試合は前半からシーソーゲームとなる。先制したのは慶大。開始早々の2分、ラインアウトを起点に敵陣深くまで攻めこむと、ラックからハーフバックスを経由してボールを得たWTB鈴木が先制のトライを奪う。しかし、ここから関西学大の反撃を受ける。風下でのプレーの影響もあり、慶大は自陣に釘付けとなり、19分に同点のトライを許してしまう。その後反撃に出た慶大は30分、ゴール前のラックからLO山田が押し込み勝ち越し。しかし38分にモールでトライを奪われ、12-12の同点で試合を折り返す。
風上に立った後半。一気に加点したいところだったが最初に流れをつかんだのは関西学大。慶大はミスが続き、ボールを保持できないでいると10分に逆転のトライを奪われる。しかし、慶大の反撃はここから始まる。トライを許した直後のキックオフのボールを奪うとFW、BKが一体となって前進し、最後はCTB高田が同点トライ。WTB瀧口のゴールも決まり逆転に成功する。さらに27分にはFB浦野が左サイドを破りトライを奪うと、33分にも途中出場のWTB新甫がダメ押しのトライ。一気に関西学大を突き放し試合を決め、29-17で勝利を飾った。
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