4月25日(日) 春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-国武大 @慶應義塾大学日吉記念館
得点 | ||||
慶大 | セット | 国武大 | ||
1 | 25 | 1 | 19 | 3 |
19 | 2 | 25 | ||
22 | 3 | 25 | ||
24 | 4 | 26 |
第1セットすべりだしに成功したのは慶大だった。山本(環2)のサーブで相手を乱し、流れの中で満足な攻撃を許さず、村上(法2)、小池(環4)のブロックポイントなどの6連続得点でスタート。闘志むき出しのプレーで国武大を圧倒する。このセットとくに輝きをはなったのは1年生の岡田(商1)。レフト、バック共に高い打点からスパイクをたたきこみ、このセットだけで8本のスパイクポイント。終盤にはサービスエースもとびだし、ここまでの数試合壁にぶつかってきた鬱憤をはらすかのような、1年生レフトの大車輪の活躍でこのセット奪取に成功する。
しかし雲行きが怪しくなり始めたのは第2セット。国武大はサイド攻撃から、クイック主体の攻撃に切り替え、展開の打開をはかる。ここで第1セットはうまく機能した慶大ブロックにほころびがうまれると、慶大はときおり織り交ぜられるフェイントにも対処しきれず、逆にセットを取り返される。
続く第3セットはセンター線が機能せず、必然的にサイド攻撃に頼りがちになったところで、マークを受けた両サイドの決定率が徐々に押さえ込まれてしまう。その中でもレフト、ライトと縦横無尽に動く間宮(政2)のコンビネーションスパイクが劣勢の場面からも機能しくらいつくも、最後はエースも力つき、ミスを重ねてしまう。第4セットは村上のブロックで善戦するも、結局3、4セット連続で奪われてしまい、セットカウント1-3で敗戦。この日も勝ちきることはできなかった。
この試合はクイックでの得点が3点に押さえ込まれるなど、セッターの小池も苦しい組み立てを強いられた。その中での収穫は慶大の粘りのバレーが要所要所で見られ始めたこと。お互い拾うチームということで一本一本のラリーが長くなるが、その中でサイドがふんばり、ラリーを制する場面も多く見受けられた。また「センターのひきだしを増やさなければならないのは間違いない」(宗雲監督)と課題も多く見つかった。リーグ戦も中盤に差し掛かり、次節まで2週間の期間が開く。チームとしてレベルアップしているのは事実だが、やはり勝利という目に見える形での進歩をなんとしてもつかみたいところだ。
By Hideki Tsubonuma
コメント宗雲監督
(今日の試合を振り返って)内容は良かった。1年生も頑張っていたし、ラリーを制することもできていたので、勝たせてあげたい試合だった。(ここまで6試合終わってつかんだことは)うちのスタイルが出せるようになってきたこと。センターはこれから引き出しを増やさなければならないことは間違いないが、慶応独自のコンビネーションは使えるようになってきた。(新たに見つかった課題は)キャプテンにはこの2週間重点的にやらなければならないことはいってあるので、徹底してやってほしいところです。
小池
(今日の試合を振り返って)相手も粘り強く、負けずについていけたところは良かったが、勝負どころのミスが響いてしまった。ここが勝てない要因だと思う。(慶應が1部で通用する点は)コンビネーションとかです。とにかく相手チームは高さがあるので、サイズが小さいなりにどう攻めればいいのか考えないといけないが、手応えは感じている。(後半センター線が機能しない場面が見られたが)相手のセンターブロッカーの技術が高く、センターでなかなか決まらなかったので、どうにかごまかして組み立てようとしたが、その分サイドにしわよせが行ってしまい機能しなかった。もう少しセンターで攻撃できないといけない。(これからの試合で試したいこと、抱負など)とにかくどのチームも自分たちより格上なので、チャレンジャーとして挑み、課題を克服しながらあと4試合頑張って100%の力を出していきたい。
慶大出場選手
レフト 間宮 秀太(政2)
レフト 岡田 拓巳(商1)
ライト 山本 悠登(環2)
センター 星谷 健太朗(理1)
センター 村上 拓也(法2)
セッター 小池 聡司(環4)
リベロ 川村 昌平(環2)
途中出場 山枝 徹(環4)
蜂須賀 大輔(環3)
瀬辺 峰聖(環3)
中出 祥平(環2)
小林 隆祐(文2)
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