第170回早慶対抗庭球試合
6月12・13日(土・日)9:30試合開始@慶応義塾大学蝮谷テニスコート
慶大 0-9 早大
S1 志賀正人 6-4 6-4 3-6 1-6 2-6 遠藤豪
S2 会田翔 2-6 1-6 6-3 2-6 片山翔
S3 井上悠冴 0-6 4-6 6-4 1-6 伊藤潤
S4 長谷川祐一 2-6 1-6 2-6 富崎優也
S5 加藤大地 6-1 6-7 4-6 6-7 横山良輔
S6 塩田裕司 3-6 6-2 3-6 3-6 廣田耕作
D1 会田・長谷川 4-6 3-6 2-6 佐野・富崎
D2 井上・志賀 4-6 2-6 2-6 片山・遠藤
D3 加藤・塩田 1-6 3-6 5-7 伊藤・廣田
12日はダブルス、13日はシングルスが行われた。まずは12日のダブルス。D1は以前からのペアである会田・長谷川(総3)。D2では井上(総3)のペアに、期待の1年生志賀(政1)、D3は加藤(総2)・塩田(総2)の春関準優勝ペアという必勝の布陣。接戦が予想された。どのペアも、立ち上がりはまずまずだった。が・・・1セット、2セットと奪われ、気づけば3ペアとも、0-3で敗退。初日は、昼過ぎにはすべての試合が終わってしまった。
気を取り直して2日目、シングルスが行われた。オーダーを昨日ダブルスに出場した選手がそのままシングルスに出場するという、予想通りのもの。ただ1つ、S1は絶対的なエースで主将の会田ではなく、1年の志賀だった。そして早大もそれに合わせるかのように、S1は1年生の遠藤を投入してきた。そして会田の相手は大学テニスのトップ、片山。午前はS4、S5、S6が行われた。S4の長谷川は、最近の春関シングルスではベスト4。相手は早大主将の富崎。白熱したラリーを展開するも、3セット連続で奪われてしまった。S5の加藤は、持ち味の豪快なサーブで、1セット目を6-1で奪い、とてもいいスタートをきったが、2セット目から相手が必死に粘りだし、タイブレークで落としてしまう。3セット目も落とし、4セット目はまたもやタイブレークを落としてしまうという、悔しい結果だった。S6の塩田は、1セット目を奪われた後、2セット目を奪い返すも、その後の2セットはじりじりと奪われた。そして午後だが、S3の井上の相手は早大ナンバー2の伊藤。2セット連続でとられた後、執念で3セット目を奪うも、次をとられた。S2の会田は、やはり大学テニスの頂上決戦だけあって超ハイレベルな試合となったが、1-3で敗退。試合終了直前には会田の足がつるも、必死に戦おうとする会田の姿に心をうごかされた。残すはS1の1年生対決。慶大期待の志賀は、インハイ覇者の早大遠藤相手になんと2セット連取。両校あげての応援に全力を注がれた。3セット目もそのままとるかと思われたが、ここで遠藤がインハイ覇者の意地を見せる。3セット目をとり勢いづくと、なんとそこから2セット連取。途中から疲れが見え始めた志賀相手に0-2からの逆転だった。
こうして今回の早慶戦は慶大は0-9という、完敗で幕を閉じた。全国ナンバー2の慶大と王者の早大、その差は大きいようである。ただ、3ヵ月後には全国につながる関東大学リーグ戦がある。またそこでも早大との試合はある。慶大テニス部はやってくれるはず。昨年に続き全国出場、そして早大に仮を返して優勝。そのためにこの夏の慶大は熱い。
コメント
会田(今回の早慶戦にはどのような気持ちで臨んだか)とにかく早稲田に勝つつもりでこの半年間練習してきた。なので、絶対に勝とうという気持ちを持って臨んだ。(個人的には2日間どうだったか)自分は、慶大の主将でもあるし、一応ナンバー1でもあるのだが、シングル、ダブル通して1本も取ってこれなかったのは自分の役目を果たすことができなかったということ。まだまだ力不足だな。と痛感させられた。(今年の夏はどうやっていこうと考えているか)また0からのスタート。今早稲田とは0-9だが、早稲田に勝つつもりでやるので、相当鍛えなおすつもり。(秋のリーグ戦に向けて)目標はずばり王座を決め、慶大が日本一になること。
志賀(1年生として唯一の出場だったが)本当にガチガチに緊張していました。(相手はインハイ覇者の遠藤だったが)1セット目2セット目とったところまではよかった。がそこから相手も吹っ切れてきて、自分も緊張で固くなってしまい、残念だった。勝てない相手ではなかった。次戦う機会があったら、絶対に勝ちたい。(今日の反省点は)5セットマッチだったので、最後の方は体力が切れてしまったことです。(今後の目標は)10月にある王座で優勝することと、8月の夏のインカレで上位に入ることです。
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