【バレーボール】インカレ直前特集④布川×棚橋×岩本　～チームを支える縁の下の力持ち！～

チームを支える御三方にインタビュー！

インカレ直前特集第４弾は、布川隆博（文４）・棚橋真之（経４）・岩本枝里子（理４）のインタビュー！チームを裏方から支える重要な役割を担う御三方から、入部した理由やお互いの第一印象、そしてインカレへ懸ける想いなど様々なお話を伺いました！

―4年間を振り返っていかがですか

岩本そうですね、私達にはまだ一番大事な試合であるインカレが残っているのでそれが終わってやっと終わりって感じなのでまだ振り返れる段階ではないのかなと思います。

布川　僕も同じですね。

棚橋　そうですね、振り返ろうと思えば振り返れるんですけど、まだ先を見て残りの短いバレー人生を頑張ってやり抜きたいです。

―４年間で印象に残っている試合はありますか

布川　今パッと思ったのは去年の決勝かなと思います。自分は3年生だったんですけどメンバーには絡んでない割には何かしようと思ってて、少しでも力になれて決勝まで行けたと思っていたので。最後もいけるんじゃないかなと思っていて、あんなにいい形だったのにあそこまで負けたっていうのが印象的でしたね。

棚橋　僕は逆に1年生の時にインカレで中央大学に負けてしまった試合というのが一番印象に残っています。それが悔しくて自分が何もできなかった悔しさがあったからこそ自分が何かしらの貢献をしたいという思いで4年間頑張ってきたのかなと思います。

試合中、常にチームのことを一番近くで見ている布川（左）と棚橋（右）

―お互いの第一印象はいかがでしたか

岩本　布川はお互いあまり良い印象ではなかったはずです(笑)。はじめに「隆博って呼んで」って言われたことは覚えています。棚橋のことはあまりよく覚えていないです(笑)。

布川　棚橋のことは高校の頃から若干知っていて、若干知っている割には馴れ馴れしかったのでちょっと面倒くさいなと思ってました。岩本に関してはあまりいい印象じゃないというかあんまり好きじゃなかったかなと(笑)。でもだんだんそういう人だとわかってきて今は良い関係性に発展しています。

棚橋　布川は高校の頃に練習試合とかしていたんですけれど、こいつ俺のことはよく思っていないだろうなというのは理解していて、どういう対応されるかなと恐怖心を持ちながらも4年間仲良くやれたらいいなと思ってました。岩本さんはすごいの来たなっていうのが第一印象だったんですけど、前に向かうエネルギーがすごいのでそのエネルギーが良い方向に向かえばいいなという軽い印象でした。

岩本　良い方向に進んでますか？

棚橋　そうですね、大体は良い方向に進んでいると思います(笑)。

―選手を近くでご覧になってますが今後期待している後輩はいますか

棚橋　僕は自分がリーグ戦に出場した時にピンチサーバーという形で出場したので、そういうポジションを狙っていけるような、3年生は林謙次くんで2年生は諸橋泰良、1年生は清水拓朗がジャンプサーブ面白いかなって思ってますね。なので、同じ感じでピンチサーバーっていうスタートから、試合に出てくれる下級生が出てくると嬉しいなと思っています。

布川　弟（智規）に頑張ってほしいっていうのはもちろんあるんですけど、あとは1年生の池田裕哉はもっと出来ると思っているので成長してほしいなと思います。

岩本　私は出身が同じ福岡県の野口、丸谷、野瀬にはもっと頑張ってほしいし人間的にももっと強くなってほしいと思います。

布川　あと上田も言っておかないと(笑)。上田は僕が担当しているので頑張ってほしいです。

―４年間で個人的に成長した点は

布川　ざっくりと言うと、いろんな人がいるなって感じて心が広くなったと言うか、少し物事を俯瞰してみたり、ちょっと余裕をもって人と接することが出来るようになったかなと思います。普通に生きててもバレーボールのなかでも反応が予想と違うことがあるので、バレーボール部としてのプレーじゃないところでも、予想外のことにも余裕をもっていられるようになったと思いますね。

棚橋　もともと人の目を気にしちゃってうまくやろうとしちゃう人間だったんですけど、4年間やってきて、敵対してでも言わなきゃいけないことをちょっとは言えるようになったところは成長かなと思ってます。

岩本　私も嫌われ役じゃないですかど、本当だったら皆とワチャワチャしたいときでもキツいこと言うみたいなことも学年があがるにつれて出来るようになったし、あとは先を読んで行動することとかを気を付けていて、皆が盛り上がって忘れそうなときでも自分だけは地に足をつけてないとなって思ってます。

昨年、ピンチサーバーとして活躍した棚橋

―休日はどんなことをしてますか

岩本　私はめっちゃ映画みます。インドアですね。日焼けしたくないので(笑)。

布川　彼女とご飯食べてます。基本的にはそれしかしてないかも(笑)。

棚橋　買い物と実家の車を勝手に借りてドライブに行ったりするのは結構好きですね。

―どうして慶大バレー部に入部されたのですか

棚橋　僕は付属高で大学とちょっと関わりがあったっていうのがひとつなんですけど、高校のとき引退試合がインフルエンザで出場停止というかたちで引退になってしまって不完全燃焼で高校バレーが終わっちゃったので、レベルが高いことは分かってたんですけど大学でリベンジしたいなって思っているときに、監督から良かったらやらないかとお誘いを受けまして、是非よろしくお願いしますということで2月くらいから練習にお邪魔して入部しました。

布川　僕もわりと高校でもう少しやれたなっていうのがあって、どうなるか分からないけどやってみようって思っていてOBの方や現役の先輩の方にも誘われてたので、慶應に受かってバレー部に来ました。

岩本　私は高校時代は女子バレー部でプレーヤーをしていたんですけど、結構わがままだったのでムードブレイカーだよって言われてて、自分のなかでそういうレッテルを貼られたまま生きていくのは嫌だなって思っていて、ムードメーカーになってちゃんと自分の罪悪感とかを消したいなって思って、だから大学では絶対ガチな人が集まる集団に入りたいと思って体育会をまず視野に入れてバレー部がいいなってなりました。女子か男子かでどうして男子が自分の選択肢に入ってきたかというと、高校のときにインターハイが自分の高校のある佐賀県にきてお手伝いをして男子バレーの面白さとか知ってたので、じゃあ大学では男子の部に所属して頑張ってみようと思って入りました。

―４年生同士の仲はいかがですか

岩本　仲はめっちゃいいと思います！尊重しあってると思います。

布川　絶妙なバランスで成り立ってると思います(笑)。

試合を見守る岩本（右から２人目）

―日吉で思い出のあるお店はありますか

岩本　お好み焼きの王将ですかね。1年生のときに同期会をやってたのがお好み焼きの王将だったんですけど、この間も同期の４人で行って懐かしいわーって思いながらグラチャンを見てましたね。

布川　僕が個人的に好きなのは関西うどん松やです。

岩本　分かるー！

棚橋　僕は太楼っていう中華屋さんのスーラータンメンが好きなんで、皆知らないと思うんですけど練習前に一人でよく夕御飯を食べに行ってました。

―最後にインカレに向けての意気込みをお願いします

岩本　チームみんな日本一って思ってると思うんですけど、やっぱり4年生が一番そういう気持ちが強いと思うし、皆が同じ気持ちになれるように4年生が一致団結して細かいとこまで見るっていうのが大事だと思うんで、これからどんどんギア上げて頑張っていきます。よろしくお願いします。

布川　今わりといい雰囲気で事が進んでると思うのでそれを継続しつつ、厳しい雰囲気や厳しい状況になることもあると思うんで、最後の最後まで絶対に諦めない気持ちを発揮させて勝ちたいと思います。

棚橋　3年生の途中から僕はベンチに入っていて去年の秋リーグとインカレ、今年の秋リーグと３回優勝のチャンスがありながら勝てないっていう悔しさを経験してきて、ベンチが熱く楽しそうにやることで選手にいい雰囲気を与えることを感じたのでそれだけは忘れないで、結果として最後に優勝を掴みとれるようなベンチを布川とつくっていきたいです。慶應にはenjoyっていうTシャツもあるので、応援席も含めて楽しく優勝したいと思います。

――お忙しい中ありがとうございました！

（取材　奥平琴音）

【第66回秩父宮賜杯全日本大学男子選手権大会　全日本インカレ2013】

慶大の試合予定

＜１２月５日(木)＞

▼２回戦　＠墨田区総合体育館

【Ｅコート第１試合】１０：００〜
vs＜グループ29の１位対グループ4の２位の勝者＞
▼３回戦　＠墨田区総合体育館
【Ｅコート第３試合】１２：００頃〜
vs＜グループ34の２位対グループ10の１位の勝者＞

＜１２月６日(金)＞

▼４回戦　＠大田区総合体育館

【Ｂコート第３試合】１３：３０頃〜

vs＜甲南大学を含む山の勝者＞
▼準々決勝　＠大田区総合体育館
【Ｂコート第４試合】１５：３０頃〜
vs＜筑波大学、早稲田大学を含む山の勝者＞

＜１２月７日(土)＞