【塾長招待会】平成28年度慶應義塾体育会優秀選手塾長招待会

img_3918塾長招待会が12月12日品川プリンスホテルで行われた。各大会や早慶戦での優勝、この1年間で優秀な成績を収めた慶應義塾体育会部員が招待され、今年は総勢353名が集結。お互いの栄誉を讃えあった。

 

挨拶 清家篤塾長

img_3917今年もこのように体育会の優秀選手の塾長招待会を開催できましたこと、皆様に深く御礼申し上げます。今年は30部31部門から353名の選手が招待されたということで、去年は22部23部門から216名でしたので、今年は去年に比べると優秀選手が、あるいは早慶戦に勝利された部が多いということでございます。体育会の皆さんが早慶戦で勝利されたり、それぞれの大会で優勝されたり、優秀な成績を得られましたことに慶應義塾体育会、そして慶應義塾を代表して改めてお祝いを申し上げたいと思います。おめでとうございました。また、そのような皆さんの栄誉は、慶應義塾の栄誉でもございますので、私が慶應義塾を代表し、また体育会を代表して御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。まず、大変高い席からではございますけれども、教授席の須田理事をはじめ体育会理事、副理事の先生方には、平素より体育会各部の運営に格段のご尽力を賜りましたことを、厚く御礼申し上げます。また、体育会を実際に運営しておられる体育会役員の部員の皆さん方には、自身の経験を活かして体育会をしっかりと運営してくださっていることにも御礼を申し上げたいと思います。そして、今日ここにお集りの各部の部長先生、監督さん、講師の方々には日々それぞれの部を熱心にご指導いただいておりますこと、改めて体育会、慶應義塾を代表して御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。そして、そうした方々を常に支援してくださる方、名倉会長をはじめとする三田体育会方の皆様にも、改めて御礼申し上げたいと思います。

img_3915私は、皆様方の成果というのは、もちろん早慶戦で勝利する、あるいは各大会で優勝すること自体が素晴らしいわけですけれども、とりわけ困難な状況の中でそれを実現された、あるいはいろいろな制約の中でそれを実現されたことが一層尊いことだと思っております。いつもお願いしておりますように、慶應義塾の体育会は文武両道ということで、体育会部員である前に塾生であると申し上げているわけでございます。つまり、しっかりと勉強したうえで、各部の活動をしっかりとやっていただきたい。そういう面では、スポーツだけをやっていられるのであれば、もっと楽に皆さんいかれたかもしれません。また、体育会の各部はいわゆる開かれた部会として、一部のトップアスリートだけ高校からリクルートして入ってもらうというそういう部だけではないわけで、全くの初心者の人もいるかもしれない。もしかしたら、トップアスリートだけの活動であればもっと楽に勝利を収められたのかもしれないけれども、そういう指針にはなっていないわけです。その中で皆さんが早慶戦に勝利される、あるいは様々な大会で優秀な成績を収められるというのは、本当に大変だったと思いますが、まず皆さんが実感しておられるように、そのように大変な状況の中で、多くの制約がある中で素晴らしい成績を収められたからこそ、楽にそのような成績を収めた人に比べて、ずっと喜びも大きいという風に思います。簡単でないからこそ、嬉しさも大きいのではないかと思います。皆さんの早慶戦の勝利、あるいは様々な大会での優秀な成績は素晴らしいわけですけれども、今年はオリンピックイヤーということで、リオオリンピックが開催されて、塾生の中からも、棟朝くん、それから土居くんの二人の選手が出場していますし、それから塾員ももちろん活躍をされています。それから役員として、出場された方も少なくないわけであります。ここにいらっしゃる三田体育会の名倉会長も、世界空手連盟の事務局長として国際的なスポーツ団体のトップに近いポジションにおられるわけですが、例えば、名倉さんのケースを考えてみれば、名倉さんが空手だけをずっとやっていて他のことを一切やっていなかったら、今のポジションにはいらっしゃらなかったかもしれません。空手をやったと同時に勉強も一生懸命やって、そして商社マンとして活躍され、そういう実績が評価されて世界空手連盟の事務局長になられたわけですけれども、そのことによって名倉さんが大活躍されて、ご存知の通り、2020年に空手がオリンピックで採用されることになって、それは実は一人二人の人が金メダルを取るというのではなくて、空手というスポーツに出場する全員がいくつ金メダル、銀メダルを取れるかわかりませんけれども、その合計分の値段の貢献をしたということでございます。そういう面では、いろいろな制約、大変な中で体育会の活動をし、そしてビジネスにおいてもいろいろと大事な経験をされてきたということが、今のそうした成果に結びついているのではないかと思います。つまり、今の例は一つの典型的な例だとは思いますが、皆さんがこれからビジネスの世界や、あるいは学会に行く人もいるかもしれない、あるいはお役所なんかに入って行政を志す人、政治家になる人もいるかもしれませんが、例えばビジネスの世界とか学会で言えば、簡単なことは意味がないわけです。簡単なことは誰かがやったこと、あるいはよその会社がやっていることで、本当に付加価値があること、そして学会やビジネスに貢献できるのは、難しいこと、まだ誰もやっていない、できないような困難なことを見つけて、そしてそれに挑戦してそれを実現してはじめて本当の意味でのビジネスの成功、あるいは学問の上での成功になるわけで、そういう意味では、慶應義塾の体育会の部員の皆さんは、困難の中で良い成果を集められるということが、必ず皆さんが社会に出た時に良い経験になるという風に思います。今日いらしている塾員、三田体育会の方々もそう活躍なさっているわけでございます。と同時に、この困難の中で勝利を収めるからこそ、感謝の気持ちが強くなると思います。楽に勝てばなかなか感謝の気持ちが生まれないものですけれども、困難な状況の中で勝ったからこそ、指導者に対する感謝、あるいは試合に出た人だけではなくて、試合に出た人が勝利をするために、日々の練習で一緒に練習してくれる、あるいは縁の下の力持ちとして支えてくれる人たちへの感謝の気持ち、あるいは自分たちの部活動を支えてくれるご家族への感謝の気持ちも強くなってくると思います。つまり、困難だからこそ勝った時の喜びも大きいし、それから困難の中で勝利を収めることによって、皆さん方が成長し、将来のビジネスの世界において活躍できると思います。そして、困難だからこそ、人間として一番大切な他の人に感謝する、そういうことが可能になってくるのだと思います。そういう意味では、私は皆さん方が困難の中で、これだけの優秀な成績を収めたこと、私どもが常にお願いしている文武両道であってください、あるいは開かれた体育会であってくださいということが決して間違っていない、それが正しい方向であるということを証明してくださっているという点で、大変ありがたく思いますし、ぜひ、その皆さん方の経験を他の人たちにもしっかりと伝えていっていただきたいという風に思います。改めまして、皆さんの素晴らしい成績にお祝いを申し上げ、また申し上げましたように、またそれについて私個人としてもまた、体育会会長、理事長としても深く感謝の意を示し、私のご挨拶といたします。そして、最後に今日は皆さん方を私が招待させていただいて、楽しんでいただく会ですので、ぜひこの塾長招待会をエンジョイしていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

謝辞 準硬式野球部主将 猪砂雄介(政4)

img_3919こんにちは。平成28年度慶應義塾体育会準硬式野球部主将の猪砂雄介と申します。本日は清家塾長をはじめ関係者の方々並びに体育会本部の皆様、このような光栄な式典にご招待頂けました事を、体育会を代表して御礼申し上げます。現在多くの大学でスポーツ推薦制度が取り入れられている中で、我々慶應義塾は文武両道を掲げ日々勝利を目指し奮闘しております。その中で勝利を掴むということは、本当に簡単なことではありません。しかし文武両道という言葉にありますように、学問によって教養を高め、スポーツによって心身を鍛え、このことによってこうして本日353名の体育会生が各自優秀な成績を収めてこの場に集うことができました。私ごとではございますが、我々準硬式野球部は3季連続で慶早戦に勝利し、この秋15シーズンぶりに東京六大学リーグ戦にて優勝を収める事が出来ました。これも偏に平素より全力でサポートして下さっている各部のOB・OGの皆様、そして普段から応援して下さっている関係者の方々のお陰であると思っております。慶應義塾の代表として戦う緊張感、慶應のユニホームを着て戦うことの面白さ、このようなことは慶應義塾の体育会ならではだと感じております。このような伝統を後輩たちにしっかりと受け継ぐ事こそ我々の使命だと感じ、私自身も特にこの1年間邁進してまいりました。我々4年生の多くは来年から社会人となります。それと同時にこの慶應義塾体育会は創立125周年を迎えます。私達は一OB・OGとして慶應義塾体育会を支える立場として、社会の先駆者となるべく努力して参る所存でございます。短くはありますが、本日はご招待頂きまして誠にありがとうございました。

 

 

弓術部のみなさん

弓術部のみなさん

 

 

バスケットボール部のみなさん

バスケットボール部のみなさん

 

 

器械体操部のみなさん

器械体操部のみなさん


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