどういった風に見られるのかというところを、意識的なところでも無意識的ところでもやられている方だと思っていて、すごく尊敬している部分なので、同じ立場になった身として、周りからの見られ方や自分の振る舞いで組織をどう評価していただけるのかというところをより意識して取り組んでいかなくてはいけないかなと思っています。
――今年度は、昨年度途中からチームに加わった塚田まりや(総4・横浜国際)マネージャーが最初からいるが、仕事の分担はどうなるか
基本的にはやること自体は変えずに、名前が出ていくところは主務が責任を取るという部分は変わらない部分ではありますが、細かい仕事をお願いしたりだとか、あとはまりや自身がデザインに興味があって学部でも勉強しているので、それが求められるところはまりやにお願いしていて、ある程度フォーマットが最近できてきています。彼女が活躍したい分野で、活躍できるようなフィールドをこちらとしても提示していくというところで、分担はできていると思います。
――『尽くす』というスローガンについて
まずは自分たちが1年後になりたい姿がどういったものなのか、どういった4年生でありたいのかというところから話を始めて、それを体現するにあたって何が必要なのかというところと、慶應のソッカー部という大きな組織だからこそある強みを掛け合わせたときに何ができるかを考えました。“慶應ファミリー”と大きく括ることもあるんですけど、OB・OGの皆様やスポンサーについてくださる企業の皆様、保護者の皆様も含め応援してくださる方が近くにいるのが強みだと感じていて、組織のために動いてくださっている方のために「尽くす」という要素と、自分たちが「やり尽くして」終わりたいという要素を掛け合わせて、慶應らしい言葉で表そうと考えて『尽くす』というのが一番シンプルで分かりやすいというところで、スローガンとして掲げた形です。
――ここからは個人のプレーについて。昨シーズンを振り返って
私がピッチ内で残せたものはほぼなくて、リーグ戦も1試合も出られていないですが、ここまでの3年間を通した自分の立場でチームにどう影響をもたらせるかという役割が明確化した1年だと思っています。いろいろな経緯を持った人がいる中で、自分がどういった場面で価値を発揮できるのか、自分にどういった価値があるのか、役回りとして誰に対して何を示さなくてはいけないのかというのが整理できた1年間だったと思っています。
――どんな役回りをしていきたいか
試合に出ている人と出ていない人がいる中で、自分は分類としては出ていない方に入ってくると思うので、その中である程度の基準を最低限示し続けることと、その立場にいる選手とくまなくコミュニケーションを取ること、あとは強度の部分は自分が担保していかなければならないと思っているのでその部分ですね。
――プレーの強み
今悩んでいる部分ではあるんですけれども、守備で相手に対してアタックできるところですかね。
――ラストシーズンとなるが、思い描いている活躍
自分自身としてもちろんもっと上を目指してやっていかなきゃいけないという部分はありつつも、チームが勝てればそれでいいと思っているので、自分が何か残したいという強い想いがないわけではないですが、そこだけに強い想いがあると言うよりかは、練習の積み重ねがあって試合があるので、練習の中でチームのために自分ができることを最大限継続していくのが今年1年自分がやらないといけないことだと思っています。
――チームとしての意気込み
(チーム発足時の)最初の話し合いの時に何も迷わずにインカレという言葉が出てくるくらい、自分たち同期の中ではインカレに強い想いがあります。去年1年間(2部で)すごく厳しい戦いでしたが(先輩たちが)残してくださった(1部の)舞台で、自分たちができることを全部やってインカレに出場しようというのはみんなから感じるところなので、そこに向けてゴールをぶらさずに全員で取り組んでいければと思います。
※インカレ出場権は1部上位8チーム

4年生新幹部
左から副将・佐藤、主将・野村、主務・福島
(取材:柄澤晃希)


