【バスケ】強豪相手に大苦戦、課題の残る一戦に vs筑波大

9月24日、リーグ戦第7戦目が青山学院大学相模原キャンパスにて行われた。本戦の相手は、昨週まで全勝中の筑波大。慶大にとって手ごわい相手だ。試合が始まると、慶大は序盤から流れをつかむことができず、徐々に差を広げられてしまう。第4Qで盛り返しを見せるも、遠く及ばず、強豪相手に敗れ去った。最終スコアは、62対89。

2016/9/24(土)@青山学院大学相模原キャンパス

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 筑波大戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

13

15

13

21

62

筑波大

24

23

24

18

89

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#14 原匠(環2・近畿大附属高)

SG

#4 西戸良(総4・洛南高)

SF

#5 後藤宏太(環4・藤枝明誠高)

PF

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

#11 木村能生(環3・東山高)

 

 

第1Q、筑波大は開始早々から現在1位の強さを見せつけ、慶大にシュートチャンスを与えない。厳しい状況の中、初得点は、2分半過ぎ、原のアシストを受けたサワの3ポイントシュート。その後、木村も得点を決めるも、中盤はチャンスを活かしきれず、12点まで差を広げられる。後半には、#15山﨑純(総1・土浦日大高)のレイアップシュート、西戸、木村の3ポイントシュートで6点差まで迫るが再び離され、11点ビハインドで第1Qを終えた。少しでも差を縮めたい第2Q。初得点こそ筑波大に許すものの、原、#6藤井和朗(経4・慶応義塾高)、#10堂本阿斗ディーン(商3・慶応義塾高)の連続3ゴールで、序盤から6点差まで詰め寄ることに成功した。しかし、このQではファウルに苦しめられ、積極的なプレーをしにくくなった慶大。ディフェンス、オフェンス共に調子が上がらず、気づけば19点までリードを広げられてしまった。

西戸の3ポイントシュートが決まる

西戸の3ポイントシュートが決まる

 

 第3Qは、原の3ポイントシュートで幕を開けたが、その後およそ3分間は全く得点を奪えない。一方、筑波大は、慶大のディフェンスをかわし、次々と得点を重ねる。オフェンスでは、堂本、#16髙田淳貴(環1・城東高)の3ポイントシュート、サワのアシストを受けた西戸のシュート、ディフェンスではサワが見せたナイスカットで相手を追う。しかし、筑波大の牧隼利、小原翼などの活躍には及ばず、30点差をつけられた慶大。最終Qでどれだけ差を詰められるかが重要となった。最終Qに入り、第3Qまでのプレーから切り替えた慶大は、筑波大と点を奪い合う展開に。その中で、最も大きな活躍を見せたのは、髙田。このQのみで、3ポイントシュートを3本沈め、筑波大への反撃に貢献した。また、堂本も、自らのシュートのほか、他の選手への好アシストで慶大に攻撃のチャンスを与えた。相手にも多くのシュートを許してしまうも、点を取られれば取り返す姿勢で積極的にプレーをする慶大。そして、慶大にとって良い流れのまま試合は終了した。第4Qは、点差を縮めることに成功し、全力で戦ったピリオドとなった。

 

髙田は後半、最も反撃に貢献した

髙田は後半、最も反撃に貢献した

 

 結果としては、得点差を大きくつけられて負けを喫した一戦であったが、最終Qであきらめずに戦った姿勢は、今後の試合にもつながる良い点であるにちがいない。また、本戦では、髙田、堂本などが3ポイントシュートを炸裂させた点も、選手たちの努力が実った点であると言える。しかし、ディフェンスの強化など、さまざまな課題も露呈したはずだ。今後の試合で、課題を改善し、粘り強い戦いをしてくれるであろう慶大バスケ部の姿に期待したい。

(記事・清野日奈子)

 

阪口HC

(今日の試合は)今日はスコアを見て分かる様に、ボロボロでした。選手の層が厚くないと厳しいです。(今までリーグ戦全勝の筑波と当たってみて)毎年筑波と戦っているので、筑波がどんな感じなのか分かっていました。でも今は、こっちの状態があまり上手くいっていないので厳しいですよね。相手がどうこうではなく、こっちの状況が良くないんです。(7戦目が終わりましたが)今は1部に残る事を第一に考えて試合しています。今の状態だと、下2つに負けない事、また、どこかに勝つことが第一に成すべきことです。

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