【競走】慶大2選手が日本一に! 第79回日本学生対抗選手権大会

表彰台で笑顔を見せる宮岸

 9月とは思えない日差しが差しこむ中、9月10~12日にかけて第79回日本学生対校選手権大会(全カレ)が行われた。宮岸主将(法4)が慶大の選手として33年ぶりとなる男子走幅跳優勝。関東インカレ、個人選手権に続く優勝で今シーズン個人3冠を達成した。また、男子400m昨年度王者の廣瀬(環3)は予選・決勝ともに実力の差を見せつける圧倒的な走りを見せて2連覇を達成した。男子4×400mリレーでは木村副将(経4)、大野(環2)、小川(総4)、廣瀬が予選で3位だったもののタイムで通過して15年ぶりに決勝に進出。7位に入賞した。昨年度全カレ3位の後藤(総4)は準決勝で予選の10秒34を下回る10秒68でまさかの敗退。男子は44校中13位という結果を残した。 

 女子は復活を懸ける中村(総3)らが出場したが、入賞なしという結果に沈んだ。 

 

各選手の結果は以下の通り 

ハードルを跳ぶ原

【男子】 

走幅跳 宮岸 7m66 優勝 

400m 廣瀬 46秒30 優勝 

100m 後藤 10秒68 3着、準決勝敗退 

      本橋(経2) 10秒79 6着、準決勝敗退 

110mH 原(環4) 14秒79 7着、予選敗退 

800m 横田(総2) 1分53秒14 8着、準決勝敗退 

      笹村(法1) 1分55秒71 6着、予選敗退 

砲丸投げ 秋本(総2) 14m85 予選敗退 

惜しくも準決勝敗退となった本橋

4×100mリレー 寺尾(総3)‐後藤‐九嶋(環3)‐本橋 40秒42 4着、予選敗退 

4×400mリレー 木村‐大野‐小川‐廣瀬 3分9秒67 7着、7位入賞 

最後の全日本インカレで結果を残せなかった後藤

惜しくもトップ8に残れなかった秋本

ベストには遠いタイムだった中村

 【女子】

200m 中村 24秒91 4着、準決勝敗退 

400m 志比(総1) 56秒76 2着、予選敗退 

800m 土岐(総1) 2分17秒20 7着、予選敗退 

走幅跳 中村 5m66 予選敗退 

三段跳 平井(総2) 11m71 予選敗退 

4×400mリレー 志比‐町野(商1)‐平井‐新家(商3) 4分0秒44 7着、予選敗退

By Tomoki Kakizaki

 

コメント

宮岸主将

4度目の跳躍で7m66を記録

(跳躍を振り返って)調子は良かったんですけど、3回目までに思ったような記録が出せなくて、かつ関東圏以外の選手が調子が良くて自分の順位が落ちて行ってヒヤヒヤしていたんですけど、4本目切り替えて攻めるつもりで集中して1本跳んで、記録には満足していないんですけど、タイトルを獲れたということで良かったかなと思います。(個人3冠を達成する結果になったが)今年は3タイトル獲る気で臨んでいたので達成できて嬉しい気持ちです。(夏場のトレーニングは)走ることを中心のトレーニングで短距離と一緒に練習していました。(コンディションは)2週間前位にぎっくり腰になってしまって跳躍練習ができなくて休んだり、走る中心のメニューでやっていて、間に合うかなとも思ったんですけど、当日はコンディション良く臨めましたね。(うまく調整できたという感じか)最低限は、ですね。調子は良かったです。(今後は)目標は8mを跳ぶことです。来年、就職してからも続けるつもりなので日本選手権の参加標準を切って日本選手権、グランプリシリーズは続けようと思います。(早慶戦に向けての抱負は)4年生かつ主将という立場で迎える本当の最後なので気負うというより、最後に楽しんで引退したいと思います。

廣瀬

貫禄の走りを見せる廣瀬

(2連覇を達成した今の気持ちは)本当は(1年時からの)3連覇を狙っていたのですが、まず2連覇しようと思っていました。だからもちろん嬉しいです。(今日のレースの展開をふりかえって)僕は後半(ペースを上げて)いく方で、今日もそのイメージで前半の200mに入りました。それでもずっとスピードを上げる練習をしていたので、結果的にリラックスしていたのに、前半の200mも他の選手と同じくらいの速さで走ることが出来ました。それが(優勝に)つながったのかな、と思います。(昨年度優勝、ということのプレッシャーはあったか)プレッシャーよりも2連覇したいという気持ちの方が大きかったです。むしろ(昨年)勝っていたからこそ気持ちが高く持てました。昨年1位ということを上手く持ち込めた感じです。(昨年の自身に比べて伸びた点は)前半の200mが伸びたというのはあります。スピードがついた感じですね。(今回意識していた選手は)前回大会で2位だった順天堂大の高瀬選手です。最近記録会で46秒台後半を出すなど、大きな大会ではなく小さな大会で好タイムを出していたので。大きな大会になるとやはり全体的にタイムが底上げされるため、(今大会では)すごく速いタイムを出してくる可能性があったので、たいへん注目していました。(この夏どんなトレーニングをしてきたか)ヨーロッパ遠征と、スピード練習の一貫としてのウエイトトレーニング、ほかにもスピード系の練習として走り込みをやっていました。夏が明けて本当にスピードがついた感じがしたので、成果がありました。(今後の抱負)来年は世界陸上があるので、世界陸上に出場したいと考えています。

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