慶大が目標としてきた1部昇格をかけて挑む入れ替え戦の相手は、1部7位の中大。序盤こそ善戦するものの、中盤以降は力の差を見せつけられてしまった。
6月23日(日)入れ替え戦@日本体育大学 健志台プール
vs中大
得点 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
慶大 | 2 | 1 | 2 | 1 | 6 |
中大 | 3 | 4 | 4 | 7 | 18 |
永田1、堀井3、内野2
2部リーグ2位となり、進出が決定した入れ替え戦。慶大は格上の中大に挑むこととなった。「失うものはないので、全力で行こう」(永田主将・環4)との言葉通り、慶大は素晴らしい立ち上がりを見せる。第1ピリオド、中大に先制を許すものの、堀井(経3)の得点で同点に追いつくと、永田のシュートのこぼれ球を内野(商3)が押し込み、2-1と逆転に成功。その後またしてもリードを奪われてしまうものの、相手のミスにも助けられ、このピリオドは2-3というほぼ互角の戦いであった。
第2ピリオド、慶大はまたしても追いついた。永田がペナルティスローを決め、3-3の同点に。再度逆転したい慶大であったが、ここから中大が徐々に本領を発揮し始める。好守を幾度も見せたGK熊谷(環1)を中心に懸命のディフェンスをするも、4連続失点を喫してしまい、3-7で試合を折り返す。
第3ピリオド。劣勢に立たせられるも、この日好調の堀井が、技ありのシュートを決めるなど連続得点。必死に食らいつく慶大であったが、「向こうの水球についていくので精一杯だった」(永田主将)というように、最後は力尽きてしまった。第4ピリオドには6連続失点をしてしまうなど、最終的には6-18で敗れ、1部昇格とはならなかった。
昇格という目標は果たせなかったものの、9月にはインカレが控え、さらなる強豪との戦いも予想される。今回の敗戦や、30日に行われる早慶戦で得る経験を生かし、さらなる高みを目指す、慶大水球部の戦いは続いていく。
(記事 古尾谷拓真)
選手コメント
永田洋太 主将
(今日の試合を振り返って)完敗ですね。(序盤は互角だったと思うのですが)そうですね、向こうがミスをしてくれて、逆にこっちが少ないチャンスをものにできていたので。実力差はかなりありました。向こうの水球についていくので精一杯だったので、かなり辛かったですね。(ご自身のプレーを振り返って)個人的には自分ができることはやったのかなと思うんですが、まだまだできたかなとも思うので、悔いが残りますね。(試合前に主将としてチームにかけた言葉は)入れ替え戦に出られると思ってなかったので、相手の胸を借りるつもりで、失うものはないので、全力で行こうと言いました。(戦ってみて感じた1部と2部の差は)やっぱり差はかなりあるなと思いました。1部の選手は小さいころから水球をやっている人が多くて、それに比べて慶應は長くても高校から始めた選手ばかりなので、水球の勘、ゲームの勘という部分で大きな差があると感じました。(どのような夏にしたいですか)まだインカレが9月に残っているので、今から2カ月間1部のチームと自分たちは何が違うのかをビデオを見て研究して、インカレではひとつでも順位を上げられるように頑張りたいです。(次は早慶戦ですね)今日の中央さんよりも1段階、2段階と強い相手なので、それこそ早稲田さんの胸を借りるつもりで、全力で自分たちの水球をしたいです。
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