――自己紹介をお願いします
慶應義塾大学法学部政治学科の高木翼です。ポジションはクォーターバック(QB)です。
――QBとはどのようなポジションですか
チームの柱であり絶対的司令塔で、全てのオフェンスのプレーに絡みます。チーム、そしてオフェンスの中心であるポジションです。
――QBの魅力は
注目されることですね。どんなプレーでもQBが絡むので。
――QBを選んだ理由は
パスを決めるというのがかっこいいなと思って、そこに惹かれてなりました。
――では高木選手のプレースタイルはパス中心なのですか
そうですね。僕は185cmで比較的長身で、長身を活かせるポジションはQBだと思います。これもQBを選んだ理由の一つです。
――アメフトを始めたのはいつごろですか
アメフト自体を始めたのは高校時代で、慶應高校から始めました。その前には小学校の時にフラッグフットボールというのを4、5年やっていました。
――アメフトを始めたきっかけは
父親も慶應で高校大学とアメフトをやっていたので、父親の影響が大きいと思います。
――昨年の出来について
昨年のリーグ戦の終盤に法大戦がありましたが、タイブレークの末負けてしまいました。あと一歩というところまで迫れたんですが、何かが足りませんでした。その何かを発見し、克服するという目標を胸に今年のチームはスタートしました。
――高木選手にとって早慶戦とは
絶対に負けられないもので、プライドとプライドがぶつかり合う大きな一戦です。
――一番手のQBについて
去年の秋シーズンから一番手なので、特にかわりません。オフェンスでいかに点を取らせて、チームを勝たせるかということにこだわって、去年同様にやりたいと思ってます。
――慶大とはどのようなチームですか
慶應大学は学年を超えてすごく仲がよくて、明るいいい雰囲気のチームだと思います。明るい中でも辛い練習というものを全員で一丸となってやっているので、団結力というものは他のチームよりも勝るものがあると思います。
――プレースタイルについては
オフェンスディフェンスともにアグレッシブというキーワードをコーチから言われていて、それを体現できるプレーをしています。
――今年のチームの仕上がりについて
関学大戦では大敗を喫してしまったんですが、デイビットコーチのもと一ヶ月間みっちりと基礎から練習してました。さらに基礎の上澄みとして、コーチの素晴らしい戦術というものがあるので、これから完成度が上がっていけば、徐々にチームの状態は良くなっていくのかなと思います。
――慶大の鍵となるのは
4年生の吉田幸祐さんだと思います。吉田さんは絶対的なキャッチ力を持っていて、投げれば取ってくれるという安心感があります。空中戦の鍵、パッシング攻撃の鍵となるのは吉田さんだと思います。
――早大の印象について
ディフェンスについては去年からのメンバーが残っていて、特にLB回りは速く動けて、フットボール理解度の高い選手が揃っているので、警戒しなければいけないと思います。
――特に警戒する選手は
LBで同学年の峰佑輔選手です。彼はU-19の日本代表に選ばれていますし、すごいイケてる印象があります。要注意人物です。
――早慶戦の意気込みをお願いします
慶應義塾大学は全員で一致団結して、最初から最後までUNICORNSスタイルを貫き通して、最後には必ず早稲田大学に勝利したいと思います。
(取材・水島涼太)
コメント