4月11日(土)東京六大学野球2026春季リーグ戦 立大1回戦 @明治神宮野球場
待ちに待った春季リーグの開幕。3回表、吉開鉄朗(商4・慶應)の中安打を皮切りに、2死三塁のチャンスを作ると、小原大和(環4・花巻東)が適時中安打を放ち、1点を先制する。一方、先発・渡辺和大(商4・高松商業)が立大打線を5回無失点、被安打2に抑える好投を見せる。8回表、横地広太(政3・慶應)の適時三塁打を始め、6安打7得点の打者一巡の攻撃で大差をつける。さらに9回表には、小原が左翼席への本塁打を放ち、11-0に。最後は沖村要(商4・慶應)が試合を締め、開幕戦に大勝した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 慶大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 11 |
| 立大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
慶大バッテリー:〇渡辺和、鈴木佳、水野、沖村ー吉開
立大バッテリー:●斎藤、林、菅野、小林誠、山田ー落合
慶大本塁打:小原1号2ラン(9回)
立大本塁打:なし
今年で101年目となる東京六大学野球。慶大は3季連続で5位と優勝から遠ざかっている。新スローガン「ファンファーレ」を掲げ、今季から「日本一・四冠」を目指す慶大は、初戦のマウンドに左腕エース・渡辺和を送り出す。暖かな春の陽光の下に、戦いの火蓋が切られた。
初回、小原が左二塁打でチャンスを作ると、今津慶介(総4・旭川東)も死球で出塁し、1死一、二塁のチャンスに。しかし、中塚遥翔(環3・智辯和歌山)は痛恨の二併殺打に倒れ、初回の攻撃を終える。その裏、先発・渡辺和は1死から原野泰成(営3・國學院栃木)に右安打を許すも、後続は抑え、上々の立ち上がりを見せる。
3回表、吉開が中安打で出塁すると、服部翔(政3・星稜)の三ゴロ間に二塁に進塁、さらに林純司(環3・報徳学園)の右飛で三塁へ進塁する。ここで小原が二遊間を抜ける適時中安打を放ち、先制点を奪う。

先制の中安打を放った小原
4回裏、小林隼翔(コミュ3・広陵)に四球を許し、丸山一喜(コミュ4・大阪桐蔭)の二ゴロ間に二塁への進塁を許す。しかし、続く落合智哉(スポ4・東邦)の遊ゴロを林純が機転を利かせ、三塁でアウトを取る。村本勇海(文2・大阪桐蔭)も中飛に打ち取り、ピンチを切り抜ける。
5回裏、1死から本間律輝(スポ1・日大三)に四球、さらに濱本遥大(コミュ2・広陵)に内野安打を許す。2死一、三塁とされ、初回に安打を許した原野に打順が回るも、空三振を奪い同点のピンチを凌ぐ。渡辺和は5回まで立大打線を被安打2に抑える好投を見せる。

渡辺和・吉開バッテリー
6回裏からは鈴木佳門(経2・慶應)がマウンドに上がる。先頭・小林隼から三振を奪うも、丸山に中安打を浴びる。さらに落合にも四球を許し、1死一、二塁のピンチを招く。しかし、村本を捕邪飛、鈴木拓斗(文2・仙台育英)を空三振に打ち取り、ここでも得点を許さない。

落ち着いてピンチを切り抜いた鈴木佳
7回裏、鈴木佳は本間からこの日3つ目の三振を奪うも、2死から木津寿哉(心理3・國學院久我山)に中安打、その後盗塁も決められる。さらに代打・新垣熙博(スポ4・帝京)に四球を許し、2死一、二塁で小林隼という一打同点のピンチ。ここで慶大は鈴木佳から水野敬太(経3・札幌南)にスイッチする。水野は小林隼を二ゴロに打ち取り、火消しに成功する。

今年も守護神を担う水野
8回表、慶大打線は立大の2番手・林亮玖(スポ4・武蔵越生)を攻め立てる。先頭・今津が中安打で出塁すると、すかさず盗塁を決め無死二塁のチャンスに。ここで守備から途中出場の横地が右中間に適時三塁打を放ち、1点を追加。さらに一宮知樹(経2・八千代松陰)が立大3番手・菅野竜輝(コミュ3・県立高田)から中堅手の頭上を襲う適時二塁打を放つ。

適時二塁打を放った一宮
その後もまだまだ攻撃の手を緩めない。吉野太陽(法4・慶應)がこの日2度目の死球、丸田湊斗(法3・慶應)は四球でそれぞれ出塁し、1死満塁とチャンスを拡大する。ここで吉開が立大4番手・小林誠明(スポ4・日大二)による死球で出塁、押し出しで1点追加。続く服部は三塁線への内野安打で1点追加。さらに小原の適時中安打で6点目、今津は押し出し四球で7点目、横地の適時右安打で8点目を奪う。この回は6安打7得点、打者一巡の猛攻で、8-0と大きく突き放した。

途中出場で2安打の横地
9回表も、先頭・丸田が立大5番手・山田渓太(営3・大垣日大)から四球を選ぶと、吉開の右安打で一、二塁のチャンスを作る。暴投間に二、三塁とすると、林純の二ゴロ間に丸田が生還。さらに小原が左翼席にダメ押しの2点本塁打を放ち、11-0とさらに点差を広げる。9回裏は沖村が立大打線を三者凡退に退け、11-0で試合に勝利した。
四冠へ向け、最高のスタートを切った慶大。打線に関しては、8回の打者一巡で7得点の猛攻、さらに小原が6打数5安打1本塁打4打点の大活躍を見せるなど、理想的な攻撃を展開できた。一方、投手陣は4回以降何度もピンチを背負うが、粘りの投球を見せ、完封リレーとなった。明日もこの試合の勢いをそのままに勝利して、1つ目の勝ち点を獲得したい。
◆活躍選手コメント
渡辺和大(商4・高松商業)
大事な初戦勝つことが出来て良かったです。アクシデントはあったもののしっかり勝ちきることが出来たのは今年の強みだと思います。

5回無失点、被安打2の好投
小原大和(環4・花巻東)
初戦で勝つことができよかったです。リーグ戦初ホームランも打てて嬉しく思います。明日は再スタートの気持ちで、チーム一同スイッチを入れ直して挑みます。

6打数5安打4打点の大活躍
(記事:奈須龍成、写真:河合亜采子、神谷直樹)
◆慶大野手成績
| 位置 | 選手 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| [6] | 林純司(環3・報徳学園) | 遊ゴロ | 右飛 | 四球 | 中安 | 中飛 | 二ゴロ | |||||
| [D] | 小原大和(環4・花巻東) | 左2 | 中安 | 左安 | 二ゴロ | 中安 | 左本 | |||||
| [4] | 今津慶介(総4・旭川東) | 死球 | 二ゴロ | 左飛 | 中安 | 四球 | 右飛 | |||||
| [9] | 中塚遥翔(環3・智辯和歌山) | 二併打 | 空三振 | 中飛 | ||||||||
| 9 | 横地広太(政4・慶應) | 右3 | 右安 | |||||||||
| [7] | 一宮知樹(経2・八千代松陰) | 空三振 | 遊ゴロ | 四球 | 中2 | 三邪 | ||||||
| [3] | 吉野太陽(法4・慶應) | 二ゴロ | 死球 | 右飛 | 死球 | 中飛 | ||||||
| [8] | 丸田湊斗(法3・慶應) | 空三振 | 二ゴロ | 二ゴロ | 四球 | 四球 | ||||||
| [2] | 吉開鉄朗(商4・慶應) | 中安 | 遊ゴロ | 三ゴロ | 死球 | 右安 | ||||||
| [5] | 服部翔(政3・星稜) | 三ゴロ | 空三振 | 空三振 | 三安 | 空三振 | ||||||
◆慶大投手成績
| 選手 | 投球回 | 打者 | 投球数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 三振 | 失点 | 自責点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 先発 | 渡辺和大(商4・高松商業) | 5 | 20 | 77 | 2 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 |
| 2 | 鈴木佳門(経2・慶應) | 1 2/3 | 9 | 49 | 2 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 |
| 3 | 水野敬太(経3・札幌南) | 1 1/3 | 4 | 14 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| 4 | 沖村要(商4・慶應) | 1 | 3 | 8 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |

