【野球】植田響のホームランで先制も1点差に泣く フレッシュリーグ明大戦

2018年5月19日(土) 東京六大学フレッシュリーグ 明大戦

本塁打を放った植田響

優勝をかけた熱い戦いが繰り広げられているリーグ戦に先立って行われたフレッシュリーグ。慶大は1回裏植田響介(総2・高松商業)のホームランで先制。さらに2回にも相手のエラーで追加点を挙げた。先発の木澤尚文(商2・慶應)も4回5奪三振無失点と好投。しかし5回に日置勇斗(総2・山村学園)が連打を浴びて4失点。6回に角谷隆之介(環2・湘南)のタイムリーで1点差にするが、その後は打線がつながらず、悔しい敗戦となった。

 

 

明大

 

明大バッテリー:髙橋聖、○入江―清水風

慶大バッテリー:木澤、●日置、関谷、大石、杉原―植田響

 

慶大本塁打:植田響ソロ(1回)

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[]

水久保佳幸(総2・慶應)

[]

福井章吾(環1・大阪桐蔭)

[]

植田響介(総2・高松商業)

[]

若林将平(環1・履正社)

 

堀内一優(商2・慶應)

[]

保科圭伸(環2・慶應)

 

HD

藤元雄太(商2・慶應)

 

松田颯来(政2・佐賀西)

[]

大串亮太(法2・慶應)

[]

角谷隆之介(環2・湘南)

[]

綿引達也(商1・慶應)

[]

田口巧(政2・慶應)

 

鶴岡嵩大(環2・桐蔭学園)

 

村田大輔(文2・磐田南)

 

 [P]

木澤尚文(商2・慶應)

 

 P

日置勇斗(総2・山村学園)

 

 P

関谷航平(総2・川越東)

 

 P

大石旭(環2・小松川)

 

 P

杉原寛哉(総2・桐蔭学園)

い雲に覆われて少し肌寒いような午前7時50分。フレッシュリーグ明大戦は始まった。フレッシュリーグ3戦負けなしの明大と初勝利を挙げたい慶大の戦い。先日のリーグ戦にも登板した先発の木澤が初回を簡単に3人で終わらせると、その裏慶大の攻撃で3番植田響がレフトへのソロホームランを放ち先制点を挙げた。さらに2回、7番角谷がヒットで出塁し相手のエラーで得点を追加するが、その後は調子が上がってきた相手ピッチャー高橋聖の前になかなかチャンスを作れなかった。

先発で好投した木澤

一方ピッチャー木澤は2回も三者凡退に抑えるなど4回まで毎回の三振を奪う好投。4回は1死二、三塁の場面を迎えるも後続を断ち無失点に抑えた。しかし5回代わったピッチャー日置が先頭打者を四球で出すと4番公家、5番植田の二塁打など明大の上位打線に4本のヒットを許し一気に4点を失ってしまう。しかし、2死から登板した関谷航平(総2・川越東)がそれ以上の点は与えなかった。続く6回も4番手の大石旭(環2・小松川)がランナーを2人背負うと、1死で5番手杉原寛哉(総2・桐蔭学園)に交代。四球で満塁とするが、3番松下を併殺に打ち取って無失点で切り抜けた。

 

適時打を放った角谷

追いつきたい慶大は6回、4番若林将平(環1・履正社)が相手のエラーで出塁すると、代打藤元雄太(商2・慶應)、7番角谷がヒットを放ち1点を返す。その後も2死満塁一打逆転の場面で代打鶴岡嵩大(環2・桐蔭学園)。だがショートゴロに倒れ逆転はかなわなかった。そして迎えた8回。4番若林は四球、5番藤元もヒットで出塁し無死1塁2塁のチャンスを作る。しかし走者を進めることができず、7番角谷8番綿引達也(商1・慶應)が二者連続三振を喫し、スリーアウト。連盟規定で試合終了となった。

 

「内容的にはそこまで悪くない」が「最後に一本が出なかった」試合。結果的に敗れはしたが、選手個人としてもチームとしても次につながる試合となった。フレッシュリーグ残り3戦、そして選手のこれからの活躍を期待したい。

(記事:小嶋華、写真:萬代理人)

◆打撃成績

 

 

[8]

水久保

三ゴロ

右飛

 

 

中安

 

左安

逃三振

[5]

福井

逃三振

 

三ゴロ

 

逃三振

 

空三振

 

[2]

植田響

左本①

 

左安

 

 

空三振

投直

 

[9]

若林

三安

 

遊ゴロ

 

 

三失

 

四球

堀内

 

 

 

 

 

 

 

 

[D]

保科

二直

 

 

空三振

 

 

 

 

HD

藤元

 

 

 

 

 

左安

 

左安

松田

 

 

 

 

 

 

 

 

[7]

大串

 

一ゴロ

 

空三振

 

空三振

 

一ゴロ

[6]

角谷

 

中安

 

空三振

 

三安①

 

逃三振

[3]

綿引

 

空三振

 

 

中飛

死球

 

空三振

[4]

田口巧

 

三失

 

 

空三振

 

 

 

鶴岡

 

 

 

 

 

遊ゴロ

 

 

村田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

木澤

16

55

●日置

2/3

21

関谷

1/3

12

大石

1/3

10

杉原

2 2/3

10

40

 

 

◆監督・選手コメント

吉田健一郎新人戦監督(商4・慶應湘南藤沢)

――今日の試合を振り返って

もともと力の差は明治にあると思っていて、速いピッチャーが来るとわかっていたので、力の差があるとはわかっていましたが、やるべきことはやれたと思います。

 

――好投した木澤投手の印象は

木澤はもともと一軍に投げられる力があるので、これぐらいはやってくれるだろうという期待にしっかり答えてくれたので、ナイスピッチングでした。

 

――今日の打線の調子は

もうちょっと打てないのかなと思っていましたが、植田などが結果を出してくれて、最後はチャンスを作りましたが、最後に一本が出なかったのは力の差だと思います。

 

――次の試合に向けての意気込みは

6月2日まで時間が空きますが、今日の収穫としてはやるべきことをやれば戦えるというのがわかりました。自分たちが勝てなかった要因として自分たちの力不足をしっかり認めて自分たちの力を上げられるように頑張っていきたいです。

 

植田響介(総2・高松商業)

――今日の試合振り返って

結果的にはビッグイニング作られてしまったんですけど、内容的にはそこまで悪くなかったと思います。

 

――ホームランの打席を振り返って

そこまで何も考えてなかったんですけど、ストレートを狙い球にしてたので、思いっ切りいこうと思っていました。

 

――打撃の調子は

最近調子良いです。

 

――リーグ戦でも打席に立ちました

リーグ戦の方がレベルは全然高いなと感じました。リーグ戦の打席で色々考えて今まで練習してきたので、今日の結果につながったのかなと思います。

 

――捕手としてリード面は

4点取られた回は、日置はそこまでコントロールが定まらないというか、ストレートの威力はあるんですが、なかなか変化球がキレイに決まらないので、どうにかしてぼくがリードして0に抑えたいと思っていたのですが、僕の実力不足です。

 

――良い戦いはしています

優勝は難しいかもしれないですが、自分たちの今までやってきたを試合で出せるようにしっかり頑張っていきたいです。

 

――次戦に向けて

やっぱり一つくらいは勝ちたいので、3つ全部取りたいなと思います。

 

木澤尚文(商2・慶應)

――今日の試合を振り返って

明治には去年の秋のフレッシュリーグでコールド負けを喫しているので、フレッシュリーグといえどもチームみんなで全力で勝ちにいったのですが、結果いい試合はできたのですが勝てなくて、悔しいです。

 

――ご自身の投球は

序盤から思いきっていったのですが、4回でおりてしまって自分が代わった次の回に打たれてしまったので、自分にもう少し体力があって投げられていたら、もう少し自分に力があればと責任を感じています。

 

――4回にはピンチもありましたが

明治の打線も甘くないなと感じました。2巡目に入って自分のボールに慣れてきて打たれてしまったのでまだまだ自分の実力が足りないなと思いました。

 

――リーグ戦での登板は

立大1回戦投げさせてもらって何もできないままマウンドを降りてしまって、今日のフレッシュリーグの登板は首脳陣からも試されているピッチングだと思っていたので、リーグ戦でもし登板があれば今日のピッチングを活かしてしっかり結果を出したいと思います。

 

――次に向けて一言

次の登板がフレッシュリーグかリーグ戦かはわかりませんが、今日のようにストライク先行で投げられれば良いピッチングができるのではないかと思います。

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