【庭球】快挙! 眞田・ジョーンズ組が悲願の全国V 幼馴染の絆見せつけ2人で10年ぶりの頂点立つ/眞田将吾×ジョーンズ怜音 全日本学生室内テニス選手権大会優勝記念インタビュー

庭球男子

♢全日本学生室内テニス選手権大会

2026年8月7日~22日 @有明テニスの森公園

 

今大会で慶大選手が快挙達成となった。男子ダブルスで主将である眞田将吾(環4・四日市工業)とエースのジョーンズ怜音(総3・第一学院)のペアが、念願の全国大会優勝というタイトルを獲得した。特にこのペアは準々決勝で第1シードにストレートで勝利するなど、大会を通して相手に1セットを与えないという圧倒的な実力を見せつけた。この記事ではその2人の喜びの声をお届けします。(今回のインタビューは9月25日に対面で実施しました。)

 

試合結果
・1回戦 vs山澤世那・家合竜佐(中央大)
〇2{6-1、6-4}0●
 
・2回戦 vs片山隆太・宮川真輝(岡山大)
〇2{6-2、6-2}0●
 
・3回戦 vs篠原聖和・峯岸栞大(早大)
〇2{6-4、6-4}0●
 
・準々決勝 vs寺島拓斗・永井優輝(法大)
〇2{6-3、7-6(3)}0●
 
・準決勝 vs藤岡呂嵩・﨑山耀登(近畿大)
〇2{6-4、6-3}0●
 
・決勝 vs本山知苑・島笙太(早大)
〇2{6-4、6-2}0●

 

優勝インタビュー

ーー室内インカレ優勝の感触は

眞田:自分たちはそこまで上位シードではなかったので、優勝できるかどうかは正直わからなかった中で逆にプレッシャーがなく伸び伸びできたのかなっていうのはありました。大学でペア組み始めて2年目でようやくタイトル1つ獲れたのはすごい嬉しかったですし、小学生の時も彼と組んでて、ダブルスで日本一獲ったことがあるのでそういったところも10年ぶりの日本一をまた2人で獲れたっていうのが嬉しかったですね。

 

ジョーンズ:去年のインカレで自分たちベスト4まで行ったんですけど、あと本当にもう少しだなっていうのは2人でやってて分かっていたので。組んで2年目っていうのもあって2人のダブルスっていうのが徐々に良くなっていく中で試合を通して、それこそさっき言ってくれた通り上位シードではなかったんですけど、それこそ自分たちがチャレンジャーな気持ちでやれたっていうのが本当に大きいと思ってて、大事な場面でも強気でいられたっていうのがベスト8では強い第1シードにも勝てたりとか大会通して1セットも落とさず勝てたっていうのが素直に嬉しかったっていうか。それこそちっちゃい頃から幼馴染で、小学生の時、2人が6年生の時に日本一になって10年ぶりに大学で一緒に獲れたっていうのが多分今までやってきた自分のテニスの中で本当に一番嬉しい瞬間だったなっていうのがあります。

眞田(左)とジョーンズ(右)

 

ーー大会前から優勝は意識してたか

眞田:目標は優勝って思ってましたね。

 

ーー準々決勝で第1シードに勝った感触は

眞田:第1シードとは4月の関東予選でも当たってるんですけど、本当にその時はボコボコにやられて、正直絶対勝てると思って(試合に)入ったわけではなかったので不安な感じで入ったんですけど、試合やっていく中で自分たちの4月から8月の4か月間やってきた自分たちのダブルスのプレーが通用し始めることを感じるとだいぶ自信をもってできるようになったなって思ってて。勝った瞬間も嬉しかったよりほっとしたというか、やってきたことが間違ってなかったなっていうのがすごい感情として表れて、それが嬉しいよりもほっとしたになったのかなっていう感じですね。

 

ジョーンズ:自分も関東大会で同じベスト8で当たって、その時は逆にボコボコにされたというか、スコアもそこまで惜しくない感じでやられてしまって、その当時は2人でどうやったら勝てるんだろうっていう感じで考えてたんですけど、それこそ室内インカレ始まる前は本当に優勝したいなっていう気持ちは、彼(=眞田)が4年生で最後っていうのもあったので、もしかしたら最後かもしれないっていう中で本当に優勝したいなっていうのがあって。そのベスト8で同じ選手たちと当たって普通にやったらうまくいかないっていうのは分かってたので、自分たちの良さを保ちつつ試合の前日とか2人で相手に対しての対策っていうのはすごく話してそれで信じ切った結果うまくいったっていう感じだったので本当にやってきたことの積み重ねが最終的には話し合った自信っていうか、そのくらいの自信があったので。そういう2人でのしっかりとした会話があったからこそうまくいったんだなっていうのは思います。

 

ーー春に負けてからどんなことを意識してきたか

眞田:その相手と試合した時に感じたことは相手よりも自分たちのプレーできる幅っていうか、本当に何をしても相手の方が質が高くてプレーのレベルも高いっていうのがあって、それを最初の方は自分たちもサーブ、ボレー、ストロークの質を全部高めようとしたんですけどそれをやる時間はなかったっていうのに途中で気づいて。自分たちの強みを相手よりも出すってことだけを考えて自分だったらボレーなんですけどボレーだけを本当に4か月間ひたすら極めて、ジョーンズは逆に後ろでのストロークっていうところで相手よりも打ち負けないパワーのあるショットを打ち続けるっていう、自分たちのやれることをぶらさないというか軸だけ決めてそれをやり続けるっていうことだけを意識して、そのショットでは相手に負けないっていうところだけを2人で突き詰めた4か月だったかなと思います。

 

ジョーンズ:4か月の中で色々試みてはいたんですけど。本当だとダブルスっていうのは前でもうちょっと動いていろいろできるっていうのが理想なんですけど自分はそれがあまりうまくいかなくて、彼(=眞田)がすごくそれが上手で。逆に僕は後ろでストロークで作るっていうのが自分の軸というか得意なプレースタイルなので、その個人の2人の強みを最大限生かした方が絶対強いなっていうのは2人で話し合った上で分かったことだったので、それを本当に自分たちの得意なことを極めつつ相手の弱点というか苦手なところにとりあえず徹底的に打つっていうのを頭に入れながら、相手の苦手なところに対して自分たちが例えばサーブとかリターンだったりとかもひたすら徹底的に練習した結果、このような結果がついてきたんじゃないかなと思ってます。

ジョーンズ(左)と眞田(右)

 

ーー決勝に臨む前の心情は

眞田:思ったより決勝は緊張しなくて、本当に決勝の相手は何回も対戦したことがあって相手のことをお互い知ってたので、そういった意味では緊張せずに試合ができたっていうのがあって、その結果本当に序盤から終盤まで自分たちの思い切ったプレーが発揮できましたし、それがやっぱり結果につながったなっていう意味では優勝しないといけないっていう気持ちよりもその試合をやり切るというか、楽しむっていう気持ちが強かったなっていうのはあります。

 

ジョーンズ:僕の場合は去年の冬にシングルスの方で決勝に行ってまして、その経験もあってからかそこまで緊張っていうものはしていなくて、相手も知ってたっていうのもあったんですけど決勝にいるなっていうよりかは頭の中ではプレーで何をするかっていう方向にいってたので。あまり決勝っていうのを大きく見てなかったっていうのもあってか緊張はそこまでしなかったですし、本当にベスト8で強い選手たちに勝ったからかもう自信に満ち溢れていた感じだったので、それもスコアでも競ることなくいい感じに勝てたので、それも結果に現れてるんじゃないかなと思ってます。

 

ーーお互いが考えるこのペアの強みは

眞田:このペアの強みはジョーンズのパワーのあるサーブとストロークで形を作って自分が最後ネットプレーでポイントを取るっていうこの形が一番強いかなと思います。

 

ジョーンズ:僕も全く一緒(笑)。あと僕たちのいい所といえばリターンが入る確率だったりとかボールの質っていうのは大学のトップと言っても過言ではないのかなっていうふうに思ってます。

 

ーー最初にペアを組み始めてから何年くらい

眞田:小学5、6くらい?

 

ジョーンズ:地元が一緒でクラブも一緒で、(小学)5年生ぐらいから組んで6年生で(全国)優勝してっていうのがあってそれ以来組んでいなくて。

 

眞田:中学校の時に1回海外で組んで、高校で1回も組まずにまた別々の道だったんですけど、また大学で組み始めたっていう感じなんで、何年なんだろう?まあ小学校5年から組んでますけど、ずっと組んでるわけではないって感じですね。

 

ジョーンズ:また大学で再会したみたいな感じで。僕が遅れて入ってきたっていうのがあって本当は同い年なんですけど学年でいっても1個下でっていうのもあって、そこから組み始めたって感じなのでしっかり組んだのは小学5、6年で大学2年間って感じですね。

 

ーー大学に入ってからなぜもういちど2人で組み始めたのか

ジョーンズ:僕は彼(=眞田)しかいないなっていうのは入ってから思ってたので、もう自然に。

 

眞田:ある意味共通認識というか、そこで組むよねみたいなのは監督コーチ陣もそうですし、自分たちの中でも組みたいっていう意志は出てたと思います。

 

ーー今後、このペアで戦う冬のインカレへ意気込みを

眞田:室内インカレの時よりも自分たちのプレッシャーは必ずかかると思っていて、優勝しているっていう目で相手からも見られますし対策もされてくると思うので、そういった状況の中でもしっかりと自分たちの今までやってきた、2年間作り上げてきたダブルスっていうところをぶらさずに、自信をもって最後までやりたいなっていう感じですね。

 

ジョーンズ:(眞田)将吾が言ってくれたこととほぼ被るんですけど、室内で優勝したからにはインカレの方でも優勝する気持ちで臨んでいきたいですし、地元での大会なのでそれもすごい特別な気持ちでプレーするっていうのもありますし、1回優勝してるので相手は本当にチャレンジャーで向かってくると思うので、向かってこられたとしても自分たちは本当自信をもって、将吾が優勝で終われるように自分も全力で頑張りたいと思います。

優勝を喜ぶ眞田(左)とジョーンズ(右)

 

(取材・記事:山内悠暉)