全22試合にも及ぶ長い秋のリーグ戦が、いよいよ今週末の8月25日(土)に開幕となる。ケイスポでは今日から3回にわたって、注目選手による対談の模様をお送りしていく。第1弾は、甲谷勇平(環2・東山)・寺部勇佑(環2・洛南)・岩片悠馬(環2・広尾学園)による2年生対談。慶大バスケ部の未来を担う3人に、等身大の姿を語ってもらった。
(取材日:8月22日)
――6月の新人戦を経て、何か変化はありましたか?
甲谷:新人戦の結果が思うように出なくて、そこからチームが勝つには一人一人がどのような役割をしていくのがベストなのかというのを、新人戦後からしっかりと話し込んで行動に移し始めました。行動にしろ考え方にしろ、一人一人がチームに貢献するための役割を、ようやく明確に出来てきたと思います。
――具体的にはどんな役割ですか?
寺部:僕自身は頻繁に試合に出たりはしないので、出た時に誰よりもディフェンスを頑張るだとか、常に声を出して先頭に立っていくというのを自分の中で意識してやっています。
甲谷:シーズンが始まるとベンチからのスタートになるので、試合の状況に合わせながら、チームに足りないものをベンチから出て補えるような活躍をしていきたいと思います。
岩片:ベンチから体力がある状態で出て、試合の流れを変えられるようなプレーをしたいです。
――プレー以外の面では何かありますか?
寺部:2年生自体が頻繁にメンバーとして練習に参加していないので、外から声を出して積極的にコミュニケーションをとっています。それが2年生に任せられている役割だと思っています。試合の時も盛り上げ役として、ベンチからチームを支えられるようにしています。
――夏合宿ではどんなことを重点的に練習しましたか?
甲谷:夏合宿はリーグ戦を想定した、試合形式の練習が多かったです。
――3人は普段から仲は良いですか?
寺部:3人でオフの日に買い物に行ったよね。
甲谷:SFCがここにいる3人だけなので、同期の中でも特に気を使わないでいられる仲ですね。
寺部:授業も一緒に受けていて練習も一緒で、甲谷は寮も一緒なので、24時間ほぼ一緒です!
――練習外での関係も競技に影響していますか?
甲谷:コートの外と中でキャラが違うのであまりよくわからないですけど・・・。
寺部:甲谷は外でも中でも面白くないですね。岩片は基本無口なので話しかけてます。
甲谷:話しかけないと誰とも話さずに1日が終わってるからね。
――お互いのすごいと思うところはありますか?
寺部:やっぱり岩片は折り紙がすごいです!甲谷はドライブの速さと筋肉がすごいですね。岩片は大学でも上の方の跳躍力があると思うのでそこがすごいと思います。
甲谷:寺部は良い意味でも悪い意味でも、チームに発言とか姿勢で影響を与えられるので、良い方向に持っていけるようにしてほしいです。岩片はもうジャンプ力と折り紙しかないです(笑)。
岩片:寺部はバスケットボールについてわかっていることが多くて、それを教えてくれます。甲谷は自分に何が必要か考えて行動しているところがすごいと思います。
――尊敬している先輩はいますか?
甲谷:プレー面で言うと、髙田さんのような自分の仕事を全うするようなプレーがしたいと思うので、参考にさせてもらっています。人間的に言うと、大学に入ってからリーダーシップを求められることが僕自身多くなっているので、鳥羽さんのようなリーダー像を目標にしています。
岩片:プレー面だとポジションが同じ澤近さんを参考にさせてもらっているところが多いです。あと小川さんはチームのことを考えていて行動しているので尊敬しています。
――秋のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします
寺部:まず試合に出られるか分からないですけど、出た時にチームの流れを変えられるように、常に全力でプレーしたいと思います。
甲谷:実際にプレーで勝利に貢献することが一番理想的ですが、先輩の負担を少しでも軽減できるようなサポートに徹していきたいと思います。
岩片:自分のやるべきリバウンドだったり、2人が言ってくれた跳躍力を生かしたプレーだったりで、先輩に少しでも安心して休ませられる時間を作れるようにしたいです。
(取材:船田千紗)
☆リーグ戦第1・2節スケジュール
日付 | 開始時刻 | 対戦相手 | 会場 |
8/25(土) | 16:20 | 江戸川大 | 明星大日野キャンパス |
8/26(日) | 14:40 | 法政大 | 明星大日野キャンパス |