笑顔の鈴木美桜
埼玉アイスアリーナにて開催されている関東サマートロフィ2015に、慶大からは3名の選手が出場する。9日、鈴木伶奈（環4）と鈴木美桜（法2）の二名がシニア女子に出場し、ショートプログラムを披露。結果、ショートプログラム第2位となった鈴木美桜は、本日行われるフリーへと進出した。
関東・サマートロフィ2015
シニア女子 ショートプログラム
・鈴木伶奈（環4） 27.04点 第25位
・鈴木美桜（法2） 47.35点 第2位
「シンデレラ」の衣装がリンクに映える鈴木伶奈
まず登場したのが、9番滑走の鈴木伶奈。「挑戦した」という今大会はトップレベルの選手も多く出場している。緊張の中、大会では久しぶりのショートプログラムに臨んだ。冒頭の2回転アクセルは、着氷後に手をつきこらえる形に。続いて2連続ジャンプも思うようにきめきれない。しかし、得意のスピンでは曲にのせて鈴木らしさを表現した。ジャンプに関してはもう少し調整が必要そうだが、夏の間に課題をつぶしていって欲しい。
「黄昏のワルツ」をしっとりと舞う
シニアクラスも終盤、27番目に登場した鈴木美桜（法2）は、新しいショートの披露で存在感を示した。「黄昏のワルツ」の透通るような音色にのせて、ジャンプも次々と決めていく。2回転アクセルを決めると、笑顔がこぼれた。その後のステップでは「一瞬きが緩んだ」というが、目立ったミスもなくまとめあげる。演技後はガッツポーズも見せた。結果、永井優香（駒場学園高）に次ぐ2位で、本日のフリーに臨むこととなった鈴木美桜。表彰台のトップへ、狙える位置につけている。
（記事 須佐奈月）
鈴木伶奈（環4）
（今日の演技を振り返って）今できる自分の力を出し切れたとは言えないですけど、今回は挑戦した大会だったので、出そうと頑張れたかなと思います。（プログラムについて）今回はショートプログラムで、10月の東インカレではまたフリーになるので、今回ここでショートを滑れて良かったなと思います。（夏の練習の調子はどうですか）夏は部活もクラブも両方参加できていて、今年はけがもなく、このまま合宿まで乗り切りたいです。（今後に向けて一言お願いします）東インカレではダブルアクセルを必ず降りて、今年はインカレに行けるように、しっかり練習していきたいと思います。
鈴木美桜（法2）
（今日の演技を振り返って）ものすごく緊張していて、少し地に足がついていない感じがあったのですが、その中でも落ち着いて自分の演技ができて良かったです。（プログラムについて）今シーズンはショート、フリーともに自分で振付をして、特にショートプログラムはずっと使いたいと思っていた曲でした。「黄昏のワルツ」は、しっとりとした今までに使ったことのないような曲なので、振付の方も考えながら作りました。（そのショートプログラムで見てほしい場面は）今日はジャンプが三つうまくまとめられたので、そのあと一瞬気が緩んでステップでつまずいてしまいましたが、やはりステップのところを一番見てほしいです。（夏の練習の調子はどうですか）始まって間もあまりなくてまだ追い込めてはいないのですが、夏休みが9月まであるので、これからかなと思っています。長期休暇中は普段の練習と時間が変わったりして、短い時間で練習回数が多いという感じなので、一回一回の練習を大事にしていきたいです。（明日に向けて）フリーの方は新しくしてから試合で何度かやっているので、前の春関のように自分の力を出せたらいいなと思います。
