【ラクロス(男子)】日本一決定戦直前インタビュー!主将・副将編

決勝戦までついにあと1日。最終回では、今シーズンの慶大ラクロス部をけん引してきた山田晃平主将と荻野裕貴副将の言葉をお届けする。1年間を通し、彼らはどのようなチームを作り上げたのか。さらに、特別企画としてFALCONSと全日本決勝で対戦した2012年と2014年の試合を振り返っていく

 

山田晃平(政4・慶應義塾)

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――今シーズンで特に印象に残っている試合はありますか

 

早慶戦です。なかなか勝てていなかった舞台で劇的な展開で勝つことができ、自分のラクロス人生1番痺れた試合です。

 

――今シーズンのチームの強さは何でしょうか

 

1人だけに頼らないところだと思います。それぞれが自分がやってやるという気持ちを持ち、それぞれの良さを出せているのではないかと思います。

 

――FALCONSというチームの印象は

 

とにかくラクロスが好きな人の集団。全日本選手権では未だ無敗、8連覇中であり、私達が目指す日本一へ立ちはだかる強敵。

 

――決勝戦では自分のココを見てほしい!という部分があれば教えてください

 

どんな泥臭い形でも点を取ります。今シーズン最後の試合、4年間で培ってきた全てをフィールドで出し切りたいと思います。

 

――日本一に懸ける特別な思いは

 

今年の全日決勝でFALCONSを倒すことを常に考えて1年間主将としてチームを引っ張ってきました。この1年間の努力が正しかったと、慶應が日本一のチームだと証明します。

 

――応援してくださる方にメッセージをお願いします

 

日頃より応援して頂きありがとうございます。皆様への恩返しのためにもチーム一丸となって必ず日本一になりますので、最後の試合も応援よろしくお願い致します。一緒に勝利の若き血を歌いましょう。

 

 

荻野裕貴(法4・慶應義塾)

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――今シーズンで特に印象に残っている試合はありますか

 

5月の早慶戦です。2年から早慶戦には出させてもらってて、でも一度も勝ててなかったので、最後の最後で逆転勝ちした時はものすごく嬉しくて鳥肌が立ちました。

 

――今シーズンのチームの強さは何でしょうか

 

仲の良さかなと思います。学年間も仲が良くみんなのびのびプレーできてるからだと思ってます。

 

――FALCONSというチームの印象は

 

メンバーのほとんどが日本代表で、本当に強いですし、毎年この決勝にピークをもってくる印象です。でも勝てるだけの準備はして来たので決勝が楽しみです。

 

――決勝戦では自分のココを見てほしい!という部分があれば教えてください

 

ディフェンス時の状況判断と指示を出してるところです。あとボトム陣で初の得点を僕が取ってきます!

 

――日本一に懸ける特別な思いは

 

まず自分の積み重ねてきた4年間が間違ってなかったことを、日本一を獲って証明したいというのがあります。そして何より、日頃から活動を支援してくださる方々や、様々なことを託してくれた先輩方のためにも、日本一を達成したいと思っています。

 

――応援してくださる方にメッセージをお願いします

 

悲願達成まで残すところあと1試合となりました。必ずや日本一を達成致しますので、暖かいご支援ご声援のほどよろしくお願い致します。

 

――ありがとうございました!

 

 

【特別企画・FALCONSとの激闘を振り返る】

 

2012 1216 () 江戸川陸上競技場 

スコア 慶大 9-14 FALCONS

前半は両者譲らぬ展開。先制点はFALCONSに奪われるが、慶大も当時4連覇中であった絶対王者に必死に食らいつく。特に2Qでは3-3という互角の戦いを見せ、4-6で前半を折り返す。まだまだ逆転のチャンスを残し、2点ビハインドで迎えた後半。FALCONSが一気にギアを上げる。怒涛のように押し寄せる相手の攻撃に、リズムを崩される慶大。3Qだけで7点を奪われ、7点差まで広がってしまう。完全に試合の流れを握られてしまった4Q、慶大は3得点で追いつくことが出来ずに試合は終了。FALCONSの5連覇を止めることは出来なかった。

斉木 粟田2 陣野

 

 

 

 

 

2014 1221 () 江戸川陸上競技場 

スコア 慶大 8-24 FALCONS

12年以降も連覇を続けていたFALCONS。やはり、その壁は高かった。試合開始すぐに慶大が先制点を奪うが、上手く流れに乗ることができない。2点目が遠く、その間に逆転を許し気づけば4点差に。2Qで1点を返すが、慶大はミスから失点を重ねてしまい、前半終了時のスコアは2-9。大きな差を付けられてしまった。後半に入っても、FALCONSの攻撃の勢いは増すばかり。3、4Qで3点ずつを奪うが、差を縮めるには至らず。終始相手のペースで試合を運ばせてしまい、悔しい大敗を喫してしまった。

力の差 優秀選手 激しい試合

 

 

 

 

 

 近年2試合の結果からわかる通り、チーム全員が120%の実力を発揮しなければならない相手――それがFALCONSだ。特に、思い通りのプレーが出来ない時間帯で、いかに相手に主導権を渡さずに我慢できるかが大事になってくるだろう。もしビハインドの展開となっても、そこで離されずに粘り続ければ、必ず勝機はやってくるはず。5月の早慶戦の逆転勝利で、彼らは実際に証明してくれたではないか。そして、スタンドからの応援こそがそれを後押しする。明日は、ぜひ現地で慶大ラクロス部の歴史が塗り変わる瞬間を見届けよう。

 

バストアップのお写真は、ラクロス部より提供していただきました。

 

(取材・下川薫)

 

第27回ラクロス全日本選手権大会決勝  VS FALCONS

12月18日(日) 江戸川区陸上競技場

10:00会場 11:00試合開始

チケット無料

 

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