【ホッケー(男子)】天王山で痛恨の完敗。上位リーグ進出は厳しく/関東学生ホッケー春季リーグ 明大戦

男子ホッケー

得点に喜ぶ渡邉

上位リーグ進出へ。春季リーグ第2戦の相手は明大。前半開始早々の3分までに2失点と苦しいスタート。10分にPCを渡邉陸(法4)が決め、1点差に詰め寄るも、27分にゴールを許し、1−3で前半を折り返す。後半は一進一退の攻防もなかなかシュートまで持ち込めない展開。すると18分にPCからゴールを決められると終了間際にも2失点。Aプールのライバルに1−6の完敗を喫し、上位リーグ進出は厳しい展開となった。

平成29年関東学生ホッケー春季リーグ Aプール

4/16(日) 14:45試合開始 @慶應義塾大学日吉ホッケー場

 

前半

後半

合計

慶大

明大

得点者

 

前半10分 渡邉陸(法4)

 

スタメン

GK相原宗之(商4)

DF吉國光裕(政4)、渡邉陸(法4)、米山大樹(政4)、河本倫太郎(法3)

MF福谷亮太(政4)、金田翼(政3)、吉川大地(政2)

FW森大和(政4)、大久保遼(政3)、大橋俊介(政3)

 

 

初戦の山梨学院戦では善戦及ばず敗れ迎えた第2戦。相手は昨秋に2連勝している明大だ。福谷主将、大川HCの初勝利と、上位リーグ進出へ向け絶対に負けられない一戦がホーム下田グラウンドで行われた。

前にボールを送る主将福谷

山梨学院戦とは裏腹にこの日の慶大は試合の入りで躓いた。開始2分にPCを与えるとゴール右隅に決められ、先制を許す。その1分後にも失点。開始早々に2点のビハインドとなる。ただ慶大も10分にこの日2度目の PCのチャンスから渡邉(法4)がゴールを決め1点差に。その後も金田翼(政3)を中心とした攻撃を組み立てていくが、相手ゴールをおびやかせない。すると27分に右サイドからサークル内に入ったボールをDF陣がクリアしきれず明大が追加点。前半を1−3で終える。

右サイドからボールを運ぶ森

後半は開始から明大に攻められるも吉國光裕(政4)を中心としたDFで得点を許さない。攻撃陣は金田と吉川大地(政2)がサークルにボールを入れるもシュートまで運べず。すると18分にPCを明大に与えると一度は止めたが、ゴールを決められる。3点差となり、苦しい展開となったが「攻めの形が行き当たりばったりになってしまった」(大川HC)という言葉通り、攻撃の糸口をなかなか見いだすことができなかった。終盤30分34分にも追加点を許し、1−6で完敗。上位リーグ進出が厳しい状況となった。

後半サークル内にボールを送る吉川

「自分たちのホッケー」を全く体現できなかったこの試合。試合後には福谷亮太主将(政4)と大川HCが今後に向けて話し合う姿も見受けた。ただ7月にある王座出場への道は断たれたわけではない。3年ぶりの王座出場へ向けて、まずは学習院大との一戦で勝利を収めたい。

 

(記事:森田悠資、写真:岩見拓哉)

 

次戦 4月30日(日) vs学習院大学

13:00 試合開始 @明治大学八幡山グラウンド

 

☆関東学生ホッケー春季リーグ  Aプール 星取表・日程表 

 

慶應義塾

明治

山梨学院

学習院

勝ち点

得失点

慶應義塾

×

●1-6

●1-3

4/30

0

-7

明治

○6-1

×

4/30

4/23

3

5

山梨学院

○3-1

4/30

×

5/3

3

2

学習院

4/30

4/23

5/3

×

0

0

 

以下、選手コメント

大川ヘッドコーチ

(今日の試合を振り返って)前半の入りが悪くて、注意はしていたのですが、いきなり2点を取られてしまって。ちょっと自分たちの考えていた試合運びができなかったです。(自分たちの考えていた試合展開とは)1、2点差のところで試合が進んでいくと思っていたので、最初で2点というのは想定していなかったです。ただ2点取られた後1点返して持ち直したかなと思ったのですが、3点目のいれられ方も悪くて、そこは課題です。(相手のロングボールを使った攻撃に苦戦していた印象もあったが)そこは想定内でしたが、守りは4点目取られるまではイメージから外れてはいなかったです。ただうちのDFのところからの組み立てが崩されたので、そこは大きな課題です。(攻撃陣については)前半はそこそこよく出来ていましたが、後半はDFからの組み立てが安定しなくてスムーズにボールが回らず、行き当たりばったりになって、形がなくなったのでそこは悔いが残ります。(試合後福谷主将と話し合う姿を見受けましたが)今日負けて上位リーグは厳しくなって下位リーグ進出になるかと。その回リーグの順位決定戦のところで戦う2チームに勝たないと5位になれない。5位になれないと7月の王座に出ることができない。ここ3年王座に出ることができていないのでその王座に出るためにチームとして何が必要かを話し合いました。(今後に向けて)学習院戦で勝つとともに、一番大事なのはチームとしての形をもう一回作って慶応のホッケーで勝つこと。それをやって順位決定戦に臨みたいと思います。

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