春に続きリーグ戦黒星スタートとなった慶大。秋季リーグは山本(環2)、金親(政2)、星谷(理1)と離脱者が相次ぎ、選手層の厚さが試されることとなった。リーグ戦2試合目の相手は直前の定期戦で完敗を喫している明大。たたいて勢いに乗りたいところであったがセットカウント0-3で敗戦し逆にその差を見せ付けられる結果となってしまった。
9月12日(日) 秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-明大 @専修大学総合体育館
得点 | ||||
慶大 | セット | 明大 | ||
0 | 13 | 1 | 25 | 3 |
18 | 2 | 25 | ||
17 | 3 | 25 |
スタメンにはセンターに渋谷(環3)、ライトに藤井(環4)、リベロには初戦に続き中出(環2)が起用された。第1セットは序盤からサーブカットが安定せず、スクランブルな布陣ということもありエースの間宮(政2)が広範囲をカバーすることでレシーブに追いやられる時間が長くなる。その中で岡田(商1)が高いトスを打ち切り得点を重ねるも及ばず。終盤8連続失点を許し大差で落としてしまう。第2セットは藤井に替え是澤(経3)をはじめてライトとして投入。レシーブを落ち着かせるためリベロを川村(環2)に替えるなど宗雲監督も積極的な采配を見せる。しかしその川村でもサーブカットを立て直すことは出来ず、逆にこのセットは1セット目を上回る5本のサービスエースを許してしまい、得意の時間差攻撃が使えない。終盤にバックアタックから調子を取り戻した間宮が続けてスパイクを決め盛り立てるも序盤に開いた点差を埋められず。18-25でこのセットもゆずってしまう。悪い流れを引きずりたくない第3セットは是澤が存在感を発揮。ライトからのバックアタックを決めて見せるなど9-10とくらいつく。ストレート、クロスと打ち分け初起用ながら堂々としたプレーを見せる。一方でチームとしてはサーブで明大のレセプションを崩せず。連続得点を重ねられないまま相手に走られ、結局17-25で失いセットカウント0-3で敗北となってしまった。
この日は是澤が途中出場ながらチーム2位の7点のスパイクポイントをあげるなど活躍をみせた。離脱者続出のピンチをチャンスに変えるため、新たな戦力の台頭が期待される。次節はさらにこの日チーム最多得点をあげた岡田が国際大会の直前合宿のため離脱し、布陣はさらに苦しくなる。ホーム日吉に王者東海大を迎える一戦。「陸の王者」として恥ずかしい戦いは見せられない。
By Hidei Tsubonuma
コメント
宗雲監督
(試合を振り返って)苦しい戦いだった。直前でケガをしてしまったメンバーが多くて全く(練習を)やってないメンバーでやることになってしまっている状態。今はとにかくスタメンがいなくて、その次のリザーブの選手がどうしてもサイズ的にきついので、やっぱり1部での戦いは厳しいなと思う。(次節は日吉での試合だが)王者東海大と勢いに乗っている専修大が相手なので、また苦しい戦いになるでしょう。
慶大出場選手レフト 間宮 秀太(政2)
レフト 岡田 拓巳(商1)
ライト 藤井 宏行(環4)
→是澤 佳次郎(経3)
センター 渋谷 隆太(環3)
センター 村上 拓也(法2)
セッター 小池 聡司(環4)
リベロ 中出 祥平(環2)
→川村 昌平(環2)
途中出場 小林 隆佑(文2)
石川 友規(理3)
高田 啓人(商4)
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