2013/6/29(土)19:00KO @国立霞ヶ丘陸上競技場
第64回早慶サッカー定期戦
慶應義塾大学0-3早稲田大学
【得点者(アシスト者)】
早大
17分榎本大希(奥山政幸)、30分榎本大希(八角大智) 、72分近藤貴司(宮本拓弥)
GK |
増川翔太(商3・柏U-18) |
DF |
溝渕雄志(環1・流通経済大柏高)→59分岩田修平(総1・名古屋グランパスU-18) |
DF |
望月大知(環1・静岡学園高)→HT久保飛翔(環2・済美高) |
DF |
保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース) |
DF |
飯高颯生 (総2・大宮アルディージャユース) |
MF |
増田湧介(環3・清水東高)→75分松下純土(総4・國學院久我山高) |
MF |
小村研人(法2・桐光学園高)→59分山本哲平(政1・國學院久我山高) |
MF |
雨宮嶺(文4・座間高)→38分川田悠介(環3・桐蔭学園高) |
MF |
淡野晋一(文3・横河武蔵野FCユース) |
MF |
武藤嘉紀(経3・FC東京U-18) |
FW |
端山豪(総2・東京Vユース) |
この試合、慶大は松下が怪我の影響でベンチから出場機会をうかがう一方で、雨宮嶺(座間高)がスタメン出場。対する早大も三竿勇斗、近藤貴司がベンチからのスタートとなった。
試合は序盤から、相手攻撃陣によるチェックに苦しめられ、慶大のパス回しが封じ込まれてしまう苦しい展開に。スピードある雨宮に、ロングパスすら出させてもらえない状況が続いていく。ボランチでも中田航平、池西希の二人に圧倒されゲームを組み立てていくことが出来ない。対する守備陣も、ディフェンスラインとGKの間のスペースを狙ったロングボール戦術に苦しめられ、危ないシーンが続いていく。
そんな早大ペースで進んだ試合は、早い時間帯で動く。17分、左サイドでボールを持たれると再三狙われていたディフェンスラインの裏のスペースへロングパス。ボールは望月大知(総1・静岡学園高)の頭上を越し、キーパーと1対1の状況に。これを相手のエース榎本大希(横浜F・マリノスユース)がきっちり沈め、先制点を奪われてしまう。
反撃に出たい慶大だが、依然として早大の素早い寄せに苦しめられ「パスサッカー」(須田芳正監督)が出来ない。それでも、武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)、端山豪(総2・東京ヴェルディユース)ら個の力でチャンスを窺っていく。すると、22分コーナーキックのクリアを武藤が拾うとそのまま独走。中央に切れ込み端山へパスを出すと、最後は端山がDF2人をかわしシュートを放つ。これは、キーパーのセーブに合ってしまうが、武藤、端山を中心に得点の匂いを感じさせる。早大のハイプレスも徐々に緩み慶大ペースでのパス回しができるようになり始めていく。そんな中、ゴールネットを揺らしたのはまたしても早大だった。
30分、1点目と同じような形で、慶大バックラインの裏へロングボールが放り込まれる。難なくクリアするかと思われたが、キーパー増川翔太(商3・柏U-18)がまさかにファンブル。こぼれたボールを榎本にさらわれ、スコアを0-2とされてしまった。 2点ビハインドを奪われ後がなくなった慶大は、雨宮に代えて川田悠介(環3・桐蔭学園高)、望月大知に代えて久保飛翔(環2・済美高)を投入。後半の45分間に望みを託す。
迎えた後半、攻勢に出る慶大、カウンター狙いの早大という構図で試合は進む。しかし、慶大がボールを保持するものの、DFラインからボランチにパスが入ると相手選手がすかさずチェック。前半同様思う様なパス回しが出来ない。 得意のパス回しを封じられていた慶大は、個で打開できるエース武藤にボールを集中。エースの一発に期待をかける。しかし、武藤には常に2、3人の選手が取り囲み、シュートはおろかパスもろくに受けることが出来ない状況が続く。攻撃の打開策が見えないまま、試合が進んでいくと、早大にとどめの一撃を刺されてしまう。
27分、前線でボールを奪われるとそこから早大がカウンターへと転じる。右サイドを突破すると、途中出場の宮本拓哉がアウトサイドで絶妙なクロス。最後は、怪我でベンチスタートとなった近藤貴司が流し込み、スコアを0-3に。試合を決定づけるダメ押しゴールでその差を3点とされてしまった。
何としても一矢報いたい慶大だったが、その後は完全に早大が試合を支配。怪我明けの松下を投入し立て直しを図るが、気持ちの折れてしまったイレブンを立て直すことはかなわず。0-3というスコアで文字通り「完敗」(須田監督、松下主将他多数)を喫してしまった。
「歴史的大敗」(松下主将)「悔しさも残らないくらい不甲斐ない試合」(武藤)。今回の試合がどれほどまでに完敗だったのかは、選手たちのコメントからも分かる。しかし、試合を通じてエース武藤を封じられ、自分たちのパスサッカーもできず、ミスが相次いだ。そういった意味で、0-3というスコアは当然のものと言えるかもしれない。
今回の敗戦。早大に対して現在5連敗中という現実。早慶両校の間にこれほどまでの実力の差があるとは到底思えない。前期リーグ戦終盤の様に、はまった時の慶大は関東でも屈指の強さを誇ることは証明されている。あとは、恒常的にその強さを発揮していけるかどうかだ。
今回の試合は、慶大ファンにとっても、選手たちにとっても受け入れがたい結果となってしまった。しかしながら、8月には総理大臣杯、9月以降には後期リーグ戦も控え立ち止まっている暇はない。「早慶戦の大敗を乗り越え、荒鷲イレブンは日本一に輝きました!」そんな未来を夢見つつ、イレブンの更なる活躍に期待したい。(記事 石塚大樹)
※早慶戦に向けて、ケイスポではソッカ―部の皆様に再三取材を行わせて頂きました。取材の調整をしてくださった長井副務、取材に応じてくださった選手たち、そして慶大ソッカ―部の関係者の皆様全てに、この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。(ケイスポソッカ―班一同)
以下選手コメント
須田芳正監督 (今日の試合を振り返って)完敗の一言ですね。その一言に尽きますね。早稲田の素早いプレスの前に何もできなかったなと。うちらのパスサッカーも全くできませんでした。向こうは戦う集団だったけど、うちらは足先だけで気持ちの面でも負けていたなと。競り合いの部分でも負けていました。全体を見ても、全部のところで劣っていて力負けですね。(普段のサッカーが出来なかった要因は何でしょう)一つは実力ですね。こういった舞台で、相手のプレッシャーに負けてしまうのは実力が劣っていたからだと思います。早慶戦は終わったけれど、総理大臣杯もあるのでそこで修正していきたいです。(雨宮選手を起用した意図は何ですか)相手がプレスをかけてくると思ったので、相手のディフェンスラインの裏に抜け出してという意図があって起用をしました。でも、前線からのプレッシャーがかなり早くて、前線にボールを蹴れない状態がつづいてしまいました。こういった舞台で、中々実力が出せなかったと思います。(失点の多い試合が続いていますが、修正点はどこでしょう)今回の試合では、相手がうちのエースの武藤を囲んでつぶしに来ました。こっちも、相手の榎本を注意しようと言ってるにも関わらず、フリーになってる場面が多々ありました。その差だという風に思いますね。どこが危険なのか、チーム全員が共有していかなければいけないと思います。(4年生にとって最後の早慶戦となりましたが、何かメッセージをお願いします)色々な思いはあったと思いますが、残念な結果になってしまいました。国立でやるのは最後ですが、リーグ戦でもあるので、そこでリベンジして欲しいですね。
松下純土主将(総4・國學院久我山高)
(今日の試合を振り返って)完敗の一言に尽きるという風に思います。自分たちのサッカーが全く出来なかったですし、自分自身もけがの影響もありスタートから出ることはできませんでした。途中から出たんですけど、チームの流れは変えることが出来ずただただ悔しいです。(今回は改修前最後の国立でした)今日の一戦は歴史に残る試合だという風に、全部員は感じていました。その中で、歴史的大敗を喫してしまってただただ悔しいの一言ですね。完敗だったので、悔しいという気持ちすら持てない人もいるんじゃないかなとも思っています。本当に申し訳ない気持ちで一杯です。(後期にはリーグ戦で早慶戦が再びあります)リーグ戦含めると、5連敗ですかね。そろそろ止めないと、恥ずかしいですし、見ている人にも申し訳ない気持ちで一杯です。早稲田っていうのは、リーグ戦を戦う上でも特別な存在ですし、そこは意識して臨みたいです。今日の悔しい想いを糧に戦っていきたいです。(松下選手の代わりに出場していた小村選手について)彼は、公式戦今日が初出場ということだったんですけど、それにも関わらず彼らしいプレーを見ることが出来たのではないかなと思います。チーム的に相手のハイプレッシャーに苦しむ中、悪くなかったんじゃないかなと思います。(早慶戦を支えてきたスタッフの方たちに何かメッセージはありますか)やっぱりスタッフに関わらず、今日の90分間のために何か月も準備してきてくれた仲間たちがいました。そうした中で、試合に出る選手たちは何を持って恩返しができるかというとプレー、勝利しかなかったと思います。そうした中で、今日恩返しできなくて申し訳なく思っていますし、不甲斐ない気持ちで一杯です。(総理大臣杯に向けて)今日も見てもらえれば分かると思うんですけど、早稲田との力の差は歴然だったと思っています。どこで、その差を埋めるのかというと日々の練習しかないと思っているので、これからしっかりと準備をしていきたいです。
岩田修平副将(総4・名古屋グランパスU-18)
(最後の早慶戦でしたが、どんな思いで今日の一戦にのぞみましたか)今年、最後の国立だったし、勝つことだけを考えていました。(交代で入った時の気持ちは)負けている状況だったので、もう、前に行ってという感じでした。(ベンチにいる間はどんな思いで試合を見ていましたか)そうですね。まあ自分が出て何とかしたいっていう気持ちもありました。でも本当にチームメイト全員を信じていたので、その半分半分のような気持ちでした。(副将という立場での早慶戦。プレッシャーなどは感じていましたか)副将というよりは、4年生が本当に少ない中でベンチ入りして試合に関わるということでは勝利に対して大きな責任があると思いますし、勝利こそが、チームを勝たせることが自分の今回の早慶戦での仕事だったと思うので、それができなかったのはすごく後悔しています。(早稲田はどんなチームでしたか)やっぱり強かったです。球際の部分だったり、相手が一つになっている感じでした。(早慶戦を終えて)悔しい気持ちだけが残っています。チームとしてこれからも後期にリーグ戦があって、自分たちは日本一という目標を掲げているので、そこでまた早稲田を倒すチャンスがあると思います。そこに向けて練習を、1日1日大切にやっていくしかないですし、自分自身も大学サッカーで残された時間は少ないので、今日は本当に悔しい思いをしましたけど、これを糧にやっていきたいと思います。
(今日の試合を振り返って)完敗です。(早大の印象は)戦う姿勢が本当に素晴らしくて、何も出来なかったです。(早慶戦ということで試合前はどのような気持ちで臨んだか)昨年も負けていて、僕らは挑戦者として全力で立ち向かおう思っていたんですけど、相手は去年の学生チャンピオンですし、リーグ戦でも結果を残していることもあって、サッカーの部分だけでなくて気持ちの部分で本当に差を感じました。(小村選手とのコンビだったが)小村は足下の技術があって、展開力があるので、自分はその守備の部分を中心にやって、小村がゲームを作るという形で、後は2人でセカンドボールを拾うことであったりをやっていこうと話しました。(キャプテンマークを巻いてのプレーでしたが)この大舞台でキャプテンマークを巻くのは気持ちが引き締まりますし、責任感も増すと思うんですけど、その部分は今日は結果が出せなくて、ゲームキャプテンとして部員のみんなには申し訳ないなと思います。(課題は何か)相手の10番がキープレイヤーだったんですけど、その選手を抑えることが出来ずにMVPまでとられてしまったので、試合の中で相手のキープレイヤーを抑えることが自分の仕事だと思うんですけど、そこを本当にやれるかどうかが課題だと思います。(後期に向けて)今回負けてしまって悔しい思いもあるんですけど、大臣杯もありますし、後期リーグもありますし下を向くことなく気持ちを切り替えて、また初心に返って一つ一つチームとしてやっていきたいなと思います。
武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)
(今日の試合を振り返って)完敗という二文字に尽きると思います。(全体的に押さえ込まれた感じだったが)考えてプレーはしたんですけど、一つ一つの球際だったりプレーの質だったり、全てが今回は早稲田の方が上回っていました。その中で慶應は自分たちらしさというのを全く出せていなかったので、何もさせてもらえないし、本当に悔しさも残らないくらい不甲斐ない試合だと思っています。(相手のプレッシャーは相当だったものの、ある意味想定内だったと思うが)自分のところに何人も来るということは分かっていましたけど、その中で自分でやるところだったりパスを出すところだったりという選択を、今回自分としても上手くできていなかったと思います。相手のプレッシャーが速い中で、慶應は少しびびってしまったというところがあったと思うので、その点で早稲田は作戦勝ちというか、上回っていたんじゃないかなと思います。(過去2回の早慶定期戦と比べてみて)今年ほど悪い内容の試合はなかったと思います。去年も0-2で負けたんですけど、去年より内容も悪かったと思いますし、ここ3年だと一番内容も悪いし慶應らしさも出せない試合だったんじゃないかなと思います。(4年生にとっては最後の早慶定期戦だったが)4年生のためにも勝利で終わらせてあげたかったんですけど、個人としてもチームの勝利に導くことができなかったので、本当に申し訳なく思っています。(松下主将がスタメンではなかったことは影響したか)影響がなかったと言ったら嘘になると思うんですけど、早稲田は交代枠をしっかり使ってきても変わらないプレーができるというのを見せられました。自分たちは誰かが欠けてしまうとプレーできないようでは、この先全国大会とかでも通用しないと思っています。層の厚さも早稲田の方が上だったので、言い訳できないくらい差があったかなと思います。(スタンドからは盛大な応援があったが)すごくいい雰囲気でやらせてもらったのに、自分たちはそれに応えられなかったという点で、試合が終わった後も恥ずかしかったし申し訳なかったです。(今日の結果を受けて、今後に向けて)この大きな差を縮めるためには練習や日々の積み重ねが必要だと思うので、大臣杯があるまで一回一回の練習を引き締めて、チームとしても個人としても成長していければいいなと思います。
保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース) (今日の試合を振り返って)本当に完敗で、見に来てくれた観客や監督・コーチ・スタッフとか全ての人々に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。(最後の国立となったが)もちろんありましたが、そこの部分は早大のほうが勝っていました。(榎本選手に2点決められたことについて)正直2点とも自分たちがプレゼントしたような点だったので、決められたのが大希君でよかったという感じです。(自身のプレーを振り返って)ディフェンスラインの緩みから失点してしまい、そこは自分の責任だと思っています。(早大が良かったこと)攻守の切り替えが早かったです。ボールを取られてからの自陣への戻りが速かったです。慶大もああいったプレーをしないといけないのですが、全くできていなかったです。(慶大のディフェンスの課題)ディフェンスライン、裏への抜けだしへの対応、ボールへの寄せです。(今後に向けて)ここでやられて自分たちの課題やアミノバイタルカップ準優勝がまぐれであると分かったので、特にディフェンスに関しては根本から直してチームが完全に生まれ変われるように夏にトレーニングしていきたいです。
川田悠介(環3・桐蔭学園)
(今日の試合を振り返って)個人的にも何もできなかったし、チーム全体としても結果を見れば分かる通り、完全に負けてしまったというような感じです。(早慶定期戦初出場だったが)試合が始まったらそんなに気にならなかったんですけど、試合の雰囲気というのはいつもと全然違う感じで、早稲田の気迫に負けちゃったかなという感じです。(0-3という結果だったが、早大の印象は)早稲田は堅守速攻というイメージが強くて、皆すごくハードワークで体を張って守って、カウンターで得点するというかたちを得意としていると思います。まんまとやられて、なかなか堅守を崩せず結局無得点というかたちで終わってしまって、完全に負けてしまったという感じです。(交代出場するまで、どのような思いで試合を見ていたか)自分のプレーに集中したかったのであまり前半を見ていなかったんですけど、行くとしたら後半からだと思っていました。多分得点が欲しいときに自分が出るということを常に意識して、点を取ってやろうと思っていました。だけど、前半急遽出場で、そういう準備ももっとできたと思うし、もっと常に集中するというか、最初からフルで行けるような準備を前半の最初からしていくことが大事だなと思いました。(試合後にはチームメイトと話をしたか)今日は負けてしまったという話をしました。皆悔しがってはいたんですけど、これで終わりではないし、自分たちが目標としている日本一というのを叶えるためには総理大臣杯の全国大会が一番近くて大きな大会なので、そこに向けて切り替えてとにかく前を向いてやっていくしかないという話をしました。(今後に向けて意気込みを)まずは総理大臣杯に向けて、個人もチームもレベルアップして、日本一という目標に向けてしっかりやっていければなと思います。
増川翔太(商3・柏レイソルU-18)
(今日の試合を振り返って)相手が早稲田ということで、しかも最後の国立ということで、自分たちはチーム一丸となって、臨んだ試合で、最初はどっちつかずの緊迫した状況だったんですけど、一瞬の隙で先手を取られてしまって。そこから自分たちがちょっとなんというかうまくいかなくて、そこからずるずると自分自身もうまくいかなくなってしまいました。それでチームを少しマイナスの方向に導いてしまったのではないかということで、自分自身ですごく反省していて、申し訳なさが非常にあります。(失点シーンを振り返って) 相手は背後のボールを蹴ってくるというのは事前に分かっていたので、自分もずっと狙っていました。その一瞬の判断の遅さだったり早さだったりが相手の方が上回っていて、それで失点してしまいました。2回とも同じような失点で教訓にすべきことを2回目同じようにミスをしてしまったので、そういったところはもったいないし、不甲斐ない失点でした。(1万2千人以上の観客の中でのプレーについて)もう本当にこんな環境でサッカーしたことないので、非常に感動の一言です。その見に来てくださったお客さん、あるいはOBの方々の期待に応えられなかったのが非常に残念で、このピッチに立たせてもらった代表として、もっと良い結果が出たのではないか、と思うと悔いが残るだけです。(自身初の定期戦であったが)正直、すごく緊張して。いざピッチに入ったら、整列したら緊張しなかったんですけど、まあそこからは楽しく最初は入れたんですけど。1万2千人の観客の前でサッカーができたことは自分にとっては本当に名誉ですし、国立という舞台でやらせてもらったのも本当に名誉で、ただ結果だけが出なかったので残念でした。(後期、総理大臣杯に向けて)自分はまた0からのスタートでして、むしろマイナスからのスタートだと思って自分は努力して、誰よりも信頼をつかむということが総理大臣杯に向けた自分の目標だと思うので、本当にその一言に尽きると思います。
淡野晋一(文3・横河武蔵野FCユース)
(初めて出場した早慶戦、今日の試合の感想を)自分達の代の学生スタッフやマネージャーさん達が毎晩遅くまで仕事して下さって、つくってくれた舞台だったので、集中して責任もって戦おうと挑んだのですが、力の差が歴然としてしまって、切り替えてトレーニングしていくしかないなと思いました。(相手早稲田の印象は)守備がコンパクトであまりボールを受けるスペースがなくて、縦パス入ったところに守備がすごい強くて、トラップした瞬間に早稲田に取られてしまいました。全員の守備意識が高くて非常にまとまった良いチームだと思いました。(パスはつながるもゴールにはなりませんでしたが)早稲田は立ち上がりに一点とったことで、無理してボール取りに行く必要がなかったので、慶應に低い位置ではボール持たせてくれて、危ないボールが入ったところに全員で集中して強く行くって感じだったので、慶應は後ろの方ではボールまわったんですけど、危険なゾーンでボールをまわすことはできませんでした。(自身のプレーについて)低い位置でボール何度かもらってはたいてってゆうシーンはあったのですが、高い位置でシュートにつながるパスや、自分自身がシュート打つシーンが少なかったので、点に絡むプレーが全く出来なかったので良かったとは言えないです。(ポジションについて)スタメンでトップ下に入った選手(雨宮)が、裏に抜けることを得意とするプレーヤーでした。早稲田はコンパクトでラインが高かったので、その選手にトップ下で裏に抜けてもらってラインを下げて、自分のような足下でボールをもらうプレーヤーが、下がったところでサイドから中入ってボールもらうってゆうのが今日のやり方だったのでした。開始早々に失点しまって監督のプランも崩れて、バタバタしちゃったのかなと思います。(今後に向けて目標は)総理大臣杯がひと月ちょっと後にあるので、切り替えてトレーニングしていくしかないです。(ズバリ来年も早慶戦出たいですか)もちろん出たいです!!
飯髙颯生(環2・大宮アルディージャユース)
(どのような気持ちで臨んだか)絶対に勝つつもりで、応援してくれているみんなのために勝ちたいという一心でした。(今日の試合を振り返って)前半は自分のところが起点となってできるのかなと、攻撃のチャンスをつくれるのかなと思ったんですけど、結果からみても分かる通り3-0で何もできなくなったというのが現状です。(初めての早慶戦でピッチに立った感想)今までに味わったことのないようなところでサッカーができたので、すごい鳥肌が立つくらい感動しましたし、でもそこでいいプレーができればよかったんですけど悔いが残る試合でした。(早稲田の印象)フィジカルの高さだったり、寄せの速さだったり、そういう身体的な強さをすごい感じました。(攻撃面の手応えはどうだったか)全然足りないですね。あれでチャンスにもなってないですし、何もできなかったという一言に尽きます。(守備での反省点)慶大のディフェンスラインは高さに強くないんだということを実感して、これから今すぐに改善点を挙げろと言われても分からないんですけど、これから大臣杯があるので、そこまでに改善するように、改善点を見つけてどんどん取り組んで行きたいと思います。(今後の課題)やっぱり、高さだったり、あとは単純に強さを課題にしたいです。
久保飛翔(環2・済美高)
(今日の試合を振り返って)完敗だったなの一言です。(早大の印象は)チーム全体の勝ちたいという気持ちが慶応よりも上で、走る量だったり球際の強さだったり完全に向こうが圧倒していて為す術なかったなと。本当に強かったです。(久しぶりのトップチームでの出場となったが)ずっとアカデミーチームという1年生中心のチームにいて、久しぶりの試合ということで緊張したんですけど、チャンスが巡ってきたという思いで、今自分がやるべきことを精一杯やっていました。(後半からの出場でしたがどのような気持ちで臨んだか)とにかく0-2で負けていたので、思い切ってやろうと思って、自分のできる力を発揮したいなと思っていました。(監督からはどのような指示があったか)とにかく体を張ってゴールを守れと言われました。(今日のプレーで良かったことは)今日はあまり良いプレーは出来なかったと思うんですけど、最後まで諦めずに声を出し続けられたのはという点では良かったです。(逆に課題は)走る量だったり球際の強さだったり気持ちの部分で負けていたので、メンタル面での強化をすることで後期リーグだったり、夏の総理大臣杯で生かせるんじゃないかなと思います。(早慶戦の雰囲気はどうだったか)去年初めて早慶戦を見て、今年は出たいという気持ちがあったんで、多くの観客が来てくれて応援してくれたので、すごい気持ちが入りました。(後期に向けて)自分が中心となって引っ張って、とにかく頑張りたいと思います。
端山豪(総2・東京ヴェルディ―ユース)
(今日の試合を振り返って)結果として0-3で、内容も含めて完敗でした。(初の早慶戦は普段の試合とは別物だったか)そうですね。この試合に半年間かけて準備している人達がいて、たくさんの人が観に来てくれて、その気持ちを背負って結果を出さないといけなかったんですけど、選手としてはいつも通りというのを意識していたのですが、やはりこういう試合で負けた責任は重いと思います。(早大との差はどこにあると感じたか)早稲田は普段からそうかもしれないですけど、サッカーがはっきりしていて本当に泥臭く戦ってきて、完全に力で負けていたと思います。(逆に初の大舞台を経験して今後の収穫となったものは)負けた後のスタンドの雰囲気だったり準備してきてくれた人達の顔を見て、何も言えないような気持ちですし、こういう同じ思いを二度させないためにももっと日頃から自分に厳しくしていかなくてはいけないと思いました。(厳しい試合展開の中でスタンドからの応援はどのように受けとめられたか)もちろん声は聞こえていましたし、あそこにいる人達の半分が慶應を応援してくれている人達だというのは分かっていました。いつもより、応援してくれる人達の分も頑張ろうと思いましたし、力になりました。結果こういう試合をしてしまうとああいう人達が離れてしまうと思いますし、同じことを繰り返さないように結果にこだわって今後取り組んでいって、また来年も今日来てくれた人達がまた来てもらえるようなチームを作りたいと思います。(松下主将はじめ4年生の姿はどう映ったか)この試合に出たくてそのためにこの部に入っている人もいますし、4年生だったり特にこの一戦にかける思いが強いというのはこの試合が始まる前から分かっていました。昨日メンバーが発表された時点で出られないことが決まった4年生の姿をグラウンドで見ているので、そういう人達の思いも背負って結果を出したかったんですけど、こういう試合になってしまって本当に残念ですが、本当に完敗でしたし次の目標に向けて取り組んでいくしかないと思うっています。この一戦にかける4年生の思いだったり、この試合は負けましたが次の総理大臣杯や後期のリーグ戦に向けて糧にしていきたいと思います。(今後の総理大臣杯・後期リーグ戦に向けての意気込みを)定期戦はこれで終わってしまったんですけど、僕達はこのためだけにサッカーをやってるわけではないですし、負けを認めて、総理大臣杯やリーグで1つでも上の順位に行くことしか出来ないと思うので、この一戦での悔しい気持ちを忘れずに結果にこだわりたいです。総理大臣杯だったら優勝を狙って、後期リーグ戦でも1つでも順位を上げてインカレに出場出来るようにチームで全力で取り組んでいきたいと思います。
溝渕雄志(環1・流通経済大柏高)
(今日の試合を振り返って)完敗の一言に尽きると思います。(今日の試合に向けての意気込み)大きな試合を用意してくださる方への感謝を結果で表したかったです。(八角選手について)高校の先輩であり、当時からリスペクトしていたので、絶対に勝ちたかったです。(自身のプレーを振り返って)個人的なディフェンスはまあまあでしたが、チームとして同じ形で失点してしまいました。組織の守備が全くかないませんでした。(早大の良かったこと)球際の強さと競り合いの強さです。(今後にむけて)この悔しさを忘れずにトレーニングして目標である日本一を成し遂げたいです。
山本哲平(政1・國學院久我山高)
(今日の試合の感想をお願いします)自分は途中から出てきて、負けている状況だったので点を入れて勝利に導きたかったですけど、それが出来なくて残念です。(今日は何を意識してプレーしましたか)早稲田のディフェンスは結構プレッシャーが早かったので、ワンタッチ、ツータッチではたける場所にサポートを取って、また裏を狙ったりしました。(早稲田との一番の差は何だと思いますか)全てにおいて、球際だったり空中戦といった気持ちの部分が負けていたので、慶應のパスサッカーが出来なかったんだと思います。(初めての早慶戦で、大観衆の前でのプレーはどうでしたか)(早慶戦を)見たこともなくて、全く初めてでしたが、体感してみたらプロ並(の緊張感)だったので驚きました。(早稲田には久我山高校で同期の山内選手がいましたが、意識はしましたか)試合前に少し話して、高校のときからライバル意識はあったので、今日も意識はしていました。(今後の個人の課題をお願いします)どんな状況でも点を取れる選手になって、1試合1点は必ず取れるようにしたいです。 (今後のチームの課題をお願いします)どんなにプレッシャーが早くても余裕を持ってパスを回せるようにしたいです。
望月大知(環1・静岡学園高)
(初めての早慶戦を振り返って)前半のみの出場でアッという間に終わってしまいました。自分の力不足でなにもできず、悔しかったです。(1失点目を振り返って)オフサイドを狙おうと思ったんですけど、タイミング的に無理だったので必死に追ったんですが届かなかったです。(慶大に比べて早大のプレスが速いように感じたが)相手のほうが気持ちが強かったというのがそこにもあらわれていましたし、やっぱり球際の強さであったり相手のほうが1枚上手も2枚も上手でした。(久しぶりの途中交代となったが、チームを外から見て)チームとしてなにもできなかった、完敗でした。(目標の全国制覇にむけて)8月に総理大臣杯が控えているので今日よくなかった分、練習からポジション争いが始まるのでポジションを確保して、関東予選のような粘りをみせて全国制覇を目指したいです。(最後の早慶戦となった4年生を見て)やっぱり自分が不甲斐ないプレーをしてしまって申し訳ないです。4年生をみて、言い方が悪いかもしれませんが、自分はそういう気持ちを味わいたくないなと感じました。(来年以降の早慶戦にむけて)前半だけでしたが今年早慶戦を味わさせてくれた、自分を起用してくれたスタッフの方々、サポートしてくれた先輩方に感謝しています。来年の早慶戦では今年のような不甲斐ないプレーでなくチームを勝利に導けるプレーをしたいです。(後期どのような姿をみせたいか)ヘディングで絶対に負けたくないです。
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