【ハンドボール(男子)】接戦を制し、4年ぶりの定期戦勝利/第64回甲南大学定期戦

7mスローを決める瀧澤

64回目の開催となった男子部の甲南大との定期戦は一進一退の攻防となった。前半こそビハインドで折り返した慶大だが、終盤の熊谷凌士(経3)や主将瀧澤秀星(法4)のゴールで逆転。27-24で甲南大学との定期戦を3年ぶりに制した。

7/1(土) 15:00試合開始 @慶應義塾大学日吉記念館

慶大

 

甲南大

11

前半

13

16

後半

11

27

合計

24

 

得点者 石井6、熊谷5、瀧澤5、横溝4、鬼原2、大村2、中村2、塚本1

 

通算成績こそ慶大の53勝9敗1分だが、ここ3年は勝利できていなかった甲南大との定期戦。前週に行われた京都大学との定期戦で勝利した勢いそのままにこの日も勝利が期待された。

この日チームトップの6得点をあげた石井

 

前半は苦しい戦いが続いた。先制点を許しながらも、すぐさま主将の瀧澤秀星(法4)の7mスローで同点に追いついた。さらに中村哲(商4)のサイドシュートやポストに入った石井渉太(環3)の得点などで点数は重ねていったが、シュートが決まらない時間もあり、相手を引き離せない。すると10-9で迎えた25分から立て続けに3点を入れられてしまい、前半を11-13のビハインドの状態で終える。

シュートを打つ中村

後半も甲南大に先に得点を許したが、4分の横溝拓也(法4)のミドルシュートを皮切りに熊谷のロングシュート、横溝のこの日3得点目で一気に同点に追いつく。しかし甲南大の攻勢にあい3連続失点。再び3点差をつけられ嫌なムードになりそうなところを試合途中から右サイドに入った鬼原久弥(政3)の2得点などで盛り返し、点差を広げさせない。守備でもGKの升澤圭一朗(環3)の好セーブがあり、流れが慶大に傾いていく。すると23−23の同点で迎えた25分。熊谷のミドルシュートがゴールに突き刺さり勝ち越し。その後も瀧澤や横溝のゴールで4連続得点となり、一気に畳み掛けた。27-24で接戦を制し、4年ぶりの定期戦勝利となった。

 

攻守で流れを読んだ升澤

前週の京大戦では前半の5点ビハインドを逆転。この日も2点ビハインドを逆転して勝利した。「シーソーゲームを勝ちきれなかった」(瀧澤)春シーズンの課題を改善していった結果だ。今週末には1部の強豪である明大、早大との定期戦が、そして秋には1部昇格への戦いが控えている。ビハインドの状態でも声を出し続け、学年をこえた仲の良さによってチーム力は上がっている。格上との対戦でもチーム力を武器に立ち向かっていき、新たな景色を見せて欲しい。

 

(記事:森田悠資、写真:岩本弘之)

 

 

 

以下、選手コメント

瀧澤秀星(法4)

(今日の試合を振り返って)甲南大戦は3年連続で勝てていなかったので、4年を中心に一丸となって絶対に勝たなければならないという気持ちを持って臨みました。(終盤の逆転劇となりましたが)そこが春リーグの課題でもあって、春リーグ終わって定期戦に向けて練習してきたことが結果として出たのかなと思います。(先週の京大戦に続き定期戦では2連勝となりました)定期戦で自分たちが練習でやっていることがしっかり出て良かったです。これからも後輩たちが引き続き連覇してくれれば嬉しい限りです。(昨年とのチームの変化はどのようなところに)4、3年の上級生を中心に試合運びができているのがいいことだと思います。あとチームの学年を超えた仲の良さが試合中も出ているのでそこは厚みに繋がっていると思います。(春のリーグ戦を振り返って)シーソーゲームで勝ちきることができなかったり、強い相手に前半くらいつけても後半離されてしまうことがあっただけに、秋はそういうところを改善して臨みたいです。(早慶明定期戦、秋のシーズンに向けて)早大と明大はどっちも1部で強いですが、自分たちのやっている練習を反映して勝てるようにしたいです。秋リーグでは自分たちの目標としている1部昇格に向けて練習していきたいです。

タイトルとURLをコピーしました