【野球】郡司&柳町が侍ジャパン大学代表選考合宿に参加!

6月22日から3日間、バッティングパレス相石スタジアムひらつかにおいて侍ジャパン大学代表の選考合宿が行われた。この選考合宿は7月に行なわれる第42回日米大学野球選手権大会と第29回ハーレムベースボールウィーク2018の2大会に出場する選手を選考する合宿で、慶大野球部からは捕手の郡司裕也(環3・仙台育英)、外野手の柳町達(商3・慶應)が参加した。2人が大学代表合宿に参加したのは昨年12月の松山合宿以来となる。

慶大が誇る両選手が良い経験を積んだ

初の侍ジャパン入りに挑んだ柳町

悪天候が懸念されたため、1日目から紅白戦が行われた。1日目は全選手がスタメンで起用され、ローテーションで守備に就く変則的な形で行われた。紅組で出場した郡司はヒットこそ出なかったが、しっかり四死球で出塁してチームに貢献。守備でも盗塁をしっかり刺してアピールした。白組で出場した柳町は全日本大学野球選手権で対戦した東北福祉大の津森から四球を選んで出塁してみせた。

2日目の紅白戦は2試合制で行われた。第1試合にスタメン出場した柳町は、2回は2死二塁、7回は2死一、三塁というチャンスで打席に入るが、その好機を生かすことはできず、ヒットや打点という形でアピールすることは叶わなかった。

郡司は第2試合にスタメン出場。雨天によりわずか2回で中断となったが、その2回裏、ホームランで先制された嫌な流れから盗塁を刺し、強肩を見せた。

トップレベルの投手の球を受け続けた郡司

3日目は前日に中止となった2試合目の残り分が行われ、郡司はスタメンで出場。この日も四球で出塁したが、バットから快音は聞かれなかった。なお柳町は出場こそなかったが、1塁ランナーコーチとしてチームを援護した。

 

3日目の午前中をもって合宿は終了。雨の影響で予定そのままとはいかなかったものの、予定されていた練習試合は消化することができた。

そして、午後に代表選手が発表されたが、残念ながら両選手とも落選という結果になった。

両選手とも思うような結果が残せず、日の丸を背負って戦うことは叶わなかったが、非常に高いレベルの投手との対戦で大いに刺激を受けたようだ。全日本大学野球選手権でも感じた全国のレベル。チームが目指すべき日本一を掴み取るためには、この全国のレベルで戦っていかなければいけない。悔しい思い、そして貴重な経験を還元して悲願の日本一の礎にしてほしい。

(取材:尾崎崚登、髙山実子)

郡司の打撃成績

1日目

イニング

状況

対戦投手

結果

1回

1死ランナーなし

田中誠也(立教大)

中飛

5回

無死一塁

伊藤大海(苫小牧駒澤大)

四球

8回

1死一塁

津森宥紀(東北福祉大)

四球

11回

無死ランナーなし

菅田大介(奈良学園大)

死球

2日目 第1試合

出場機会なし

2日目 第2試合

1回

2死ランナーなし

東妻勇輔(日本体育大)

遊飛

3日目

1回

2死ランナーなし

三浦瑞樹(東北福祉大)

四球

3回

1死ランナーなし

飯嶋海斗(東海大)

遊ゴロ

 

柳町の打撃成績

1日目

イニング

状況

対戦投手

結果

4回

2死三塁

島内颯太郎(九州共立大)

遊直

8回

無死ランナーなし

津森宥紀(東北福祉大)

四球

10回

1死一・二塁

平川裕太(国際武道大)

逃三振

2日目 第1試合

2回

2死二塁

松本航(日本体育大)

逃三振

5回

1死一塁

清水昇(國學院大)

二ゴロ

7回

2死一・三塁

甲斐野央(東洋大)

中飛

2日目 第2試合

出場機会なし

3日目

出場機会なし


郡司裕也(環3)

――今日の紅白戦を振り返って

2打席あって四球1つとショートゴロで、最後1本打ちたかったなと思います。

 

――やはり投手のレベルが高かったですか

出てくる投手みんなレベルが高くて、今年の日本代表は本当に投手力が高いという印象です。

 

--どのような点でレベルの高さを感じますか

僕はキャッチャーなので、ピッチャーの球を受けているので、受ける人受ける人がみんな、球速くてコントロール良くて変化球良くて、すごく楽しいですね。
 

――球を受けてみてすごかった投手は

昨日上茶谷さん(大河=東洋大・法4・京都学園)の球をとりました。来る前から受けたいと思っていました。いざ取ってみると、やっぱりすごい球を放っていて、(受けていて)気持ちよかったです。

 

--レベルの高い投手の球を受けて自分にプラスになることは

構えたところに来るので、打たれたらキャッチャーのせい、という風に本当に思えるので、やり甲斐を感じています。

 

――3日間で得たものは

今年六大学で優勝することができましたけど、名前も知らなかったような選手に、すごい選手がいたり、日本選手権を含めて全国には自分達よりレベルの全然高い人たちがゴロゴロいるんだなと改めて痛感させられたなと思います。

 

――自身のプレーはどれくらいできましたか

全然出せなかったなと思います。

 

――選考を待つ状況ですが

手応えもあまりないので、どうなるかはわからないですけど、あとは結果を待つだけかなと思います。

 

柳町達(商3・慶應)

――3日間を振り返って

日本代表合宿ということで、緊張もしますし、レベルの高いところでやれているというのは楽しく感じています。その中で挑戦していきましたが、こういうレベルで戦わなければいけないんだなと気づきました。自分自身はそんなに結果は残せませんでしたが、やることはやれたかなと思います。

 

――印象に残った対戦相手は

日本体育大の松本投手は球が強くて、良い投手だったと思います。投手陣全体のレベルが高かったと思います。

 

――合宿に向けて気をつけたことは

試合後すぐだったので、直したりはできませんでしたが、ここに向けて挑戦者という気持ちで入っていきました。

 

--六大学だけではなく、いろいろな大学の選手とプレーできる数少ない機会です

本当に少ないと思うので、そういう中で自分をアピールしたり、いろんな選手とコミュニケーションを取ったりしてやれたらいいなと思います。

 

――秋に向けて掴めたものは

ここのレベルが一番高いと思うので、このレベルを目指して、超えるくらいの戦力を秋にはつけて挑めればまた優勝できると思います。そういうことではいい参考になったと思います。

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