【ホッケー(女子)】課題の得点力光り、4得点快勝/武蔵大戦

逆転ゴールを決め、喜びを表す岩﨑(#10)

逆転ゴールを決め、喜びを表す岩﨑(#10)

下位リーグに進んだ慶大は、武蔵大学との一戦に臨んだ。序盤まさかの失点でビハインドとなるが、岩﨑絢香(総3)がPCから2得点を奪い逆転に成功。後半はボール支配率を大きく上回り、優位に進めると石田怜子(文2)が2得点の活躍を見せ4-1で快勝。この結果5・6位決定戦への進出が決まった。

 

 

関東学生ホッケーリーグ春季 順位決定戦 予選

2015.11/7(土) 10:45@慶應日吉グラウンド 

慶應義塾大学  武蔵大学

(前半2-1、後半2-0)  

 

【得点者】

25分 岩﨑(PC)

29分 岩﨑(PC)

47分 石田(FG)

56分 石田(FG)

 

<スタメン>

GK大野結花(商2)、FB林田明子(理4)、芦川真祐子(商4)、深澤裕理子(経4)石垣七海(法3)、MF武山直歩子(経4)、岩﨑絢香(総3)福田薫(経3)、FW國友萌果(経4)、岩本早紀子(文4)、宮本舞(経3)

 

下位リーグに進んだ慶大は武蔵大との一戦に臨んだ。負ければ入れ替え戦というプレッシャーの中、慶大のバックパスで試合が開始された。

 

芦川の打ち込みから何度も好機を作った

芦川の打ち込みから何度も好機を作った

試合開始から出入りの激しい展開となるが、2分にタッチシュートを放たれるなどやや押され気味に試合が進む。お互い中盤にスペースが生まれ、DFからのヒットの打ち合いの様相を呈す。9分に最初のペナルティーコーナー(PC)を獲得。得点には結びつかなかったがこれから徐々に慶大ペースに。10分には國友萌果(経4)から絶妙なリバース打ち込みがサークルに入り、得点を予感させる。11分に岩﨑がリバースシュートを放つもキーパー正面。12分、16分、18分と立て続けにPCを奪うものの、ゴールを割ることができずもどかしい展開となる。すると22分、カウンターから前線にボールを運ばれてしまい、簡単にサークルインを許すと混戦からシュートを放たれ無情にもゴールへ。まさかの先制を許してしまう。「少し焦りが出た」(岩﨑)が、この失点で火が付いた慶大は積極的にゴールに迫る。25分、石垣七海(法3)の打ち込みからPCを獲得すると林田明子(理4)との連携でフリーとなった岩﨑がヒットシュートを放ち同点ゴールを決める。勢いづいた慶大は芦川真祐子(経4)からロングパスが國友に通り、PCを獲得すると、再び岩﨑が1点目と同様の形で得点を奪い、2-1と逆転に成功する。攻撃のリズムが生まれたところで前半をリードで折り返した。

 

チームの中心としてチャンスを演出する武山

チームの中心としてチャンスを演出する武山

さらに得点を加えたい後半は、芦川や石垣の両ハーフからの打ち込みや、岩﨑・武山直歩子(経4)の個人技などで相手ゴールに迫る。すると47分、岩﨑からのパスに「決めなきゃいけない」と、石田怜子(文2)がタッチで合わせ、リーグ戦初ゴールとなる追加点を奪う。さらに56分にも同様に右サイドからの攻めに石田がシュートを合わせ効果的な4点目を挙げることに成功する。後半は運動量が落ちた武蔵大を圧倒するボール支配率を誇り、試合を優位に進める。得点には至らなかったがPCのバリエーションも豊富に駆使し相手ゴールに迫った。4-1で70分を終え、明日の5・6位決定戦へと駒を進めた。

 

リーグ戦初得点となるシュートを放つ石田

リーグ戦初得点となるシュートを放つ石田

 得点力不足に悩んでいた女子ホッケー部だったが、試合を優位に進め4得点を獲得した。また得点が決まらない嫌な雰囲気からの失点と、流れが切り替えにくい場面だったが、直後にPCで追いつけたことがこの試合の勝利につながったと言えよう。明日の相手は立大。ここ数年しのぎを削ってきた相手だ。今日の良いイメージをつなげ、秋季リーグ最終戦を笑顔で締めくくりたい。

(記事・写真:荒川智史

 

 

次戦 11月8日(日)10:45~ vs立教大学 @早稲田東伏見ホッケー場

 

MF岩﨑絢香(総3=伊吹)

(久々の大量点での勝利となりました)最初に先制点を決められてしまって焦ってしまったんですけど、直後に落ち着いてPCを取れて、自分でも2点決められたのでチームのピンチを救えたかなと安心しています。(今日は中盤での起用)以前の東大戦からひとつ前に挙げていただいていて、自分としては得点を目指して、今日の目標としてはFWになるべくボールをつなげることを意識してプレーしました。(FWへの中継役ということでしたが、石田選手が2得点と結果が出ました)石田が私が打ち込んだボールをタッチしてくれたので、理想的な形ができてよかったです。(PCでもさまざまなバリエーションを試しているように感じました)練習してきたPCを理想的な形で2得点できたので良かったです。まだまだ他にも種類があるので明日もぜひPCを取って決めたいと思います。(明日が最終戦となりますが、意気込みを)相手が立大ということで簡単に勝てる相手ではないと思うので、自分たちのプレー、慶大らしい泥臭いひたむきなプレーで勝ちたいと思います、明日も点取ります!

 

FW石田怜子(文2=学芸大付)

(試合を振り返って)最初に先制されてしまったんですけど、落ち着いて取り返すことができて、後半では自分も得点することが出来たので良かったです。(リーグ戦初ゴールを振り返って)タッチシュートだったので、皆さんのおかげでした。私は決めるだけだったので、決めなきゃと思って、決められたので良かったです。(決定力不足と言われる中で、FWとしてどう捉えているか)自分もFWで試合に出させていただいている中で貢献出来ていないなと感じていたので、今回は得点という形で貢献出来て良かったかなと思います。(FWとしてやっていきたいこと)今後も自分の出来ることをやって、得点まで繋げられるようにしたいなと思います。(次戦に向けて)当たり前のことを当たり前に出来るように、自分の出来ることをしっかりやっていきたいと思います。

 

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