秋季リーグ特集第5弾は、「DVD作成インタビュー」と題し、岡本諒大選手(政2)へとインタビューを行った。今年度から作成されることとなった、リーグ戦の完全版&ダイジェストDVD。新たな試みは大きな反響を呼んだようだ。今回はそのDVDを作成した岡本選手に様々なお話を伺った。
―DVD作成に至った経緯は
遠方にもOBの方がたくさんいて、そういった方に慶應の試合を見て頂きたいなというのがあって、ご要望もたくさんあったので、やってみようということになりました。
―担当に岡本選手がなられた理由は
2年になって後輩ができて、自分もチームとの関わり方を考え直さないといけないなと思いました。僕はスタメンとか絡めるような選手ではないので、そういうところでチームに貢献したいなと思ったからです。
―担当になった時の気持ちは
たくさんの人に見てもらいたかったというのがあったので、絶対に手を抜いた適当な作品は作れないなと思ったのと、一つ目的に(集まったお金で)東日本インカレに全員で行きたいという気持ちがありました。
―内容は各試合の完全版とダイジェストですか
はい。全場面が収録されています。ダイジェストは慶應のいいところばかりだと、ただの慶應ひいきのつまらないものになってしまうと思ったので、慶應が少し多めなんですけど、両チームのいいところを撮ったものになっています。
―ダイジェストと9試合の完全版の全10種類ということで苦労したことは
作業自体はすごく単純なんですけど、その試合を全部見ないといけないので、時間がすごくかかってしまいました。それが一番苦労したことだと思います。
―反響はいかがですか
最初はOBの方のために作ったものなんですけど、応援してくださっている方や保護者の方もたくさん買ってくださって、僕が会場にいるとそういう方々が「すごく良かったよ」と言ってくださって、僕としてもやって良かったなというふうに思いました。
―購入されるのはOBの方が多いですか
応援してくださっている方が全体の半分買ってくださって、残り半々をOBの方と保護者の方が買ってくださっています。
―慶大バレー部のファンも多い
ファンという言い方は横着だと思うんですけど、応援してくださっている方がたくさんいらっしゃいます。昔から見てくださっている方ももちろんいらっしゃいますし、強くなって注目してくださった方もいらっしゃいます。
―岡本選手はものすごく時間を割かれたそうですが
試合を9試合まとめるだけだとつまらないと思ったので、見てもらうからには見て良かったなと思って欲しかったので、部員全員一人ひとり写真を撮って、スライドショーを作ったり、全員で集合して「応援ありがとうございました」っていうムービーを作ったりして、見て楽しめるコンテンツになるように工夫しました。
―このDVD作成を通して、学んだこと、得られたことは
真剣にチームのことを考えるようになりました。反響が僕の中ではかなりあった方だと思っているので、すごく達成感もありました。
―DVDを通して自分が変わったと思うことは
1年生の時はただ付いていってるだけだったんですよ。強いチームに自分が精一杯付いていくだけの1年だったんですけど、今年は後輩ができたというのも大きいんですけど、しっかりしないといけないなと思います。前よりも意見を言うようになって、去年よりも勝ちたいと自分はサポートする立場なんですけど、勝ちたいという気持ちが出てきたというところですね。
作り始めようとしています。優勝メモリアルになるように願掛けしながら作っています。
―秋季リーグ版を作るにあたって考えていることは
まだ全然手をつけていないんですけど、初回の反響が良かったので、2回目はもっと良いものを作りたいです。
―今季、好調の選手、チームを見て
素晴らしいっていうのもあるんですけど、今のところ勝てるところにしっかり勝っているという印象で、この後の筑波大、中大にはあまりの勝てていないので、これから勝負という思いが強いですね。みんなが前よりも真摯にバレーボールに取り組んでいて、居残り練習もみんなやっていますし、チームがいい方向に進んでいるなというのは常々感じています。
―1部優勝狙えるチームの一員として、DVD作成に携われていることについては
すごく幸せです。まずは自分の部での居場所ができたということですね。別になかったわけじゃないんですけど、たぶん先輩方も「あいつ何してるんだろうな」とか「何を思って部活してるんだろうな」って思ってたんですけど、それがなくなったというか、そういう面で一番成長できたと思います。前よりも意見を言えるようになったので、チームを少しでも自分が変えられるんじゃないかという思いもあります。
―応援してくださる方に一言
最後になってしまったんですが、たくさんの方にDVDを見て頂いて、色々な声も聞こえてきますし、自分としてもすごく嬉しく思っています。本当にありがとうございます。少し宣伝みたいになってしまいますが、秋のリーグ戦でも春のを越せるDVDを作ろうと思っているので、ご期待ください(笑)
―お忙しい中、ありがとうございました!
(取材・並松康弘)
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