例年より遅い開幕となった女子部は、いきなり早慶戦での開幕となった。9分、主将の林田明子(理4)がPCのチャンスをしっかりと生かし、先制ゴールを決める。しかし粘り強い守りを見せていた守備陣が、前半に2失点、後半に1失点を喫し、1-3で敗戦。各上相手に善戦したが開幕戦を落とした。
関東学生ホッケーリーグ春季 グループリーグA
2015.10/10(土) 12:30~ @慶應日吉グラウンド
慶應義塾大学 1-3 早稲田大学
(前半1-2、後半0-1)
【得点者】
9分 林田(PC)
<スタメン>
GK大野結花(商2)、FB林田明子(理4)、芦川真祐子(商4)、石垣七海(法3)、岩﨑絢香(総3)、MF武山直歩子(経4)、福田薫(経3)、尾平野華央(経3)、FW國友萌果(経4)、岩本早紀子(文4)、宮本舞(経3)
例年よりも遅い開幕となった女子ホッケー部。初戦は宿敵早大が相手となった。
雨が降り出しそうな空模様の中、開幕戦が開始された。2分ペナルティーコーナー(PC)を奪われるものの相手のフリックは枠外へ。3分、裏を取られキーパーと1vs1となるが大野結花(商2)がスーパーセーブで失点を防ぐ。PC2本を防ぐと、さらにペナルティーストローク(PS)を取られるも、見事に反応してセーブ。スタンドを盛り上げる。するとこの流れに乗った慶大は9分、最後方から前線にボールを送り込むと、岩本早紀子(文4)がファールを誘い、PCを獲得。このPCを林田明子(理4)が強烈にヒットし、相手のスティックにはじかれたボールはそのままゴールへ。宿敵早大から先制点を獲得する。さらに12分、林田から宮本舞(経3)へ絶妙なパスが通りチャンスを演出するなど、流れは完全に慶大。しかし徐々に右サイドでボールを保持されると、サークル突破を許し、リバースシュートにより失点し、追いつかれる。さらに21分には左サイドから切り込まれフリーにさせたところでシュートを放たれ逆転を許す。同点で折り返したい慶大は29分に左サイドの連携から宮本が抜けるが、キーパーに阻まれ得点ならず。1-2で前半を終える。
後半開始早々の36分、武山直歩子(経4)、國友萌果(経4)、石垣七海(法3)の連携から前線にボールを送り、チャンスを演出。45分は右からの打ち込みに福田薫(経3)が飛び込むもゴールを割れない。その後自陣での我慢の時間が続くが、53分に奪われたPCでは大野がまたもや2本のシュートを防ぎ切り、失点しない。62分、PC奪われるとフリックシュートを大野がセーブ。その後立て続けに奪われた2本のPCも石垣と林田の活躍でゴールを許さない。しかし69分、これまで防いできたDF陣だったがPCでフリックシュートを沈められ、1-3に。守備に割く時間が多くなった慶大は攻めきることができず、そのまま1-3で試合終了となった。
序盤はポジションの高い位置でボールを奪ったり、相手に強いプレッシャーをかけることでミスを誘発したりと完全に流れを作り、そのまま先制点を取る理想的な試合展開だった。しかりやはりサークル内での強さで早大を上回れなかった。前半失点した2得点はいずれも全くマークがついていなかった選手による得点のもの。また守護神・大野に助けられた部分も多く、ディフェンスの徹底をもう一度図りたい。上位進出は絶対王者・山梨学院大戦を残しての敗戦で厳しくなったが、まずは次戦の東大戦で勝ち切りたい。
(記事:荒川智史)
☆グループA ※10/10現在
| 山梨学院 | 早稲田 | 慶應義塾 | 東京 | 勝ち点 | 得失差 |
山梨学院 | ― | ○4-1 | 10/24 | ○25-0 | 6 | 28 |
早稲田 | ●1-4 | ― | ○3-1 | ○7-0 | 6 | 6 |
慶應義塾 | 10/24 | ●1-3 | ― | 10/18 | 0 | -2 |
東京 | ●0-25 | ●0-7 | 10/18 | ― | 0 | -32 |
次戦 10月18日(日)vs東京大学(昨季2部1位)13:00~@慶應日吉グラウンド