2015年5月７、8日＠有明テニスの森
男子シングルス
ベスト16に４人の選手が駒を進めた男子シングルス。上杉海斗（環２・清風高）が第１シードの今井を相手に第２セット中盤に流れをつかむと、そのまま逆転で今井に勝利。準々決勝は危なげなくストレート勝ちでベスト８に進出した。一方、谷本真人主将（環４・名古屋高）は、けがからの復帰戦となった高田航輝（環４・湘南工科大学附属高）をストレートで下したが、準々決勝で松崎の勢いに押され、合計３ゲームしか奪うことができず、準々決勝で姿を消した。そんな中、今大会が大学初の公式戦となったルーキー逸崎凱人（環１・大阪産業大学附属高）が快進撃を見せた。準々決勝では、第２シードの大友に対し、積極的なプレーで対抗。第３セット、５－６で迎えた第12ゲームで惜しくもブレークされ敗れてしまったものの、ベスト８という堂々の結果を残した。
上杉海斗
４Ｒ ２－１ 今井(早大)
積極的に前に出る上杉
ＱＦ ２－０ 村上(法大)
谷本真人
４Ｒ ２－０ 高田航輝
同士討ちを制した谷本
ケガからの復活を遂げた高田
ＱＲ ０－２ 松崎(早大)
谷本主将は準々決勝で姿を消した
逸崎凱人
４Ｒ ２－０ 長田(法大)
積極的なプレーをみせる逸崎
ＱＦ １－２ 大友(法大)
渾身のガッツポーズを見せる逸崎
男子ダブルス
ベスト16に高田・上杉組が駒を進めた慶大男子ダブルス勢。しかし、積極的な相手に対し、第１セットを奪われると第２セットもタイブレークの末、ダウン。ベスト８に慶大勢は残ることができなかった。
高田航輝・上杉海斗
３Ｒ ０－２ 諱・西脇(明大)
久しぶりのペアでの試合
女子シングルス
昨年準優勝の第３シードの西本恵（総４・岡山学芸館高）に期待のかかった女子シングルス。しかし、西本は準決勝で牛島にまさかのストレート負け。ベスト４には小林夏実（秀明八千代高）が勝ち進み初優勝を狙う。
坂元君佳（政４・湘南工科大学附属高）
４Ｒ ０－２ 牛島(筑波大)
西本恵
４Ｒ ２－０ 上(早大)
バックハンドを打つ西本
ＱＦ ０－２ 牛島(筑波大)
優勝の目標はベスト８で絶たれた
小林夏実
４Ｒ ２－０ 本郷(山学大）
ＱＦ ２－０
ベスト４へ駒を進めた小林
村瀬早香（環２・京都外大西高）
４Ｒ ０－２ 宮地(早大)
女子ダブルス
３連覇を狙った池田玲（環４・富士見丘高）・西本組であったが、タイブレークの末第２セットを奪われると、そのままスーパータイブレークの第３セットを勢いで奪われ敗戦し、ベスト８を逃した。一方、第３シードの安形玲耶（環３・城南学園高）・村瀬組は、順当に勝ち進みベスト４進出。彼女たちの優勝に期待したい。
今橋真優（環４・東海大相模高）・西田奈生（総１・済美高）
３Ｒ ２－０ 吉野・眞仁田(東洋英和大)
笑顔を見せる今橋・西田ペア
ＱＦ ０－２ 宮地・大矢(早大)
惜しくもベスト４を逃す
池田玲・西本恵
３Ｒ １－２ 宮地・大矢(早大)
安形玲耶・村瀬早香
３Ｒ ２－０ 早野・辻(早大)
ＱＲ ２－１ 日比・金井(早大)
慶大勢唯一のベスト４入りを果たした安形・村瀬組
小林夏実・江代純菜（環２・九州文化学園高）
３Ｒ ２－１ 佐野・森(明大)
ＱＲ １－２ 松本・田中(亜大)
無念のベスト８敗退となった小林・江代ペア
（記事 太田悠貴）
〈7日取材〉
逸崎凱人(環1・大阪産業大学附属高)
(今日の試合はどうでしたか)勝てると思っていなかったので、勝ててよかったです。(相手の印象は)ジュニアのころから強い選手だったので、初めての対戦だったのですが、やはり強くて、自分のプレーが良かったのもありましたけど、しっかり勝てて良かったです。(今日のプレーを振り返って)前に出てプレーするのが最近の課題でやっていたのですが、今日はそれができたかなと思います。悪かったところは、自分がリードしたときに緊張して、セットとれなくなった時もあったので、そこは自分のプレーを明日はしていきたいなと思います。(1年生ながらベスト8まで上り詰めていますが)そうですね。ここまで行けると思っていなかったんですけど、いけて良かったです。(明日に向けて)ベスト8で満足せずに優勝目指して頑張りたいと思います。
今橋真優(環4・東海大相模高)
(今日の試合はどうでしたか)自分たちは今メンバーの中で下のほうのペアなので、本当にここで結果残さないと、次の早慶戦のメンバーから外れてサポートかピンチヒッターかという立場にいるので、やるしかないと。最初から最後まで気持ちで持っていけたので、雰囲気がずっと良かったので、そこが良かったと思います。(プレーに関して振り返って)自分たちに今までないような、1ポイント目から自分たちから仕掛けに行くことが徹底してできたので、相手にもプレッシャーがかかりましたし、自分たちもポイントを奪いに行く形で点をとれたので、良かったです。(相手の印象は)吉野選手はシングルスもまだ残っていて、昨日も早稲田の二番手に勝って、しぶとい選手なんですが、そこを本当に勢いで押しつぶせたのが良かったかなと。(これから改善していきたいところは)勝負所になった時にまだ気持ちがひいてしまう部分があるので、自分でもう一度スイッチ押していくことがまだ自分に必要だなと思います。(次に向けて一言)次向こうも勝てば同士討ちになるので、慶應のダブルス１に対しても気持ちをひかずに、自分たちから奪いに行くプレーで勝ちにいきたいと思います。頑張ります。
〈8日取材〉
上杉海斗（環２・清風高）
(試合を振り返って)大会前から優勝を目指していて、4回戦が1番山場だったのですが、自分より格上で思い切ってプレーできました。準々決勝は相手は4回戦と違うタイプの選手だったのですが、自分の中でこうすれば勝てるというのをしっかりできたと思います。(どういうプレーが調子がいいですか)4回戦は思い切って攻めようというのを試合前から思っていて、試合中もそこまで緊張せずできたので、4回戦のプレーが1番よかったと思います。(ダブルスの結果は残念でしたが、振り返っていかがですか)高田選手が怪我をしていて復帰戦だったのですが、少し間があいてしまって練習も1ヶ月前くらいからだったので、タイミングが合わなかったり去年のように思い切ったプレーができなくて、相手が積極的にきたときに引いてしまいました。(準決勝に向けて)相手というよりも自分のテニスを貫いて、優勝に向けて頑張りたいです。
谷本真人主将（環４・名古屋高）
(試合を振り返って)自分との戦いに負けたなという感じです。技術が劣っているわけでもないですし、試合前の段階でやり切れていない部分もあってこういう結果になっているので、大きくは気にせず、変わらなければいけない根本的な部分を見直していきたいと思いました。(松崎選手はどんな選手でしたか)正直に言うと何かすごいプレーをするわけではなくて、しぶとくやるところと、相手に大きく見せようという器量は感じられました。慶大の選手が当たるとしたら、しっかり冷静に試合を進めていけばいいと思います。変に名前に気を取られる必要はないかなと思います。(早慶戦に向けて)勝つためには、、、が絶対条件なのでそれをやることと、そこにチームとしてエネルギーを重点的に臨めるように、あと1ヶ月しかないですけど色々なことに取り組めるよう、この、、もいい意味で活かせるようにしっかり反省をして、悪いところをしっかり直して、ダブルスでどんどん取って早慶戦に向けてチームで考えていく必要があると思います。
逸崎凱人（環１・大阪産業大学附属高）
(ベスト8の結果を受けて)嬉しいですが、最後の試合がけっこう惜しくて悔しい気持ちもあります。(相手のサーブは)本当に速かったです。(攻め込むシーンもありましたが)セカンドサーブになるとけっこう自分のプレーができて、次はファーストサーブでもしっかり自分のプレーができるようにしたいです。(今後の目標と早慶戦に向けて)春関というのはあくまで予選だと思うので、しっかりインカレで結果をのこしたいです。早慶戦でもチャンスをもらえれば、しっかり一勝を持ってきたいです。
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