【ラグビー】国立への舞台閉ざされる 大学選手権第2戦/筑波大戦

茂木組の悲願である大学選手権優勝。そのためにはプールマッチで関東大学対抗戦1位通過の筑波大を倒すことが条件であった。9月の対抗戦では完敗を喫した相手だ。自分たちの一年の過程を証明するためにも勝利を掴みたかったが、28-55と敗戦。ディフェンスの不安というシーズンの課題がそのまま結果にもつながってしまった。

 

大学選手権第2戦VS筑波大

2012/12/16(日)14:00K.O.@秩父宮ラグビー場

 

得点
慶大 チーム 筑波大
前半 後半 VS 前半 後半
PG
DG
14 14 小計 31 24
28 合計 55
 

得点(慶大のみ)

T=瀧口、森川、山田、川原

G=瀧口4

 

出場選手
ポジション
1.PR 三谷俊介(総3・国学院久我山) →17.小田基貴(商4・小倉)
2.HO 渡辺祐吉(経4・慶應) →16.神谷哲平(総2・桐蔭学園)
3.PR 平野裕馬(環4・国学院久我山)
4.LO 佐藤大朗(総4・国立)
5.LO 山田亮介(環4・国学院久我山) →18.池田尚(商4・慶應)
6.FL 木原健裕(総2・本郷) →19.茂木俊和(理4・清真学園)
7.FL 森川翼(環2・桐蔭学園)
8.NO8 鹿児島昌平(経4・慶應)
9.SH 宮澤尚人(法2・慶應) →20.猪狩有智(経3・慶應志木)
10.SO 宮川尚之(環3・成蹊)
11.WTB 鈴木貴裕(経4・慶應)
12.CTB 高田英(経4・慶應志木)
13.CTB 大石陽介(環3・修猷館) →21.柚木大佑(商4・慶應)
14.WTB 瀧口晃太郎(文4・桐光学園)
15.FB 浦野龍基(政2・慶應志木) →22.川原健太朗(環2・小倉)
 

 

 

チャレンジャーとして臨む慶大は序盤から積極的なアタックを仕掛ける。2分、WTB鈴木(経4)が大外でボールをもらいタッチライン際を駆け抜ける。惜しくも相手ディフェンスに捕まってしまうが、積極的な仕掛けに場内は湧いた。積極的に自陣で展開を図る筑波大に対し、前進を許す場面もあるが素早い寄りで対抗する慶大。8分にはFL木原(総2)と森川(環2)が息の合ったカウンターラックを形成し、筑波大の反則を奪う。そしてその後のラインアウトから連続攻撃を仕掛け、CTB大石(環3)の突破を起点に攻め込む。最後はCTB高田(経4)のキックパスに反応したWTB瀧口(文4)がトライ。試合開始9分でどうしても欲しかった先制点を奪う。しかし、直後に自陣22mでのキックが相手にチャージされてしまう。簡単に同点を許す。その後も、この日多かった密集サイドのディフェンスの綻びをつかれて、大幅にゲインされてしまう場面が目立つ。13分には反則からPGを許し失点。7-10とされてしまう。しかし、20分に素早い働きかけでFL森川がノットリリースザボールの反則を奪う。WTB瀧口のロングキックで一気に相手陣に深く入り、ラインアウトでワンチャンスをものにする。用意されたサインプレーから、FL森川がタックラーを2人交わしトライ。14-10と逆転に成功。しかし、その後相手のキーマンである彦坂(匡)に5人のタックラーを外され、ゴール前まで迫られる。最後は突破を許し失点。逆転を許してしまう。

25分には体を張ったタックルを見せたCTB大石が負傷退場。代わって「慶應の12番、13番は僕だと思っていつもやっている」と気合十分のCTB柚木(商4)が登場する。その後も懸命にタックルに入るが、筑波大の圧力にFWが耐え切れない。30分にはゴール前のラックから押し込まれる。34分にはNO.8鹿児島(経4)の落ち着いたハイパントキャッチから、連続攻撃を見せる。しかし、この攻めた場面で接点での圧力に屈してしまい、ターンオーバーを許す。そして筑波大の冷静に裏を突いたキックは慶大陣へ。慶應PR三谷(総3)が追いすがるも、バウンドはアンラッキーな方向へ。14-31と前半を終える。

前半は筑波大の接点での圧力に苦しんだ。「FWが前に出る必要がある」(田中監督)。ペナルティ数6という数字も、ロールアウェイの反則の多さが目立った。接点で一歩前進されているからこその数字であろう。一方で、アタックの機会を得た時にはしっかりゲインを切れることも示した。ワンチャンスをものにする執念も見せた。タックルバックにしっかり肩を当て、風上となる勝負の後半に選手たちは臨んだ

 

力強いゲインで好機を演出した佐藤

力強いゲインで好機を演出したLO佐藤

後半、マイボールでのセンタースクラムから、テンポの良い連続攻撃を仕掛ける。しかし、このチャンスも相手にボールを渡してしまい、得点につなげることができない。前半以上にFWの意識を高めた筑波大に、48分、51分と被トライ。14-43となり、これ以上失点は許せない状況になる。ここでリザーブスタートだった主将のFL茂木(理4)が登場する。アタックの時間を増やしたい慶大は、56分に連続攻撃からFB浦野(政2)がステップで相手を交わして前進するも、相手選手3人に囲まれターンオーバーされてしまう。しかし、チャンスは続く。相手ゴール前でのマイボールスクラムからボールを持ち出したNo.8鹿児島に対する相手の反則から、LO山田が素早いリスタートを決めトライ。しかし、68分に順目に展開してくる筑波大に逆を突かれたところでトライを奪われる。ディフェンスの集中力が一瞬乱れたところを突かれた。同様に75分にも失点。このまま試合は終わるかとみられたが、慶大ラグビーを完成させる戦いはまだ終わっていなかった。この日も中心選手であり続けたLO佐藤(総4)のゲインを起点に、最後はSO宮川(環3)からWTB川原(環2)へとパスがつながりトライ。「15人全員が最後まで諦めないで自分たちの形をもって取ったトライ」(FL・茂木主将)と、慶大の目指すべきスタイルが結実した。このトライで試合はノーサイド。28-55と敗戦した。

 

前半はトライをとった直後にノーホイッスルトライを浴びる場面が2回も続いた。「直後にイージーな形でとられてしまったところが、今日の試合を象徴している」(No.8・鹿児島)と、リードしてからの試合運びに課題が残った。そして、アタックの機会は少なからず多かったもののそれを帳消しにしてしまうハンドリングエラー13という数字。勝負の戦いでありながら、チームがまだ発展途上であることは否めなかった。

悲願であった大学選手権優勝の夢は来年に託されることになった。しかし、プールマッチ3戦の法大戦はまだ終わっていない。「慶應のラグビーは完成に近づきつつある」(LO佐藤・総4)。1年の歩みを来年につなげるためにも、戦いはまだまだ終われない。それが伝統校としての矜持である。

 

【ケイスポ的MOM】判断の良さ目立つFL・森川翼

 

攻守に存在感を示した森川。来年度も注目の選手だ

攻守に存在感を示した森川。来年度も注目の選手だ

この試合で攻守に奮闘したのはFL森川翼だ。接点ではジャッカルにいくか相手を超えていくかという判断にセンスが光る。相手2人を振り払って奪ったトライでは、フィジカルの強さも示した。来季も慶大の中心選手となることは間違いない。

 (記事・黒瀬 健太郎)

 

 

 

コメント

 

田中監督

(試合を振り返って)9月16日の対抗戦初戦からちょうど3ヶ月後にまた筑波さんと対戦するということで、この3ヶ月の成果を見せようということで臨みました。前半こそ立ち上がりから慶應のいいペースで攻撃ができましたが、最初と最後の20分が慶應の時間帯ということでボールを動かしていこうということでした。しかし、スコアを取った後にまたすぐにスコアを取られてしまい、粘ること、突き放すことができませんでした。トライを取ったり取られたりする中で、最後は地力で勝る筑波さんに突き放されてしまったと思っています。学生たちはタックルでも低く突き刺さっていきました。ただ相手のフィジカルで勝る筑波さんに局面で前に出られてしまったこと、ターンオーバーされてしまったこと、細かいプレーの精度の差がスコアに表れてしまったと思います。春夏のフィットネス、フィジカルトレーニングの積み上げによって、秋冬シーズンの力の充実を非常に感じていました。正直もっと差が縮まっていると思っていました。しかし筑波さんは勝利を重ねる中で、勝ち方や勝負強さ、フィジカルなどとは別の意味での強さ、勝負勘が研ぎすまされていたと思います。我々がタックルに入っても慌てず冷静に立て直しをしていました。我々は負けたプロセスの中で悔しさを力に変えてきましたが、彼らは勝つプロセスの中で蓄えてきた力があったのだと実感しました。(残り1試合に向けてのモチベーションは)先がないことはモチベーションの問題としてあるかもしれません。ただ、慶應の黒黄ジャージを着て戦う限りは慶應のラグビーをやりきるということに尽きると思っています。来年につながる戦いをしたいと思います。

 

FL茂木主将

(試合を振り返って)今までやってきたことをここでしっかり出そうということで臨みました。対抗戦初戦では固まりきれていなかったところが、対抗戦を経て固まってきた部分もありました。僕たちのテーマは、ディフェンスと、一人が一つの仕事をする、攻撃のシェイプの3つでした。その3つを対抗戦を経て固めることができたので、それを出そうと試合に臨みました。前半は用意していたサインプレーが決まったこともあってトライも取れたのですが、後半は地力の差が出てしまいました。ですが、最後に取れたトライは15人全員が最後まで諦めないで自分たちの形をもって取ったトライだと思うので、今シーズンやってきてよかったなと思いましたし、僕自身うれしかったです。

 

WTB鈴木

(今の気持ちは)悔しいです。自分たちの実力よりも、筑波大学の実力のほうが上だったという、その事実だけなので。(試合を振り返って)自分たちのやりたいラグビーをやろうという、そういう意識は全員持っていたのですが、やっぱり焦ってしまってミスをして、そこで中々リズムを作れないということが多かったです。自分たちのセットプレーからのアタックで、用意した部分は取れたのはよかったのですけど、それ以外で自分たちの目指してきたラグビーをやりきることができなかったです。もちろん、筑波大学さんの強いプレッシャーがあったわけですが、取りきれなかったというのが本当に悔しいです。(どのような気持ちで試合に臨んだか)9月にやられてしまった分、絶対にやり返そうと。ここで負けたら終わりだったので、絶対にやり返してやると思ってやっていたのですが、自分たちよりも相手の方が上でした。(アタックもディフェンスも積極的なプレーがあった)勝負できたところもありましたが、僕のところで普段ならしないようなミスをしてしまって、それが結果的にトライにつながってしまったということもあったので、悔しいですね、本当に。自分の力を、本当に出し切れたのかなという思いが残っています。(今日はキャプテンとしての出場だったが)僕はプレーで試合を引っ張ることしかできなかったので。口で上手く言えないですし、アタックもディフェンスも、自分でチームに勢いをつけていきたいと思っていました。(次の試合に向けて)その先はもうないですけど、今までやってきたこと、四年間培ってきた慶應のラグビーというものを、自分と同期の仲間、下級生、全員で体現して、勝ちたいと思います。

 

PR平野

(今の気持ちは)悔しいというか、悔しさを通り越して、むなしいです。泣いたり、悔しいと言えるほどの試合もできなかったので、悔いが残ります。残念です。(試合を振り返って)僕たちは粘ってディフェンスしようと言っていたのですが、彦坂選手などにタックルのバインドのミスとかで個人の能力だけでやられてしまった部分があったのでもったいなかったです。やってきたことがあまり出せなかったと思います。(スクラムは)筑波さんはスクラムにそこまでこだわっていないということはわかっていたので、そこで押せないと勝機はないのではないかと話していました。反則を気にしないで、回したりマイボール獲得しにいこうということでした。プレッシャーはかけられたとは思うのですが相手の脅威となるほどではなかったと思うで、それも心残りです。(筑波大対策として)僕たちは走りこんできましたし、自分たちのやってきたラグビーというのを全面に出して真っ向勝負しようと話していたのですが、こういう結果になってしまいました。(次の試合に向けて)今はまだ少し、気持ちの整理がつかないのですが、法政戦も、できることはやっていきたいと思います。

 

HO渡辺祐
(今日の試合を振り返って)ブレイクダウンで負けました。(前半良さが出ていたが)入りは慶應のプレーが出来ましたが、後半食らってしまいました。(後半立て続けの失点について)やっぱり、タックルが甘かったです。(自身のプレーについて)セットプレーは良かったのですが、フィールドプレーに関してはもっと体張ってタックルしなければいけなかったと思います。(最後の試合に向けて)とりあえず前向いて頑張ります。

LO佐藤

(試合を振り返って)自分たちのチームのラグビーがまだ上達していて、完成に近づきつつあることは練習で感じていて、自分たちのラグビーが対抗戦の王者にどれだけ通じるかところで試合に臨みました。個人個人の相手の強さやスキルの高さに押し込められてしまって最終的には負けてしまって、力の差を感じた試合でした。(どんな準備をしてきたか)まず対抗戦の初戦が筑波戦だったので夏合宿の時から筑波にフォーカスして練習してきたので、今回も期間は一週間でしたが夏にやってきた財産があって、その結果ラインアウトやセットプレーは安定していました。相手のプレッシャーも来ると思ったんですけど、セットプレーはほとんど完璧だったのでそこは準備していた部分が試合に出たと思います。(前半先制したが、すぐに返されてしまうという展開になってしまったが)まずディフェンスから試合を組み立てていかなければいけなかったんですが、相手のフィジカルの強さや個々のスキルにやられてしまいました。僕たちはスキルやフィジカルはないので必ず相手一人に対して二人でタックルに行こうと決めていたんですが、継続されている内に1対1になってそこで前に出られてしまったのが積み重なって簡単にトライを取られてしまったので、そこはもったいなかったなと思います。(今までになかったサインプレーが見られたがこの試合に向けて準備したのか)そうですね。あれは筑波大戦に向けて準備して、結果トライに繋がったので良かったと思います。(この敗戦で準決勝進出はなくなってしまったが)あと一週間あるので、しっかりと後輩に何か残せるようにしたいです。慶應のラグビーは完成に近づきつつあること思うので、次の法政戦で完璧に近い形で慶應のラグビーを体現して、しっかりと勝って後輩に残せるものを残したいです。(慶應のラグビーの完成のために必要なものは)何が必要かという意味ではこれというものはないですが、ブレイクダウンであり、シェイプであったりはどれも上のレベルに達していかないと僕たちの目指すラグビーはできないかなと思います。あと一週間で足りない一つ一つのスキルを完璧にして、一人ひとりが仕事を持って動ける慶應のラグビーをしたいと思います。

 

LO山田

(試合を振り返って)前半はサインプレーなど準備してきたものが出せて、いい形で先制点を取れましたが、細かいところのミスや徹底できなかった部分があって、そこから失点してしまいました。チャレンジャーの立場としては、ああいうプレーで点を取られたら絶対に勝てないので、まだまだ詰めが甘かったと思います。(ブレイクダウンで苦しんだが)相手のブレイクダウンが強くて、いい球出しができなかったり、ターンオーバーされてしまい、いいランナーに走られる形が多かったです。ブレイクダウンは練習してきたところでしたが、相手の方がまだまだ上だったのだと思います。(対抗戦初戦のときの筑波戦と比較して)3ヶ月前に比べたら、どうしたらトライが取れるかなど、チームとしての方向性がすごく固まってきたので、そこはよかったです。でも3ヶ月前にやられたブレイクダウンでの差を縮められなかったのが敗因だと思います。(法大戦へのモチベーションは)僕たちの夢はもう終わってしまったので、あとの1週間は後輩たちに向けた姿勢の部分やプレーで何を残せるかだと思います。4年生一丸となってもう一回がんばっていきたいと思います。

FL木原

(どのような思いで試合に臨んだか)今までできなかった慶大のラグビーをやり通すことを意識していました。この試合は負けたら終わりという試合でした。2年生と3年生、特に僕が4年生を引っ張っていこうという思いでした。 (良いカウンターラックがあったが、接点での感触は)あれは僕と森川でとったシーンでした。ああいう良いプレーも何個かありました。筑波大は、個々人の意識が高かったです。スピードは慶大の方が早いのですが、本当に意識のところで差が出ました。例えば、タックルしたらすぐに起き上がってすぐにファイトするところとかですね。 (ディフェンスに関しては)今日も本当は相手の彦坂(匡)選手に抜かれてしまいました。あの場面はFWとBKsがもっとコミュニケーションをとらないといけなかったのです。特に僕がその役割をもっと担うべきだったので、悔しいです。他の場面に関しては、しっかりバインドしてタックル入れたので良かったと思います。(次戦に向けて)あと一週間あるので、必ず慶應のラグビーを完成させたいです。もし出場できるなら、タックルから体現していきます。

 

 

NO8 鹿児島

(今の気持ち)今日は慶應での10年間の集大成として臨もうと思っていました。結果として日本一への道が閉ざされてしまったことが非常に悔しいです。出場できていないメンバーのことを思っても、悔しさしかないですね。(試合後にチームで話したことは)良いのか悪いのかわかりませんが、茂木組でまだ1週間後に法大と試合することができるので、そこで突き詰めてきた慶大のラグビーというのを体現しようという話がありました。後輩に何が伝えられるかわかりませんが、この1週間で、来年再来年につながるものをみせていきたいです。(試合を振り返って)前半の入りはお互い100パーセントで臨むので、拮抗して難しかったです。いい形でトライを取れたことはよかったと思います。でも直後にイージーな形でとられてしまったところが、今日の試合を象徴しているのかな、という感じでした。流れを引き寄せることができなかったことが敗因だと思いました。(筑波大の強みはどこにあったか)個々の選手がスキルを持ち、非常にレベルが高かったです。どこからでも攻められるアタックの強さがありました。また、フィジカルも強いのでタックラーが1人で絡みにいけるというディフェンスの強さもありました。慶大が目指してきたディフェンスを、逆に筑波大にやられたという印象です。(Fwd戦については)セットプレーではかなり手ごたえはありました。でもフィールドプレーでフィジカルで負けてしまった感じがしました。(自身にとって慶大ラグビーの最終戦となる法大戦に向けて)笑っても泣いても最後の1試合です。もう今後はラグビーはできなくなってしまうので、出場できたら気持ちを込めてプレーしたいです。慶大のラグビーを体現して、後輩に見せられるように頑張ります。

CTB高田

(試合を振り返って)前半先制できたのはよかったんですけど、その後シーソーゲームになってしまって相手の個人にやられてしまったのが敗因かなと思います。(対抗戦の筑波大戦と比べて)筑波は個々が強くなっているなというのは感じたのですが、僕らも相当強くなっていたのでどうなるかなと思っていたんですが、最後は地力で勝られたという感じです。(アタックについて)アタックする機会がちょっと少なくて、ディフェンスばかりで体力を消耗してしまってしっかりとシェイプをたてなかったのがゲインできなかった原因だと思います。(ディフェンスの出来は)何フェーズも重ねてディフェンスしている場面があったので、そこは成長した点かなと思います。(敗因は)向こうの個人に対して僕らは組織でディフェンスやアタックをしようということだったのですが、個人に対して一人でタックルしてしまって二人でタックルして倒せなかったのが敗因です。そこでどんどんゲインされてしまったので。(次戦に向けて)最終戦となってしまうのですが、4年生を中心に慶應のラグビーを見せたいと思います。

 

CTB柚木

(今日の試合を振り返って)最初の方は用意したサインなどやりたいことが決まったんですが、筑波のブレイクダウンの強さなどで段々とうまくいかなくなってしまって最終的に点差が開いてしまったと思います。(急遽途中出場したが)今日は21番でしたが慶應の12番、13番は僕だと思っていつもやっているのでチャンスが来て嬉しかったし、やるしかないんで不安は特にありませんでした。(自身のプレーについて)僕のやることは慶應の低く刺さるタックルだと思っていたのでそれを意識してやったのですが、入れた部分もあったし飛び込んで抜かれた部分もあってやっぱりそこを詰めていかないと慶應の12番、13番にふさわしくなれないと思ったので今週頑張りたいと思いました。(後半苦しい場面でも守備で貢献していたが)悪い流れとなって相手がイケイケになった時に自分が杭にならないといけないと思うのでそういう所は次も継続したいです。(最終戦に向けて)4年生としてはもう終わりが見えていて、大学選手権も上に上がれないと決まってしまいモチベーションが難しいんですが、野澤HCにも言われた通り慶應のラグビーは大学選手権通して完成するので、最後に完成した慶應ラグビーを見せたいと思います。

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