【バスケ】京王電鉄杯10年ぶりの3位!vs法大

京王電鉄杯最終日順位決定戦は、六大学リーグで薄氷の勝利を奪った相手、法大。今回も序盤均衡した試合展開が続いたが、中盤で流れを掴んだ慶大はそのまま法大を引き離し、3位入賞を果たした。

2016/4/17(日)@エスフォルタアリーナ八王子

第32回京王電鉄杯 vs法大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

14

21

20

13

68

立教大

17

15

15

13

60

◆慶大スターティングメンバ―◆

 

#4 西戸良(総4洛南高)

 

#7 高橋晃史郎(政3・慶應義塾高)

 

#18 澤近智也(環2‣高知学芸高)

 

#15 原匠(環2・近大付属高)

 

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

 

 

 第1Q、試合開始の号砲とともに#22サワがジャンプボールで圧倒的な高さを見せつけ、ボールを奪取する。しかし攻撃がうまくかみ合わず法大に立て続けに得点を奪われてしまう。その流れを断ち切ったのは#7高橋。シュート一本目を着実に決めると、その後三点プレーを披露するなど一気に法大に追い越した。この後は双方点が入らない硬直した試合展開が続いたが、とうとう試合開始6分30秒の時点で逆転を許してしまう。しかしそこで引き離されないのが慶大である。お互いに点を取りあい逆転したりされたりを繰り返した、白熱した試合展開であった。最終的に3点ビハインドでこのクウォーターを折り返す。

 第2Q開始10秒、#15原、#18澤近、#7高橋の見事な連係プレーで早々に得点を奪取するが、法大もすかさず3Pを決めてくる。しかしさすが主将である。#4西戸はフリーで受け放ったボールはきれいな弧を描きゴールに吸い込まれた。先の得点と一緒の3Pであった。これを境に#22サワがダンクを含む5点を一挙に奪うなど完全に流れを掌握したかのように見えたが、お互い点を取りあう試合を繰り広げた。逆転こそしたもののなかなか法大を引き離せない。DSC_0277

 第3Q慶大は攻守ががっちりかみあった。序盤から流れるような素早い攻撃と切れのある縦へのロングパスがさえわたり、開始3分で10点法大を引き離すことに成功した。その後も慶大は交代をうまく使いながらたくさんの選手が得点を重ねた。全員が走りぬきボールを貪欲に追ってそこからゴールにつなげていた。

 第4Q、前クウォーターの流れのまま一挙7得点を奪い完全に試合を手中に収めたかのように見えた。されどそこは前回の試合で終盤の追い上げを見せた法大。粘り強く得点を積み重ねられ、最終的に最高17点差あった得点を8点差まで縮められる結果となった。しかしオールコートディフェンスで試合の主導権を自分の側に堅固した慶大が価値ある勝利を手にした。

(記事 萩原もえの)

 

阪口HC

(今日の試合は)法政は去年まで1部にいたんです。それが今年は2部に。まぁ大変なんですよ。六大学でも戦いましたけど、力の差が有るというか...2部のチームになっちゃったなって感じです。今日は5番の後藤君が就職活動で出れなかったので色々変えてみましたし、こっちはこっちで目的をもって試合しました。観ている皆さんが面白いと思う試合が出来たなら良かった。(第3Qで流れが変わりましたが)ずっと同じことをやってたら向こうが崩れてきたんです。

 西戸良(総4)

(今日の試合は)なかなか2日間で3試合もする事はなく、今日はみんな疲労が溜まった中での試合でした。自分達がやってきた事を出そうって目標の中で、まぁ半分ですね。勝ちはしましたが内容的に見ればまだまだの試合だったと思います。(第3Qからチームの中でどんな変化が)今年はディフェンス・リバウンド・ルーズボールって事に力を入れて頑張っていて、それに関して前半やられてたぶん、後半頭からしっかりやろうってことを、みんなで意識してやりました。結果ディフェンスから良いオフェンスに繋げることが出来たと思います。(5月のトーナメント戦に向けて)上手く勝ち上がれば東海と当たりますが、早慶戦前に東海と当たれるのはいい機会だと思うので、どこまで自分たちが学生チャンピョンに通用するか。自分たちがやってきたことをフルで出して早慶戦に向けての大きな収穫になればいいなと思います。

トカチョフサワ(環3)

(今日の試合を振り返って)10年ぶりの3位ということで達成感を感じています。12月末からシーズンインして、あまり休みのない中たくさん練習を重ねてきました。正直不安なところもあったので、成果が出てよかったと感じています。しかし今日の試合も含めてこの大会で課題になる部分も多かったという実感があります。(逆転したきっかけは)ベンチにいるみんなを含め、全員で声を出して、一丸となってディフェンスをやり、さらにしっかり練習してきたオフェンスを遂行できたことだと思います。つまり自分たちの目指すバスケができたのが逆転できたきっかけなんじゃないかなと思います。(トーナメントに向けての意気込み)2回戦に上位チームである東海大学とあたるので、自分たちがやってきたことがどこまで通用するのか、試す場になると思っています。それに向けてもう一回集中し、照準を合わせていきたいです。練習量も多くなってくるので怪我のないよう練習に取り組みトーナメントに臨みたいと思います。

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